( 則巻千兵衛 & アラレ & ガジラの家 )
所在地:ゲンゴロウ島 ペンギン村 モモンガ 1番地
登場作品:Dr.スランプ アラレちゃん(1981/TVアニメ)
ポピー製 アニメコンポパズル Bタイプ
パッケージサイズ/縦:約12.4cm×横:約14.4cm×奥:約13cm
鳥山 明のヒット漫画「 Dr.スランプ 」は1981年にアニメ化されると更に大ヒット。
これまで以上に複数の業界で商品化され、玩具関係も幅の広い展開を見せました。
画像は主人公であるアラレ&千兵衛の住居を立体パズル形式で商品化したもので、
同じシリーズに木緑 葵が経営するコーヒーポット型の喫茶店も出ていました。
発売時期や定価等は確認出来ませんでしたが恐らく1982〜83年頃の商品だと思います。
?年発売/定価:650円?
パーツ群と組み立て方
土台部に加え則巻邸を構成する51個のパーツとシール、それにPVC製人形が3体付属。
早速、説明図に沿って組み立ててみますがこれが結構難しいんスよねぇ…特に柱と手摺の
取付けに関しては力技的な部分があるんで女子供にゃ少々難儀かもしれません。
落成!
お、諸々簡略化されてはいますが劇中の雰囲気は良く再現されていますよ。
付属の人形は未塗装なんで同じポピーから発売されていた塗装済み人形を添えてパチリ。
付属の未塗装人形と塗装済み人形は基本的に同じものなんですが、何故か塗装済みの方が
若干大きかったり…身長は未塗装のアラレで約3.9cm、塗装済みで約4.1cm程。
塗装済みPVC人形の販売形態に関しては1個毎に共通のタグとカタログ付きの
袋入りで値段は1個100円位かな? カタログには「ペンギン村ファミリー」と題され
15種ほど掲載されていますがもっとありますね…限定品でセット売りもありました。
因みにポピーの別商品「ペンギン村分譲中」(全12種)にも未塗装の人形が付属しており
別売の「アラレカラー」(8色セット 800円)で塗装する事を推奨しています。
四方から
土台部:約13.9cm×約12.4cm/高さ:約12cm(煙突まで)
モデルの性格上、劇中以上にカラフルな設計となっていますがまぁ無問題ですね。
正面にあるヤシの木とポストが劇中の雰囲気を好演出、シンプルな感じの2階建てですが
裏手以外の3方向にドアが設けられており、この辺に研究所故の特殊性を若干感じたり?
ACTION
本物件は完成状態で3つのギミックを搭載。
1:ポストの蓋が開閉可能。 2:正面ドアを開けると千兵衛が姿を見せます。
3:2階正面の窓の上部にあるボタンを押すと窓が倒れアラレ&ガッちゃんが現れます。
2階窓の内枠はアラレ達が破壊した様なギザギザ型なのがお洒落ポイントだったり。
付属の未塗装人形はオマケ程度に考えた方が良さそうですね。
屋内も再現
再度、組み立てたい時は則巻邸を構成する51個のブロックを最終的にロックしている
2本の煙突を外せばバラす事が可能。 本物件は申し訳程度ですが屋内も再現されて
いるので組み立て(或いはバラシ)途中で楽しむ事も可能という趣向になっています。
2階
屋根を外すと見える2階は中央の柱を挟んでベッドが2つ。
柱に貼られた楽しげなシールには劇中にもある千兵衛が造った発明品が。
ベッドの造型は相当ヌルいんですが…これもまァ気にしない方向で。
1階
椅子にテーブル、作業台に壁面のシールで割と賑やかな1階ですが
残念ながら付属の人形に比べかなり小さいので人形で遊ぶには不向きだったり。
パッケージを見ると
誰がいっちゃん早く組み立てるか? さぁ、挑戦するのはキミだ!!
アー・ユウ・レディー?
…などと謳っていますが、先述した様に組み立てに必要なコツは作品(或いは本品)の
メイン・ターゲット層を考えると一寸クセが強く、ストレスに感じる人が多いかも。
そんな向きには頑張って組み立てた後、1階部分はバラさないでおく方が吉かな?
すいーとほーむ
独り身だった千兵衛は本宅で造ったアラレを切っ掛けにガジラが住み着きガジラが増え、
憧れの山吹みどりと結婚、長男ターボ&長女ニトロを授かり賑やかで幸せな人生を送る
事に。 一般的なホームコメディに登場する家とは違いますが心に残る物件でした。
本モデルはリアルではないけど劇中のイメージを崩さぬ可愛い造型なので
人形を並べて飾れば良い塩梅になると思います。
ポピー製 ペンギン村分譲中 No.1
パッケージサイズ/縦:約10cm×横:約14cm×厚:約7.3cm
全12種(建物9種+アクセサリー3種)を集めるとペンギン村が完成するという
趣向の小振りなプラトイで、その1番目に則巻千兵衛の家がラインナップされました。
パッケージ等に記された遊び心に溢れる文言だけでも楽しい雰囲気が伝わる商品です。
1ギミック備えた建物&他物件と繋げる楽しさにバラエティ豊かな人形(未塗装)を
加えた構成もまた楽しく、このコンセプトは後に他作品の玩具にも応用される事に。
尚、【集めて完成するペンギン村】はバンダイのプラモでも発売されていました。
1981年発売/定価:各800円
ペンギン村から おはこんばんちは
組み立て&分解遊びにハウス玩具としての楽しさを加味したアニメコンポパズル版、
単品では若干チープながらもシリーズを集めれば楽しさが2倍3倍と膨らむ分譲中版の
則巻邸、ファンであればどちらも手元に置いて損の無い1品だと思います。