スペースシップ X-9

SPACE SHIP X-9

 

 

 

 

ヨネザワ製 プラトイ

メーカーオリジナルSFメカ玩具が華やかかりし頃の1品で、

電池により4種類の‘スペースサウンド'が鳴るのですが走行ギミックは無し。

パッケージ側面にある「高性能トランジスター使用」の文言が時代を感じさせます。

パッケージは内箱もボール紙なのでプラモデルみたいな感じに。

正確な発売年&定価は不明ですが70年代末期と思われます。

 

?年発売/定価:?円

 

 

SIDE VIEW

全長:約14.8cm

 

平面を主体とするシンプルな構成の側面。

本モデルは中古で購入したのですが、前のユーザー由来なのか

所々外装が変形してしまっています。 製造時の成型不良とも見えますが…

 

 

TOP & BOTTOM VIEW

メーカーオリジナルの宇宙船玩具に於いて偶に見かける台形スタイルの本機。

表面に施されたディティールを見るとSF映画の影響を受けていそうですね。

 

底部には電池ボックス、スピーカー、車輪の姿が。

面白いのは後輪を金属球1個としたところ。

 

電池ボックス→

単3電池×2を使用します。

 

 

FRONT VIEW

船首に設けられた大きなインテーク?が目を引く前部。

こちらもパーツの歪みが目立っちゃってます。

 

武装類は船体外部に出ているものの、ブリッジ(或いはコクピット)は

船体外部に無いのでスケール感が一寸掴み難いですね。

 

 

 

REAR VIEW

船体左右にあるT字尾翼が外観的アクセントになっているのですが

SWに影響を受けた様なノズル周りのディティールとは若干のアンバランス感も。

あと地味な部分でディティールを左右非対称にしているところがニクイっす。

 

船体の基本カラーを落ち着いた色としたところに好感が持てます。

それでいてオレンジやクリアレッド、銀メッキなどのパーツで玩具らしさも忘れない

バランス感覚は流石老舗玩具屋といった感じです。

 

 

 

ACTION

後部上面にあるのはギミック用スイッチで以下の操作により4種類の音が出ます。

 

1:左の電源スイッチを入れる。

2:LASERボタンを押す。

3:BARRIERボタンを押す。

4:LASERBARRIERを同時に押す。

 

また、LASERボタンを押すと音と同時に船首のレーザー砲が点灯するのですが

本モデルは左の砲身が破損してます(涙)

 

 

ロケット発射!

両舷に計6基装備された発射機よりロケット弾が発射可能。

「ミサイル」でなく「ロケット」と表記されている辺りに時代を感じます。

(ロケットは10発付属)

 

 

時が経てば味わい深く

デザイン的には子供心を掴めるだけのキャラクター性が若干不足気味に思えるのですが

メーカー的にはデザインよりもギミックを優先した企画であっただろう事が伺えます。

 

それであったとしても味気無いものになりがちな台形型に於いてこのX-9は

その時代を味わい楽しめる良いデザインだと思います。

 

エアポートにて展示中のアストロファイターと。

台形型メカの難しさよ…

 

 

 

 

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