ATM-09-RSC スコープドッグ
‘レッドショルダーカスタム'

ATM-09-RSC SCOPEDOG RED SHOULDER CUSTOM

登場作品:装甲騎兵 ボトムズ(1983

 

全高:4.21m/乾燥重量:6.892t/最高速度:時速98.7km/乗員:1名

(劇中設定より)

 

 

 

 

タカラ製 1/24スケール

リバイバル デュアルモデルNO.3

 

放送当時に発売されたハイエイジ向けトイ・デュアルモデルは90年代後半から度々復刻

され2005年の復刻時には‘リバイバル'と冠し豪華な塗装処理や新規部品を追加、画像の

レッドショルダーカスタム(以後RSC)はそれまでの総決算的アイテムとなりました。

 

パッケージの表面を捲るとウィンドウ仕様となっており、マニアには一目で本モデルが

過去の復刻とは異なる豪華仕様である事が肉眼で確認出来る様になっています。

 

 

因みにリバイバル名義の第1弾はラウンドムーバーと2つの新規武器が付いた宇宙仕様の

スコープドッグ in OUTER SPACE、第2弾がブルーティッシュドッグになります。

 

2005年発売/メーカー希望小売価格:6300円(5%税込)

 

 

 

 

シール&塗装済みランナーパーツ

 

注意書き等のデザインは基本的に変わらないみたいですね。

ランナーパーツの構成も初版と同様ですが画像の通りランナー状態で

ミサイル弾頭部やミサイルポッドの前後の枠、弾装が塗装済みとなっています。

 

 

 

 

キリコ、搭乗!

 

初版当時より目玉ギミックであった降着ポーズは本モデルでも健在。

同じく初版時より付属する同スケールのキリコ人形は立ち&座り共に何と塗装済み!

 

頭部と一体になった搭乗用ハッチは勿論開閉可能、当時にして細かく再現された

コクピット内部は新たにシートも塗装され実に良い感じとなっています。

 

 

劇中では左肩アーマーのフックも赤いんですが軟質樹脂故か此処の塗装はパスに。

 

 

 

 

まずはコアであるスコープドッグの仕様をご紹介。

 

FRONT,SIDE & REAR VIEW

頭頂高:約16cm

 

ややマッチョな造型の上半身が83年製の玩具である事を感じさせますが基本スタイルは

決して悪くない本モデル。 前作「ダグラム」で出たデュアルモデル1/48ダグラムを彷彿

させる出来の良さだと思います。 この頃には玩具にも大きな変化があったんですね。

 

オリジナルでは各部に使用された材質の差で未塗装の部分があったんですが、この復刻版

では劇中イメージに沿って全体を塗装。 降着ポーズを可能にする脛中央の金属フレーム

も金属色剥き出しだったものが綺麗に塗装されています。 この辺は流石2005年製!

 

 

 

 

頭・胸部

 

ドーム状の頭部は左右360度旋回可能ですが本体に被せるだけの構造なんで‘可動'とは

言えないかも。 本機の代名詞とも言えるターレットレンズは劇中通りに回転&バイザー

のスリットに合わせ左右にスライド可能、そのバイザーと胸部ハッチは開閉が可能です。

 

 

 

 

肩・腕部

 

肩関節は2軸で可動、横の開きに関しては肩アーマーが干渉するんで画像左上の位置まで

ですが肩アーマーを外せば画像左下の位置まで開けます。 上腕はロール可能で肘の曲げ

角度も画像左上の通り。 手首の可動は1軸で握り手以外に左右の平手も付属します。

 

 

 

 

アームパンチを再現!

 

モデルにはスコープドッグ唯一の固定装備・アームパンチが再現されています。

当時、スプリングでバチン!ってなギミックを期待したんですがマニア向け玩具にゃ

そんなモン不要と捉えられたか残念ながら手動でスライドするのみとなっています。

 

 

 

 

腰・脚部

 

当時から一寸だけ不満だったのが脚部の可動。

脚部を付け根で前後に可動させる分には申し分無いんですが股関節の開き等に関しては

皆無で降着ポーズギミック優先の設計故、膝関節の可動も独特なものとなっています。

 

足首も前後に可動しますがその範囲は限定的。 ターンピックと足裏のローラーはダミー

なんですが、こういったいった細かな部位も塗装されているのは一寸嬉しかったりです。

また腰が左右に旋回可能ですがバックパックを装備すると旋回範囲は限定されます。

 

 

 

 

では本モデルにセットされている各種装備をスコープドッグに装着させてみます。

まずは本懐であるレッドショルダーカスタムから!

 

 

レッドショルダーカスタム

 

右手に持つ標準装備とも言えるGAT-22ヘヴィマシンガンはマガジンが取外し可能。

左腕に装備するソリッドシューターはアームパンチを撃った(伸ばした)状態で装備。

やはりマガジンが取外し可能で、これらにも当時には無い塗装処理が施されています。

 

 

火器管制機能を搭載したバックパックと直結する9連ミサイルポッドと右脇腹に装備する

SMMミサイルランチャーは弾体が別パーツなので取外す事が可能。 左脇腹に装備する

ガトリング砲にギミックはありませんが本モデルはここに一寸した問題を抱えています。

 

SMMミサイルランチャーとガトリング砲、並びに本体側が塗装されているのは良いの

ですが塗膜によりジョイント穴へ部品を挿し込み難いという状況になっているので

ユーザーは穴を広げるなり、ジョイントピンを削るなりの作業を必要とされる事に…

 

 

取れるポーズは少々限られますがそれでも格好良いッスね〜!

尚、本モデルはRSC装備のままでも降着ポーズを取らせる事が可能。

小型バックパックの成せる業ですね。

 

 

 

 

 

パラシュートザック + GAT-11

 

パラシュートザック下部に装備された3個の予備マガジンは取外し可能で、そのまま

先述のへヴィマシンガンに装填可能。 画像右は今回のリバイバル版で新規造型された

ショートバレルのへヴィマシンガンGAT-11で、やはりマガジンが取外し可能です。

 

 

パラシュートザックは当時から付属する装備品。

パラシュートは開きませんが予備マガジンのギミックが遊び心を刺激しますね。

銃器の両手構えは画像下が限界な感じですが…当時にしては良く出来た方かも。

 

 

 

 

 

ラウンドムーバー + SMAT-03

 

これまた当時から付属する宇宙用のバックパック・ラウンドムーバーと新規造型の火器

ソリッドシューターSMAT-03を装備。 当時の設計モデルでバズーカ系火器の両手構えは

鬼門。 ガンプラでも格好良く構えられる様になるのはまだ先なんで仕方無しですね。

 

 

このラウンドムーバー+新規のSMAT-03を通常カラーのスコープドッグにセットにした

「〜in OUTER SPACE」がリバイバル版の第1弾アイテムでした。

 

 

 

 

ユーザーの好みで換装!

 

デュアルモデルRSCは当時より3種のバックパックが付属し、スコープドッグ

本体の完成度も高い傑作玩具の1つ。 新規パーツも加わり塗装も強化されたこの

リバイバル版デュアルモデルはスコープドッグ玩具の決定版と言って過言無しですが…

 

現代のファン層の需要を満たすのは玩具ではなくスタイル&関節可動&ギミック共に

優れた非玩具モデル…所謂フィギュアで、90年代後半からタカラ以外のメーカーからも

当時を超える完成度のプラモや完成品モデルが溢れるという何とも有難い状況に。

 

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