登場作品:電人ザボーガー(1974)
パッケージ
ユニファイブ製 超真合金
タツノコメカオンリーだった超真合金シリーズに特撮メカが登場。
過去のシリーズと比べると随分小ぶりな商品だが21世紀になった現在に於いて
ザボーガーが合金玩具になるとは思ってもみなかった。
マッハ号と違いクリアケースが付いているのが嬉しいところ。
ほぼ同時期に快傑ズバットのズバッカーも超真合金でリリースされていました。
2001年発売/定価:5800円
SIDE VIEW
全長:約10cm
ロボットがバイクに変形、フロントに顔がくるそのデザインはかなり印象的。
「ダサイ」といった意見も聞かれますが「電人ザボーガー」という作品世界に
入り込んでしまえばカッコ良さを感じずにはいられません!
モデルを見ると若干ホイールベースが短かめな感じがしますが、
モデルは恐らく実車を研究した上で設計していると思われるので
実車もこんなプロポーションだったんでしょう。
TOP & BOTTOM VIEW
上から見ると遊園地などにあるムーバーみたいですね。
ボディを見た感じでは乗り難そうな印象です。
底部には可倒式のスタンドがあるのですが全く役に立ちません。(涙)
FRONT & REAR VIEW
顔が曲がっちゃってますね…。
全体的な造形は可も無く不可も無いといった感じです。
ACTION
後輪にはサスペンション機構付き。
RIDE ON!
片足立ち固定ポーズの大門 豊フィギュア付きだが
完全なライディングポーズも欲しかった。
因みにスタンドは役に立たず、フィギュアの足のお陰で自立出来ている。
超真合金版マシーンザボーガーの完成度はこのサイズの製品としては
及第点なんですが、残念ながら大きな問題点が2つ程あります。
ひとつは定価。このサイズ&この内容で5800円は高すぎる。
これまでのシリーズを振り返ってみてもこの定価は不自然な程高いんです。
これについては色々なウワサを聞きましたが、何にせよ高くすれば
良いというものではなくこの商品であれば3000円位が妥当な線かと考えます。
さて、もうひとつの問題点は以下に。
バンプレスト製 プライズ
ユニファイブと同じバンダイ系列であるバンプレストが超真合金よりも先に
リリースしていたゲームセンターの景品用マシーンザボーガー。
関節が可動するフィギュアと乗り物をセットにしたこのシリーズ、
第1弾の東映キャラに続いて今回はピープロキャラ3種が登場。
これ以外のシリーズとしてはルパン三世(カリ城)もリリースされていました。
主な材質はABSとPVC。
2000年登場/非売品(基本的に)
↑これがもうひとつの問題点。
バンプレスト版とユニファイブ版を比べると、サイズ&基本プロポーションが
同一と言っても良いほどソックリなんですねぇ〜。
細部のディティールや質感なんかはユニファイブ版に分があるものの
その分バンプレスト版には可動フィギュアが付属しています。
加えてバンプレスト版の方が先行してリリースされていたので
これを入手したユーザーが後発であるユニファイブ版を見た時に改めて
購入しようという意欲が湧くかどうか、かなり疑問です…。
(更に加えてプライズは上手くいけば500円位で購入出来る事もあるので)
ユニファイブ版がバンプレスト版に対して絶対的なアドバンテージを
提示出来なかった事は大きな問題点と言えましょう。
せめて1:18スケール位の大きさだったら色々と楽しめそうなんですが…。
ブルマァク製 ソフビ
これは放映当時に発売されていたもので、画像左のマシーンザボーガーは
大門付きの簡略塗装バージョンと大門無しの頑張った塗装バージョンがあります。
全長:約11.6cm(大門付き) / 約12.1cm(大門無し)
画像右は同じくブルマァク製のロボットに変形したザボーガー。
全高:約14cm
定価:各100円?
画像をクリックするとロボット館にあるザボーガーの展示室へ入れます。
俺とお前は兄弟なのさ!
半サイボーグである豊(画像左)の心臓には電極があり、ここに彼の
‘怒りの電流’が流れると父が造った‘兄弟’ザボーガーは起動する。
父の仇であるシグマ団を倒す為に兄弟が力を合わせて戦うのだ!
そう、ザボーガーはタダのバイクや戦闘ロボじゃない。
東映とは違ったこの泥臭さがピープロ作品の魅力です。