ガバメントタイプ

WALKER MACHINE GOVERNMENT TYPE

登場作品:戦闘メカ ザブングル(1982

 

全高:15.2m/全備重量:98.0t/出力:30000 hp/乗員:2名(最大)

(劇中設定による)

 

 

 

 

バンダイ製 ハイメタルR

 

ハイメタルRでザブングルが発売された事に驚かされたのも束の間、同年末にまさかの

第2弾・ガバメントタイプがリリース。 しかも有難い事にザブングルと同じ

1/100スケールの表記もあり、実に嬉しい対戦相手となっています。

 

 

パッケージの右上のウィンドウには付属のティンプ人形が顔を覗かせ、箱のペラ部には

ザブングル同様に劇中の台詞が記されるというお洒落っぷり。 内箱から伺える

シンプルな内容には有り難味を感じつつ一抹の寂しさも感じたりです。

 

20171216日発売/メーカー希望小売価格:9000円(税別)

 

 

 

 

FRONT,SIDE & REAR VIEW

全高:約15cm(約1/100スケール)

 

重機色の強いウォーカーマシン(以下WM)の中でも人型に近いシルエットを持つ

ガバメントはザブングルと他のWMとの中間的存在。 見た感じブルーストーンの掘削

能力は低そうなのでティンプの様なブレーカー(壊し屋)御用達の戦闘メカでしょうね。

 

当時のプラモはゴツ目のプロポーションだったんですがハイメタルRでは画像の通り

アニメ寄りのスマート体形で各部のディティールはやり過ぎず寂し過ぎずといった感じ。

劇中では量産機で色違いも登場しますが、本モデルではティンプ仕様となっています。

 

個人的にはトラッドやギャロップのプラモに見られたアニメには無い繊細なディティール

が好きだったんですが…この辺は好みかな? 先のザブングルとの兼ね合いもあるし。

 

 

付属のティンプ・シャローン→ 

 

本モデルには本機の搭乗者であり主人公ジロン・アモスの両親の仇でもある

ティンプ・シャローンの同スケール人形が立ち・座り(半身)で2個付属。

身長は立ちポーズで約2.1cm(台座含む)になります。

 

 

 

 

頭部(コクピット)

 

内部にはコクピットが再現されており、カバーを外せば座りポーズのティンプを

乗せる事が可能。 また、カバーにあるウィンドウは開閉可能となっています。

ザブングルと異なりWMと人形とのサイズ感に違和感が無いのが良いですね。

 

 

誠に残念ながら胸部の銃座は開閉しないので着座不可(涙)

 

 

 

 

肩部・腕部

 

肩基部は腕部を前後に振れる以外に上下に可動、腕部の横への開きに関しては画像左な

感じで上腕&前腕基部でロール、肘は二重関節、手首&4本のツメも可動。 また肩

基部は引き出し式となっており、可動域を更に広げる事も可能…と大変良く出来た感じ。

 

画像右上は左肩を引き出したところで、これにより通常の右肩よりも高く肩を上げる事が

可能になるんですが、その様子を写した画像右下を見てみると少々微妙な感じ?

 

 

 

 

腰部

 

腰部は上半身側の前後スイング用パーツとボールジョイントの合せ技で割と自由に可動。

肩部の移動範囲は画像中・右に見える通りで造型された移動用スリットには対応せず。

当時の1/100プラモでは移動可能だっただけに残念無念…強度等を考慮したのかなぁ?

 

 

 

 

更に

 

先述した腰部は少しだけ脇を伸ばす動きも可能、腕が長いので表現の幅は広そう。

前後しますが胸部の銃座は上下に可動させる事も可能です。

 

 

 

 

股関節

 

股関節部は肩部同様に引き出し式で、これにより開脚角度を大きく採る事が可能に。

また足首も引き出し可能で可動域が向上、捻りが可能となり開脚時の接地に貢献します。

 

股間に輝くのはティンプ機の象徴、イノセントのエンブレム。

お、よく見ると太腿のパネルラインが左右で違うゾ。 この辺は拘りなのかな?

 

 

 

 

脚部

 

デザインの関係もあって脚部の前後可動域は広め。 膝の曲げ角も画像左の様に中々に

深めで曲げに応じて脹脛上部のカバーが内側へ収納されるという芸コマぶり。(画像中)

また、先述した足首の引き出し機能を使えば爪先を曲げる事も可能となります。

 

 

 

 

戦闘準備!

 

本モデルには劇中にも登場する腕部換装型の9連装ミサイルランチャーと腕部装着型の

3連装汎用ミサイルポッドが付属。 9連装ミサイルランチャーを繋ぐ肘のジョイントは

金属製ですが肘関節が華奢なので腕部の引き抜き時は慎重に取り扱いたいところです。

 

 

21世紀のモデルだけあって本モデルの運動能力には目を見張るものがありますね。

魂ステージ等を用いればパッケージにある様な劇中ポーズも楽しむ事が出来ます。

 

 

 

 

(値段以外)お手軽感の強いモデルです

 

ハイメタルR版ガバメントはお手軽に遊べるモデルとして大変優秀だと思うんですが

当時のプラモにあったワクワク感が無いんだよなぁ…やっぱWMには細かなディティール

が必要なのかもしれませんね。 開口するべき箇所が開口されていなかったりもするし。

ドラム缶やジェリ缶、ホバギーなんかが付属すると嬉しかったんだけど…ま、贅沢か。

 

 

 

 

余談ですが

 

ハイメタルRのガバメントを最初に見た時、ザブングルを基準に考えていたんで

その小ささに驚きました。 ザブングルのギミック性やガバメントの設定サイズを

考えれば当然なんでしょうけど…これで9000円とか言われると何かねぇ?

 

…にしても、こうして見るとザブングルってホント異端だなぁ〜。

 

 

 

 

スーパーロボット格納庫へ戻る

 

 

inserted by FC2 system