Howe and Howe Technologies Ripsaw EV (Extreme Vehicle)
登場作品:ワイルド・スピード ICE BREAK (2017/劇場用映画)
The Fate of the Furious
Jada Toys製 1/24ダイキャストカー
パッケージサイズ/縦:約13cm×横:約25cm×奥:約12cm
RIPSAWは日本でも人気となったカーアクション映画「ワイルド・スピード」の8作目
「〜ICE BRAKE」でロシアの雪原を爆走していた特殊車両。 元は米陸軍がイラク戦争時に
使用した無人戦車で、後に開発元がエクストリーム・ビークルとして一般販売しました。
本モデルは劇中に登場する車を積極的に展開したJadaによる1/24シリーズの1品で、
8歳以上向けという事もあってかミニチュアカーと玩具の中間をいくラインで商品化。
ロットの関係なのかルーフの機関砲を取外して箱を小型化したバージョンもあります。
2017年発売/輸入参考価格:3800円
SIDE VIEW
全長:約20cm
劇中では米軍の払い下げと言う設定故かスタイリングは戦闘モードそのまんま。
モデルは複雑な平面構成を良く再現していますが操縦席をやや大きくしたのかルーフ上の
機関砲が後方寄りとなっている為、若干寸詰まり感のあるスタイリングとなっています。
TOP & BOTTOM VIEW
剥き出しとなっている左右のクローラーはゴム製で転がし走行可能ですが、残念な事に
このスケールにして左右揃いの回転しか出来ないので超信地旋回といった芸当は不可に。
アッサリした底部にはプリントとモールドによるインフォメーションが。 中央に見える
2つの突出したビス穴は内箱との固定用。 ディスプレイ台があると良かったんですが…
それよりもフロント底部にあるロゴは案外目立つのでもっと後方にして欲しかったッス。
FRONT & REAR VIEW
従来の戦車や装甲車に比べると随分未来的なフォルムなのが魅力のRIPSAW。
モデルはスポーツカー中心のシリーズ中、唯一の特殊車両という事で勝手が違ったのか
プロポーションやディティールの再現に関して甘い処があるもののパッと見は良い感じ。
個人的には劇中でフロントウィンドウ両脇にあった「U.S.★ARMY」の文字列とリア上部に
あったアンテナがカットされてしまった事が何とも残念、全体の雰囲気で魅せるのは海外
トイの定石ではありますが1/24クラスになるとこの辺の省略は地味に響くんだよなァ…
プロポーション面で残念なのはフロント部の面取り具合。 モデルはアヒルの口みたいに
なっていますが実車はもっと鋭角的な面構成となっており(特に上下のライン)下側の
ラインが入った角度で見ると実車には無いズングリムックリ感が出ちゃうんですよね。
飽くまで8歳以上向けの玩具、ミニチュアカーとして見なければ無問題なんですけどね。
何か色々求めちゃうのはマニアの性ってもんです(笑)
ACTION
ルーフ上の機関砲は360度左右に旋回可能、仰角も画像右まで変更可能。
クリック機構等は無くプラパーツの摩擦力に頼った構造なんで何れは緩みそうです。
ドアオープン
左右のドアはガルウィング式に開閉可能、市販車もガルウィング仕様が多く見られる様で
すがモデルのオープン角度は画像左の位置が限界なんで乗り降りは困難そう…つーか、
劇中だと機関砲の関係かモデルとは異なり前方へ捲り上げる方式なんスよね…
コクピット内部には簡素ですが劇中に倣いシートとハンドル・コンソールパネルも再現、
アレンジ&省略も諸々ありますがこの辺の頑張りは評価したい処です。
ほぼ1/24のルパン&不二子とパチリ…こりゃ乗れんわー。
因みに左ハンドル車、機関砲は右側の人員がパネルで操作が基本となっています。
パッケージ裏にはラインナップが
RIPSAWが登場する8作目「〜ICE BRAKE」に限らず「ワイルド・スピード」シリーズ全般を
通してのラインナップとなっています。 アラブ首長国連邦のスーパーカー、ライカン・
ハイパースポーツなんてこれで知ったんだよなァ…かっちょええ車でした。
貴重な立体化?
受注生産故にオーナー毎で仕様が異なるRIPSAW、劇中で使用されたのは恐らく
2シーターのEV3-F2を改造したものかな? 最高速度は時速120 kmに達するそうです。
映画向きな車両なのか「マッドマックス 怒りのデスロード」にも出演していました。
細かい事は気にしない雰囲気造型のJada版RIPSAWを楽しむには割り切りが必要、
これまで商品化される機会が無かった車種だけに存在感のあるモデルではあるんですが
購入者の嗜好性を考慮するともう少し造型に拘りを見せて欲しかったかな?