メカンダーマックス

メカンダー1 メカンダー2 メカンダー3 (+新トライカー&トライカー3)

登場作品:合身戦隊 メカンダーロボ(1977

 

全長:30m/重量:6.1t/最高速度:マッハ5/航続距離:7000km

(劇中設定より)

 

 

 

 

CM's製 メカアクションシリーズ

メカンダーロボ DXver.

シーエムズがBRAVE合金と並んで展開していたメカアクションシリーズで

メカンダーロボが登場。 合金でないのは残念ですが嘗てブルマァクより発売されていた

テクニカル合身セットに倣ったパッケージとその内容はマニアの琴線に触れるものと

なっています。 同社からは合体ギミックを省略したスタンダード版も発売されており、

こちらは更に塗装をメタリックにした限定版もリリースされていました。

 

2009年発売/標準価格:13440

 

 

まずは合体前の各機を順にご紹介

尚、各機はメカンダープレーン1・2・3と呼称される事も。

 

メカンダー1

SIDE VIEW

全長:約12.5cm

 

主人公が乗るだけあって格好良さが求められる1号機は3機中で最もスマートな機体。

機体両サイドにハイパワーロケットエンジンを装備したロケット機というスタイルで

ボディ後方が上方に大きく盛り上がっているのが大きな特徴となっています。

因みに機体の材質はカーボンファイバー製だとか。

 

モデルではエンジン横に後述するメカンダージャイロ時に使用する穴が開いています。

 

 

TOP & BOTTOM VIEW

どちらかと言えばシンプル目なシルエット。

基本オールプラ(ABS)製でキャノピーも塗装処理となっています。

 

 

FRONT & REAR VIEW

両サイドの上部に突き出ているユニットはエンジンかと思ったのですが

どうやら索敵機器の様です。 何かルッグン的な…?

 

丁寧な造形には好感が持てるのですが合体部分である後部は手を抜いちゃった感じ。

出来る事ならボディ部には空間を設けて欲しかったです。

(で、その空間にメカンダー2の前部が挿入される…と)

劇中設定

全長:20m/重量:2.8t/最高速度:マッハ5/航続距離:7000km

搭乗者:ジミー・オリオン

 

 

メカンダー2

SIDE VIEW

全長:約10.8cm

 

メインエンジンを機体上部に設けたメカンダー2。

ジェット機的なスタイルですがこちらもロケット機となっています。

 

 

TOP & BOTTOM VIEW

機首部の取って付けた感は否めませんが総じてオーソドックスなシルエットと言えそう。

合体の都合もあってか底部のアッサリ感が少々寂しいですね。

 

 

FRONT & REAR VIEW

機首の付け根にあるのはエアインテークとみて良いのかな?

モデルでは黒で塗装されちゃっているのが残念。

劇中では合体時に機首が後方の空間へと収納されます。

 

主翼両側に垂直尾翼&上部にV字翼と単機で見ると少々華美感もありますが、合体時には

丁度良い塩梅かも。 機首後方にある小さな安定翼がデザイン的隠し味となっています。

劇中設定

全長:9m/重量:1.8t/最高速度:マッハ3/航続距離:7000km

搭乗者:八島小次郎

 

 

メカンダー3

SIDE VIEW

全長:約7.2cm

 

3機中、最もカラフルなメカンダー3。

その形状も3機中で最も特異なものとなっています。

そう言えばブルマァクではメカンダー3だけ合金玩具化されなかったんだよな。

 

 

TOP & BOTTOM VIEW

劇中では機首がもっと長かった感じがします。

主翼も尾翼もありますが飛行機というよりは

シューティングゲームのマイキャラみたいなシルエットに。

 

 

FRONT & REAR VIEW

大小5つの尾翼を装備しているのはチョットした特長か。

底部が平坦なのは3機の共通点となっています。

 

劇中設定

全長:10m/重量:1.5t/最高速度:マッハ3/航続距離:7000km

搭乗者:敷島竜介

 

 

各種設定に関しては記されているものによって多少の差異がある様ですが

モデルから見える全長の矛盾等を考えると気にしないのが正解ですね。

 

劇中では3機から発射されたパーツが合体して1つの大型ミサイルとなる

ブルサンダーという兵器が搭載されているのですがモデルでは反映されず。

 

 

合体準備!

