STINGRAY mk-Ⅲ
登場作品：海底大戦争 スティングレイ（1964／ＴＶ特撮）
STINGRAY
全長：19.8ｍ（25.91ｍ説あり）／全幅：6.1ｍ／排水量：265ｔ（水上）・320ｔ（水中）
速度：400ノット（水上）・600ノット
（劇中設定より）
VIVID製 プラトイ ウォーターアクション
STINGRAY Submarine water action vehicle
パッケージサイズ／縦：約２５ｃｍ×横：約２９．５ｃｍ
イギリスのクリエイター、ジェリー・アンダーソンが人気作「サンダーバード」の前に
製作・放送した「スティングレイ」の主役メカがこの原子力潜水艦スティングレイ。
時を経て起こった再ブームに乗っかり1993年のマッチボックス製トイに次ぎ2001年には
VIVIDから新たなトイが発売されました。 程好いサイズのプラトイで、付属の人形を乗せ
ゼンマイ動力による水上航行も可能という楽しいプレイセット仕様になっています。
イギリス発の商品で同時期に発売されていたサンダーバード商品（の一部）はタカラより
輸入販売されていたんですがスティングレイの輸入販売は無かった様で残念無念…ただ、
一部の商社等により少数は出回っていたらしく本品も某店舗の値札が貼ってありました。
2001年発売／輸入参考価格：3800円
ＳＩＤＥ ＶＩＥＷ
全長：約２５ｃｍ
省略＆ディフォルメはあるものの４歳以上向けの玩具としては無問題なスタイリング。
耐水対策もあってかシール箇所は無くオールプリント処理でブリッジとスクリューの
ドラム部にはクリアパーツを使用…と、マニアにも嬉しい配慮が見られます。
ＴＯＰ ＶＩＥＷ
1993年発売のマッチボックス版では玩具である事を優先したアレンジ造型だったんですが
上部を見ると同じ玩具ではありますがマッチボックス版を越える形への拘りが窺えます。
尚、画像は前部の魚雷を外した状態で底部に関しては後述を参考の程。
ＦＲＯＮＴ ＆ ＲＥＡＲ ＶＩＥＷ
正面から見ると少々ユニークなのは元デザインからで玩具になると際立つ感じ。
メインビジュアルである斜め側面から見る造型ぶりは格好良く纏まっていますね。
潜望鏡の様なアンテナが曲がっちゃっていますが樹脂が固くて中々戻らない…
スクリューのドラム部を囲う水平フィンの肉厚ぶり等が少々気になる処ではありますが
ディティールを求めたモデルではないと自ら繰り返し言い聞かせる事で納得するッス。
ＳＴＡＮＤ ＢＹ ＦＯＲ ＡＣＴＩＯＮ！
本モデルには本作の主人公であるトロイ・テンペストの（余り似てない）人形が付属。
身長は約３．９ｃｍで脚の付け根と膝が両脚一体で可動。 スティングレイのキャビンが
開閉し内部のコクピットに着座させる事が可能ですがどうにも座らせ難くて…（悩）
魚雷発射！
潜望鏡の様なアンテナは構造上、旋回可能。 その後方にあるボタンを押すと予め
セットしておいた前部の魚雷が左右２発同時に発射します。 （魚雷は４発付属）
劇中にもあるアクションが楽しめるのは良いですね。
尚、劇中での当該部分は通常は只の凹み、偶に魚雷、もっと偶に探照灯だったりします。
エンジン全開！
魚感の強い底部は銀１色と手を抜かず、薄緑とのツートンにした辺り大変良い感じ。
中央後方には搭載されたゼンマイのリューズがあり、これを巻く事でスクリューが回転し
水上航行が可能となります。 因みにパッケージには８回以上巻くなという注意文が。
リューズ部は引き出すとロック状態となります。 引き出した状態でゼンマイを巻いた
後に本体を水面に置き、リューズを本体に押し込めばスクリューが回転し航行開始
…というのが正調プレイ。 上の画像はリューズを押し込んだ状態になります。
本当は潜航すると良かったんですけどね…舵が無いのも残念ですが
モデルの性格を考えればこれでも充分過ぎる内容だと思います。
台紙裏面より
作品説明と商品説明に加え、お手軽な感じのキャラクターカードも。
同時期にサンダーバードの商品も展開
人形＆メカのフォーマットが楽しいミニプレイセット・シリーズは
現在「１：Attack of the Alligator」以外、ノボランド内で展示中。
その中の１つ、フッドの潜水艇は同じ空想科学潜水艦博物館内で展示中です
♪僕らのヒーロー、スティングレイ
トロイ人形は画像の感じで座りポーズが可能、この構造はVIVID商品の基本形となり
「サンダーバード ARE GO」（2015）の商品に付属する人形も同様の仕様となっています。
人形が搭乗、ミサイル発射、水上航行…と如何にも玩具らしい魅力がギュッと詰まった
VIVID版スティングレイはかなりの高パフォーマンスモデル。 惜しむらくは幅広な展開
が無く本モデルのみで終わってしまった事…メカニカルフィッシュとか出ていればなァ。
以前の展示室へはコチラから→ 
マッチボックス版等を展示していますが
古いフォーマットで作成しているので現在の環境ではレイアウトが崩れています。
折りを見てリニューアルする予定ではあるんですが…