銀河旋風ブライガー(1981)
組織名:コズモレンジャーJ9
所在地:アステロイドベルト?
マーク製 プラモデル J9ベース2
作品を知っていれば一目瞭然のメーカーオリジナル基地で、本来の基地であり宇宙船でも
あるアストロアイガーは何故かキット化されず仕舞いでした。メーカーであるマークは
次作バクシンガーに登場するバクシンバードをキット化していただけに少々腑に落ちない
感じもしますが、この頃ロボットアニメに於ける純然たる建築物系秘密基地玩具は既に
絶滅に瀕していただけに劇中登場しないオリジナル基地とはいえ、古きよき建築物系基地
が市場に登場したのは喜ばしい限りでした。何処か懐かしく憶えのあるそのデザインは
嘗て永大より発売されていたマッハバロン基地の転生によるもので、ロボットが変わった
だけとも言える当キットは当時のプラモファンにとって一寸したサプライズだったのでは?
岩山部分の形状からは永大臭がプンプンと…(笑)
ところでJ9ベース2の‘2’はアストロアイガーに続く基地だから?
1982年発売?/定価:700円
組立説明書より1
1で組立てるミニブライガーは金型が改修された部分。ブライジェットは嬉しい事に
転生前の潜水艦・キスマリンそのまんまです。パーツ数はそれほど多くありませんが
基地玩具として必要なギミックは一通り備えており、その完成度は中々のものかと。
組立説明書より2
キットには100円売りの単品版と同一と思われるブライガーも付属。基地部分だけでも
充分遊べるのですがそれで留まらないメーカーのサービス精神の高さには頭が下ります。
完成写真&塗装説明図
カラー印刷された説明図というのはガンプラの影響でしょうね。
ちょいとアップで
永大特有とも言えるこのデザインは同社のミニ合金玩具シリーズ「グリップキャラクター」
のマッハ号基地、ポリマー基地、コンドールマン基地などでも見られる伝統芸的スタイル。
オリジナル要素も強いですがマッハバロン基地としては劇中の雰囲気もシッカリ押えており
他社製の同基地と比べてもその完成度は最も高かったと思います。
劇中イメージを再現したキスバード格納庫のギミック。
伸縮式の支柱がクリア成型なのも良いですね。
ノンテロップ箱画
画師は誰でしょうかね?1970年代辺りまで活躍していた名だたる画師達に比べると
少々画力が弱く感じますが、それでも商品の楽しさは伝わってきます。
注:このキットにブライスターは付属しません。
J9って知ってるかい?
昔、太陽系で粋に暴れ回ってたっていうぜ
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