ポニーの家

(ポニーのおうち)

所在地:アメリカ・ミシガン湖近辺にあるポニーの丘

関連作品:キャンディ・キャンディ(1976/アニメ)

派生作品:ラブラブキャンディ(1980頃/絵本など)

 

 

 

 

ポピー製 ポニーのおうち

 

1975年の漫画連載〜76年のアニメ化で不動の人気を博した「キャンディ・キャンディ」。

その冷めぬ人気に新たな商機を見たか「ラブラブキャンディ」という派生作品を立ち上げ

主に小学生未満を対象とした強力な幼児向けコンテンツの獲得を狙った様です。

 

その一環として発売されたのが劇中にも(一応)登場する本物件で、従来の「キャンディ

・キャンディ」ではハウス玩具の展開が希薄だっただけにこれは思わぬ朗報でした。

因みに版権表示は水木杏子・いがらしゆみこ・テレビ朝日・東映動画とアニメ準拠に。

 

1980年ごろ発売?/定価:3500

 

 

 

 

ラブラブキャンディとは?

 

詳細は解らなかったんですが、どうも本編連載&アニメ放映終了後に登場したらしく主に

児童雑誌や絵本等で展開していた様です。 パッケージ裏の文を読むとポピーが積極的に

主導していた感もありますが、ポニーの家以外のシリーズ商品は未確認なんですよね…

 

 

上の画像がその小冊子。 町の俯瞰図に描かれた各物件が発売予定だったんでしょうね。

中身は本物件の遊び方をストーリー仕立てのイラストで絵本チックに紹介しています。

 

 

 

 

全景

間口:約17cm 奥行き:約19cm 高さ:約28cm

 

「ラブキャン」では判りませんが原作やアニメでは孤児院として登場するポニーの家。

主人公キャンディは12歳でラガン家に引き取られるまでここで生活していました。

 

モデルは3歳以上向けの玩具ですが舞台となった20世紀初頭のアメリカを感じさせる

外観をしており良い雰囲気。 屋根には持ち運び用のハンドルも設けられています。

 

 

 

 

付属する3体の人形(プラ製)

 

左からアニー、主人公キャンディ、アンソニーで身長はキャンディで約4.8cm。

基本プラ製で首と両腕が一体で可動、ビニール製のドレスを着せ替える事が可能なのは

この手の玩具には珍しい感じ。 女物ですが便宜上、アンソニーにも着て貰いました。

 

余談ですが「キャンディ・キャンディ」準拠でいうとアニーは金髪なので原作寄り、

ブライトン家へ引き取られアニー・ブライトンに。 キャンディは愛称でアードレー家の

養女になった後はキャンディス・ホワイト・アードレーに。 アンソニーは短い人生を…

 

 

 

 

展開!

 

玄関下のスイッチを押すとロックが外れ、家が左右に展開します。

180度展開後に左右の床面を倒し家具類を任意で配置すればプレイ準備完了。

因みに展開させた反対側が本来の正面で、この形状はアニメ版等とも符合します。

 

 

 

 

 

付属の家具&小物類

 

現物はイラストから諸々パワーダウンしている感じッスね…

加えて本物件は中古だった為、調理器具などのメッキが剥げ剥げに(涙)

 

 

 

 

それでは1階から順にご紹介

 

向かって左側にあるバラのアーチの門を潜って歩を進めると右端には砂場が。

ところでこの門ですがパッケージ写真と現物が異なっており、その旨を記した

紙が封入されているんですがそれ以外にも人形等がパッケージとは異なっていて…

 

 

 

 

 

キッチン&バスルーム

 

1階、向かって左側の部屋はキッチン。 「キャンディ」の舞台は20世紀初頭ですが

「ラブキャン」では電子レンジや冷蔵庫などがあったりしてその辺、お構いナシ。

因みに‘ごちそう' が乗った皿は人形の両手に持たせる事が可能です。

 

向かって右側にはバスルームが。 仕切りの無い場所にドレッサーを置いちゃう反面、

トイレは無かったりするラブキャン・ワールドの不思議っぷりが楽しかったり。

 

 

 

 

エスカレーターで2階へ

 

キッチンとバスルームの間、1階中央には2階に上がる為のエスカレーターが。

ハンドル操作で人形を置く台が上下に可動、上がった先にはリビングルームがあります。

 

 

 

 

渡り廊下&時計台

 

2階中央は左右の部屋を繋ぐ渡り廊下。

エスカレーター同様、手摺のデザインが雰囲気出ていて高ポイント。

その上にある時計台の中には小鳥の巣があります。

 

 

 

 

ベッドルーム

 

渡り廊下を渡った先にはベッドルームが。

付属するハンガーにドレスを掛け、クローゼットにセットする事が出来ます。

ベッドの枕には頭を乗せる凹みがありますがキャンディの頭には対応していなかったり。

 

冊子にもあった様にベッドルームは遊びのストーリーの終着点。

「ラブキャン」的には明日もまた楽しい1日になりそう…といったところでしょうか。

 

 

 

 

ラブラブキャンディは笑いっぱなし

 

ポニーの家の‘ポニー' とは院長であるポーライナ・ギディングス(画像右の右端)の

愛称。 原作やアニメでは笑えない程の不遇っぷりにも負けないキャンディに対しアツい

視線が送られていましたが、幼児相手の「ラブキャン」には夢と希望だけで充分ですね。

 

 

 

 

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