ウォーカーギャリア

WALKER GARRIER

登場作品:戦闘メカ ザブングル(1982

 

全高:18.6m/全備重量:124t/速度:時速128km/乗員:最大4名

(劇中設定による)

 

 

 

 

クローバー製 合金 SDタイプ

 

番組後半の主役メカであるウォーカーギャリア。 玩具面でのスポンサーだった

クローバーからは大小2サイズの合金玩具が発売されました。 このSDタイプは

小サイズの方ですがDX版同様に劇中通りの分離合体をこなすモデルとなっています。

 

1982年発売/定価:円

 

 

 

 

ギャリー・ホバー&ギャリー・ウィル

 

まずは分離状態からご紹介。 本モデルは設定通りギャリー・ホバーとギャリー・ウィル

に分離可能でギャリー・ウィルは転がし走行が可能です。 ギャリー・ホバーには

付属するミサイル発射機能付きバズーカを取付ける事も可能となっています。

 

 

またモデルにはギャリー・ホバーを転がし走行可能にする台車も付属しますが

取付けの際には肩にあたる七角形の部位の都合で頭部を付け換える必要があります。

 

尚、‘ギャリィ・ホバー(&ウィル)' と表記される場合の方が多いみたいですね。

何しろSD版では‘ギャリー'表記ですがDX版では‘ギャリィ' 表記だったりします。

 

 

 

 

合体!

 

合体機構は極めてシンプル。 合体後に取り外しておいた手首を付ければ完成です。

因みに上半身と足首はダイキャスト製なのでギャリー・ウィルには結構な重量感が。

 

 

 

 

FRONT,SIDE & REAR VIEW

頭頂高:約16cm

 

クローバーはヒーロー性が薄まりつつもザブングル以上の力強さを持つギャリアを玩具の

フォーマットに落とし込んだんですが、設定以上に人間の体形へ近づけたスタイリングの

アレンジセンスは作品のメインターゲット層の琴線に触れるものではなかった様です。

 

しかしながら当時から高荷義之氏が描くアレンジの効いたイラストを楽しんでいた

者としてはこの玩具アレンジは然程気にならないんですよね。 寧ろ可愛く思えたり?

 

アレンジで特筆したいのは横に張り出していた腰部。 モデルは此処を小型化する事で

両腕を当時のロボット玩具のセオリー通りに下へ真っ直ぐ下ろせる様にしています。

当時のバンダイ製プラモは腰部が干渉するんでそのままでは腕が開いちゃうんですよね。

 

 

 

 

ACTION

 

背中のホバーを持ち上げれば多少ですが首が左右に可動。 肩は基部がボールジョイント

風になっており腕部を前後に加え横に開かせる事も可能なんですが、上腕との接続軸が

何故か角型なので残念ながら上腕のロールは不可に…肘と手首は1軸で可動します。

 

脚は腰部で前後に、足首は後方にのみ可動。 それに加えて上体の前後スイングも可能。

何れも変形の都合によるものなんですが本モデルの表情付けに寄与してくれます。

ただ、強度面なのかコスト面なのか膝が不可動なのは何とも残念なところッスね。

 

 

 

 

 

バズーカが付属

 

付属のバズーカは両手と右肩に装備可能で、バズーカにはミサイル発射機能があり

1発のみ付属する特徴的なオリジナル弾頭のミサイルを発射可能なんですが、

標準装備とも言えるライフルが付属しないのは個人的に解せない感じだったり。

DX版だとライフル、バズーカに加えミサイルランチャーも付属していましたっけ。

 

 

 

 

付属のシール

 

モデルにはディティールアップ用のシールが付属するんですが…少々中途半端かな?

一寸センスが合わなかったんで今回は貼らずにおきました。

 

 

 

 

正解を求め進化は続く

 

クローバーSD版の右はハイコンプリートモデル(HCM)版、その右はウォーカー

マシンインアクション(WIA)版で、下のリンクから別に用意した展示室へ入れます。

 

玩具としてのデザインではなかったギャリア(否、ザブングル全般か)はターゲット層の

嗜好に合わせ形に拘るフィギュアとして進化、超合金魂〜R3へと続いていく事に。

 

玩具として生まれたクローバー版の評価が今以上に上がる事はないかもしれませんが

唯一無二の存在である事の意義は決して小さくないと思います。

 

 

 

 

HCM&WIA版ギャリアの展示室へ!

スーパーロボット格納庫へ戻る

 

 

inserted by FC2 system