江崎グリコ製 食玩 タイムスリップグリコ 大阪万博編07
出展:ソビエト社会主義共和国連邦/テーマ:人類の進歩と調和
全高:109.5m/最大幅:70m/敷地面積:20442u/屋内容積:200000㎥
当時最大の社会(或いは共産)主義国家だったソ連はパビリオンのサイズも最大級で
縦に突き上げ横広で囲い込む形状と共産カラーの赤を前面にしたデザインは威圧感満点。
内部に柱は無く2つの吹き抜けによる空間設計でソ連の歴史・宇宙開発・シベリア開発に
関する展示が行われました。 中でも天井まで80mもあるメインの吹き抜けで展示された
ソユーズやスプートニク、ボストーク等の実機(予備機)展示は圧巻でした。
モデルサイズ/縦:約6.4cm×横:約5.9cm×高:約5.2cm
モデルは満点のボリュームと気合の入った造型でソ連館の魅力を伝えてくれます!
正面にある半円筒面の赤い壁は変形鉄板90枚から成るもので、何でもペンキ職人だった
お笑い芸人ダウンタウン・浜田雅功の父親もこの赤を塗っていたとか。 最頂部には
ソ連の国旗にあるハンマーとカマのオブジェを設置、全高は5.5mもありました。
中央入口から入った辺りにある2つ目の吹き抜けは半径11.75m/高さ20数mで
円形の噴水が設置されていました。 威圧感のある外観からのギャップ演出が面白い処で
当時の一般大衆が持っていた未知の国への警戒感を解くのに一役買っている感じです。
屋根と背壁面は変形四角錐の集合体という幾何学的イメージ。 三日月状をした展示棟の
背部にあるのはレストラン棟で長さ:65m×幅:15m/地上2階・地下1階という構造。
名称は「レストラン・モスクワ」で、展示棟とは地下の連絡通路でも繋がっています。
展示棟の地下3階部分には800席のコンサートホールと450席の映画劇場を設置、
地下1階部分には事務室を始め機械室や電気室が設置されていました。
シリーズ中、唯一フィギュア化された外国パビリオンだけに満足感のある出来が嬉しい処。
月の石が展示され大いに話題になったアメリカ館が1番人気かと思いきや、最も来館者が
多かったパビリオンはこのソ連館だったんですよね(来館者数:延べ2800万人/第1位)