メカンダー2の機首、メカンダー3の左右パーツと尾翼を取り外します。

 

メカンダー3の尾部に合体用パーツを取り付け

先程外した左右パーツの取り付け位置を変更しつつ再度取り付けます。

(左右パーツがメカンダー3時より前方にずれた格好になります)

 

メカンダー3の合体用パーツをメカンダー2側のスリットに取り付けます。

合体の為とはいえ、メカンダー3後部のスタイリングが損なわれるのが残念。

 

 

メカンダーマックス GO!

メカンダー1を取り付ければメカンダーマックスの完成!

メカンダー3の小さな尾翼をメカンダー1底部のスリットに合わせるのが少々面倒かも。

 

 

SIDE VIEW

全長:約15.7cm(約1/191スケール)

 

3機合体メカは数あれど、3機中2機を直列に合体させ1機を下方に設けるという

スタイルはウルトラホーク1号やシュピーゲル号などの系譜にあたるもの。

側面を見ると底部のメカンダー3がデザイン上、独立している様に見えますね。

 

 

TOP & BOTTOM VIEW

合体戦闘機として非常にバランスの取れた上下のシルエット。

メカンダー1と2のラインの繋がりが良い感じです。

ただどうでしょう、底部のメカンダー3はもう少し前後に長いイメージなのですが…

というか、モデルではメカンダー3のマウント位置が前過ぎるのかも?

 

 

FRONT VIEW

前方から見るとメカンダー3のデザイン的独立性が如実に。

合体時のゴツさは飛行要塞感が出ていて格好良くもあり、決して悪くはないのですが

メカンダー3のデザイン的処理にはまだまだ余地がある様な気がします。

 

メカンダー3のコバンザメ感も含めて基本スタイルは申し分の無い格好良さ!

ペカペカと光沢があるモデルの表面には良い意味で昔の玩具っぽさを感じたり。

 

アオリの感じでパチリ。 こちらも格好良くキマってます!

 

 

REAR VIEW

水平方向にオブジェを積み上げていった感のあるリア。

メカンダー1のノズルがメカンダー2の主翼で殺されているのが少々疑問。

メカンダー2の下部のノズルはもっと大型化させた方が格好良くなるかな?

 

メカンダー1から流れる上部エンジンの曲面的処理は中々好みなんですが

もう少しメリハリを付けても良かったかも。

 

中段以下は平面構成としていますが、若干単調気味な感じもしますね。

先にも記した様にメカンダー3の合体用パーツが著しく外観を損ねてるんだよなァ。

 

 

ちょっと調整してみる

メカンダー3の機体左右にあるユニットの位置を単機状態時のままにしてみる。

お、何かこの方が見た目的にもバランス的にも良いんじゃないかと?

 

 

そのスタイリングが最大の魅力

基となるデザインが素晴らしくモデルの基本造型も良好、シッカリとしたサイズで

3機合体・分離もこなすナイスなモデルだけに、手に出来た嬉しさと同じくらい

どうでも良い様な細かな部分が気になって気になって…商品のメインはメカンダーロボで

それに付随する形での立体化なので、これに多くを求めるのは酷ってぇのは

解ってるんだけど…う〜ん、我ながら厄介な性格だナ。

 

角度を変えて見ても画になる格好良さ!

