(A6M5)
旧日本海軍(1943)
全長:9.12m/全幅:11m/全高:3.57m/全備重量:2734kg/最大速度:565km/h
タカトク製 ダイカホビー
タカトクが1970年代に発売した合金玩具シリーズの1つで、第二次大戦中に活躍した
日・独・米の戦闘機・全4種をリリース。日本機は零戦22型もラインナップされて
いるのですが52型の色替えだったりする可能性も…!? 機会があったら確認します。
ノンキャラクター故か馴染みのZキャラクターブランドでないのが興味深いところです。
?年発売/定価:?円
SIDE VIEW
全長:約15.2cm(1/60スケール)
戦艦大和とゼロ戦は戦争を知らない男児たちにとってはスーパースターなんであります。
なので、1970年代頃までお兄さん向けの精密なプラモデルだけでなく低年齢向けの
玩具に於いても度々商品化されておりました。このダイカホビーは合金玩具の態を
採っていますが、当時の中学生くらいまでを対象にしていると言っても良いスタンスで
造形されており、幼児向け玩具から精密模型への橋渡し的なモデルとなっています。
TOP & BOTTOM VIEW
子供はマニアでもない限り日本機はみんなゼロ戦に見えるんじゃないかと思われますが
それに甘える事無く結構マジメにゼロ戦しているのが判る上・底部。
ほぼ全体に渡って合金が使用されているので見た目以上の重量感があります。
FRONT VIEW
昔のレシプロ機には現代のジェット戦闘機には無い格好良さがありますね。
主翼にはそれなりにモールドが施されていますがボディ側面には皆無なのが少々淋しげ。
REAR VIEW
後部から見ても中々画になっていますね。ゼロ戦乗りで有名な坂井三郎氏によると零戦の
強さの1つに良好な視界を挙げており、掃射前には後方確認を欠かさなかったそうです。
ACTION
主翼内の主脚を引き出す事が可能でタイヤも回転します。
キャノピーは前後にスライド。増槽は取外しが可能です。
電源確認、回せー!
ボディ内に単5電池×1をセットすれば小型モーター演ずる栄21型発動機が始動可能に!
プロペラを指で少し回せばスイッチが入るスイッチレス方式で、止める時も指で止めます。
解説書とデカールが付属
…するのですが、どうも他商品のデカールな気が…なので今回は貼らず。
因みに解説書には1/61スケールとありました。
52型らしさ
エンジンカウルにある推力式単排気管は52型の特徴なのですがモデルの造形は実に単純。
この部分が醸し出す「美しさの中にあるワイルドさ」が好きだっただけに何とも残念。
先の坂井三郎氏によると主翼から突き出る20mm機銃は役に立たなかったそうです。
坂井氏曰く、零戦の強さは航続距離・滞空時間の長さにあり。
熟練操縦士が多かった事も手伝ってその性能が最も発揮出来たのは初期の21型だった
そうですが、一般的な人気・知名度は生産数が一番多かった52型が上なのかな?