マリンビル

スティングレイ(1964

 

組織名:WASP(World Aquanaut Security Patrol

所在地:北アメリカ大陸西海岸から15Km地点

 

 

 

 

マッチボックス製 プラトイ

日本では定期的にブームとなり、その都度商品展開されている「サンダーバード」。

1992年には本国イギリスでもブームとなりマッチボックス社より玩具が展開されました。

その勢いに乗ってかマッチボックスは前作にあたる「スティングレイ」も商品化。

アクションフィギュアを乗せて遊べるスティングレイのプラトイや合金製ミニチュアに

留まらずWASPの秘密基地・マリンビルも商品化!これが初の立体物となりました。

 

1992年発売/定価:£?

 

 

基地全景(地上部分)

モデルの敷地面積:約16cm×約28.3cm

 

モデルは基地全体の中心部分を立体化。パッと見、集合住宅っぽい外観をしているのが

特徴で上部にある円筒部分が司令部となっています。モデルはビル部分だけでなく周辺の

敷地部分も良く再現されており、劇中の雰囲気を損なわない仕上がり具合となっています。

基地玩具に於いて建築物周辺の敷地部分が立体化されるのは結構稀な事なのでは?

 

 

FRONT & REAR VIEW

地下部分を含めたモデル全景。最上部までは約30cmになります。

地下部分中央にはスティングレイの発進口である海中の岩肌が再現されていますが

この辺のアレンジには苦心の跡が窺えますね。背部は映画のセット同様、見ない方向で。

 

 

ACTION

入口のゲートは開閉可能。

手近にあったマットビハイクルを使って「MATが表敬訪問」な感じでパチリ。

画像右にあるのは照明器具ではなくOPでも登場するスピーカーで

緊急事態を基地中にアナウンスします。

 

 

司令室を再現!

円筒部分の最上部は取外しが可能で内部には指令本部が再現されています。

劇中ではサム・ショア司令官とその娘アトランタがここに常駐し、指令を発します。

画像右の左側がサム・ショア司令官で右側が主人公であるトロイ・テンペスト。

サム司令官は以前敵と交戦した際に脚を負傷、以後常時ホバーカーを利用している設定。

アクションフィギュアは他にマリーナとタイタンの全4種。アトランタが欲しかった〜!

 

 

STAND BY for ACTION!

マリンビルは敵が攻めてくるとビル全体が地下に沈み防御体制に入ります。

モデルはこのマリンビル最大のアクションを再現しており劇中のイメージを楽しめます。

ん〜、このミニチュア特撮感覚!色々と省略されてはいますがカッコイイですね〜!

画像では見易くする為に地下のミサイルを外しています。

本来であればビルを収納した後に地上部分にはシャッターが閉じるのですがここは省略。

防御体制と同時に地下より大型ミサイルが地上に迫り出し攻撃態勢も整えます。

ミサイルは2段式で発射ギミックはありませんが1段目を切り離し可能です。

 

 

スティングレイは別売りです

マッチボックスらしい合金製ミニチュアモデルのスティングレイ&テラーフィッシュ。

OPイメージのパッケージが楽しいですね。これがあるとマリンビルを一層楽しめます。

 

 

スティングレイ発進!

モデルのゲートがオープンするのは良いのですがスティングレイのドックが再現されて

いないので発進の再現度は正直ウ〜ンな感じ…ここが本モデル最大のマイナス点かな。

ドックの再現は兎も角、スティングレイの置き場くらいは設けておいて欲しかったです。

画像のスティングレイはコナミの食玩で、先述のマッチボックスとほぼ同じサイズ。

因みに後年バンダイより発売されたキャラウィール版も同様のサイズとなっています。

 

 

商品化された基地としては最古かも

劇中ではビルの左右にも建築物があって非常時には同じ様に地下に収納されます。

モデルは流石にそこまで再現していませんが、完成度は中々のものであると思います。

 

「スティングレイ」の前作にあたる「宇宙船XL-5」に登場したスペースシティ基地や

更に前作の「スーパーカー」に登場するポプキス教授の研究所が商品化された形跡は無く

また1964年以前の他社作品に登場する基地が商品化された憶えも無い処をみると、

恐らくこのマリンビルは商品化された中では最古の秘密基地なのではないでしょうか。

そう考えると本モデルは大変貴重な存在に思えてきました。

 

 

空想科学潜水艦博物館にて展示中

画像をクリックするとスティングレイの展示室へ!メカニカルフィッシュの展示室へ!展示室へ入れます。

 

 

 

 

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MAT様、お帰りでーす。

 

 

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