スーパーロボット作品に登場する飛行機としては珠玉の逸品だと個人的には。

そう言えば放映当時に発売されていた永大製グリップキャラクター版

メカンダーマックスも出来が良かったっけなぁ。

 

 

合身用メカンダー&トライマックス

メカンダーマックス(或いはトライマックス)はメカンダーロボの背中に‘合身'する事で

メカンダーロボを起動させます。 本商品の主役は飽くまでメカンダーロボなので当然、

合身可能なミニサイズのPVC製メカンダーマックスとトライマックスが付属します。

 

トライマックスはメカンダーマックス同様に3機合体するスーパーカー型メカで

劇中、メカンダーマックスと同時期に使用していました。

 

ミニメカンダーマックスは全長:約4.4cm

ミニトライマックスは全長:約3.3cm

合身時には画像右下の様に予め分離させておく必要があります。

 

因みにトライマックスは「トライカーマックス」と表記される事もありますが

どちらが正しいという事は無い様です。

 

 

合体 メカンダーマックスが

メカンダーロボの背中カバーを外し、背中のピンに予め分離させた

メカンダー(トライ)マックスを取り付けます。

再びカバーを取り付ければ合身完了。

 

 

合体 メカンダーロボに

メカンダーロボの展示室へ!

全高:約17.5cm

 

現代の技術でスタイル良く造型され各関節も良く可動し、当時の玩具では到底出来ない

ポージングも楽しめるメカンダーロボですが…個人的には不満な点もチラホラと。

 

2009年の商品という事で既に語られ尽くされた感もありますが

折角なんでノボランド的にもチョロっと纏めてみました。

 

メカンダーロボの展示室へ!

 

 

劇中、シリーズ中盤で敵に破壊されてしまったメカンダーロボでしたが

次回で早速‘メカンダーロボ2号機'が登場。

 

本体を4つのブロックに分け現場で合体(あー合身か)、そして巨大化する仕様に。

それに伴い新メカも登場する事になりました。

 

 

新トライカー

全長:約10.6cm

 

それまでトライマックスを形成していた3機中2機がお役ご免に。

代わって登場したのがこの新トライカーで、主な搭乗者は敷島ミカ。

文字通りの3輪車ですが残念ながらモデルのタイヤはダミーとなっています(涙)

 

 

トライカー3(トライカーB3)

全長:約10cm

 

敷島竜介が搭乗するトライカー3は続投、代わりにメカンダー3が降板に。

こちらのモデルもタイヤはダミーとなっています。

 

 

それではメカンダーを現場まで運搬する

4つのメカをご紹介!

左上:メカンダージャイロ    右上:メカンダージャック

左下:メカンダープレーン    右下:メカンダーベース

 

う〜ん、この漂うアオシマ臭がまた何とも…!

 

そう言えばブルマァク的に前作にあたる「ダイアポロン」ではブルモデル名義で

アオシマ的なバラ売り合体プラモが何種類か出ていました。 メカンダーに関しても

ロボだけでなくメカンダー1、2、3がミニサイズの単品プラモで出ていて

メカンダーマックスにも合体可能だったそうです。

 

 

で、ロボに合身後のメカンダーマックスは

画像の様な2機合体に。 メカンダー3が無くなって妙にスッキリしちゃった。

この状態で背中にドッキングします。

 

 

ナゼ合体させなかったし!

そのくらいの遊び心は欲しかった…ブルマァク版では合体出来ただけに残念無念。

 

 

ミニトライカーにバトンタッチ!

本商品には吹けば飛ぶよなミニ新トライカー&トライカー3も付属し

劇中通り足首内部に収納する事が出来ます。

(但し固定は出来ないので中で暴れまくる事に)

 

因みに新トライカー・トライカー3は共に全長:約1.6cmになります。

 

 

ロボットアニメに登場する傑作機!

シーエムズ版メカンダーロボDXver.にセットされたメカンダーマックス、

己の中にある少々歪んだ愛情が様々な不満点を湧き上がらせてしまいましたが

基本的には大変良いものだと思います。 何時の日か何処かのメーカーからもう一度

メカンダーマックス(とロボ)の、出来れば合金玩具が出る事を祈っております!

 

 

 

 

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