AERO-CARID
登場作品:赤い光弾 ジリオン(1987/TVアニメ)
全長:27.95m/最大速度:マッハ 3.8
(劇中設定より)
セガ・エンタープライゼス製 プラトイ
ハイディティールアクションシリーズ
「赤い光弾ジリオン」に登場する大型輸送機ビッグポーターのプラトイには合体可能な
3種の中型メカ、エアロキャリッド・ランドキャリッド・アクアキャリッドが付属。
3種のキャリッドマシンは其々単品販売もされていました。
1987年発売/定価:4980円・単品版は680〜780円ほど?
SIDE VIEW
全長:約13.5cm(約1/207スケール)
エアロキャリッドはホワイトナッツが使用する多目的機で、ノーザ軍に対する航空戦力に
留まらずライディングセプターやトライチャージャーを搭載可能。 ビッグポーターで
長距離輸送した後に分離し最前線の拠点としても使用可能という高汎用性な機体でした。
その機体は空を想起させる青にホワイトナッツらしい白のラインが走る清清しいもので、
コクピットが設けられた機首がボディから大きく垂れ下がっているのが大きな特徴です。
モデルの造型はフォルムを優先したものなのか雰囲気は良好な感じとなっています。
TOP & BOTTOM VIEW
全幅:約20.2cm
ビッグポーター同様に長い翼長を持つ機影をモデルは丁寧に再現。 機体に走るモールド
が少々ダルイってのが惜しいところですがこの時期、しかもキャラ玩具初参入メーカーの
仕事と思えば寧ろ‘良く出来ました感’の方が強かったり?(セガ贔屓も多分にアリ)
FRONT VIEW
前後のシルエットはメリハリのあるW型で、劇中では主翼のボディ側前縁に
エアインテークらしきスリットが確認出来るのでエンジンユニットを
兼ねているのかもしれませんが残念ながらモデルでは再現されず。
ふむ…翼長が長いと機影が優雅に見えますね。
実際、全長も30m近い大型機なんでこういったシルエットの方が良いかもしれません。
モデルの白いラインは基本的に塗装なんですが機首周りのみシール処理となっています。
REAR VIEW
後部を見るとノズルが3基あるのでロケット機に見えるんですが、先のインテークの件も
あり詳細は不明。 アニメメカにあれこれ理屈を求める野暮さは解っているんですが本機
の様にリアル寄りなものになると色々考えて遊んじゃうのがマニアの業ってもんスね。
後部もまた上品な感じで、尾翼は主翼ユニットにセットしたスタイルとなっています。
モデルのディティールは総じて甘めなんですがその反面、3基のノズル間にある
スタビライザーらしき物を再現している辺りが何とも憎めないところだったり。
煽りでパチリ。 派手さはありませんが画になる機体です。
付属品
ここで展示したエアロキャリッドはビッグポーターにセットされているものを使用して
いるのでシールもビッグポーターと共用、(7)(8)が本機用で極小サイズのトライ
チャージャー&ライディングセプターも付属。 シールと共に単品版にも付属します。
因みにトライチャージャー&ライディングセプターの全長は1cmほど。
ACTION
劇中通りに機体後方底部にあるハッチが開閉可能。
付属のトライチャージャー&ライディングセプターを機内に格納可能なんですが
1度格納すると中で引っ掛かって取り出すのに苦労しそうです。
ビッグポーターにジョイントオン!
エアロキャリッドの主翼を設定通り2段階に折り畳めば準備完了。
ボディ側の主翼の裏側に設けられたスリットにビッグポーター側にある
バー状のジョイントパーツをスライドインさせれば搭載完了となります。
作劇上便利だったのか3種のキャリッドマシン中、最も劇中での使用頻度が高かった
エアロキャリッド。 故にビッグポーターの搭載形態も馴染んでる感がありますね。
当機もまた80年代の隠れた名機の1つ!
合体用のギミックですが主翼が可動するので表情を付けて遊ぶ事もまた一興だったり。
「ジリオン」は銃アクション主体な作風だけに中〜大型メカの扱いは困難だったかと
思われますが、各ジリオンメカは本機を含め良好なデザイン&演出を遺せたと思います。
他のジリオンメカはコチラから↓
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