関連作品：あんみつ姫（1986／アニメ）
バンダイ製
あんみつ姫のかくれんぼあまから城
1949年から雑誌『少女』で連載された倉金章介原作の漫画「あんみつ姫」は1950年代
から度々実写ＴＶドラマ化され1986年にはスタジオぴえろによりアニメ化、メイン
スポンサーのバンダイからは画像のハウス玩具仕立てのあまから城が発売されました。
1986年発売／定価：2980円
付属品
一部のパーツがランナーに付いた状態なのはハウス玩具によくあるパターンですが、
部品によってはゲートの長さが極端に短いのもあって女児にはしんどいかも。
画像右はシール、画像左の右下はシールではなく厚紙による畳になります。
付属する人形（ソフビ製）
左からあまから城城主であんみつ姫の父・あわのだんごの守、主人公・あんみつ姫、
家庭教師・カステラ夫人、家臣・柿の種介。 身長はあんみつ姫で約３．７ｃｍほど。
足の裏には鉛筆サイズの穴が開いているのでペン・マスコットになりそうです。
展開！
画像左上の一寸和風な雰囲気を出している箱が本体で厚紙製、先述のパッケージはこの
本体のカバーという形式になります。 これをＬ字に開くとあまから城の本丸部が展開、
画像左にある留め具を左右に嵌め、小物類を配置すればプレイ準備完了となります。
展開状態の寸法 縦：約３８．５ｃｍ×横：約３８．５ｃｍ×高さ：約３２．５ｃｍ
内箱側面に描かれた城壁のイラストが雰囲気を盛り上げて良い感じです。
それではあんみつ姫と一緒に入城しましょう！
中庭の渡り廊下を伝って
門を潜り右手へ、炊事場を横切り先ずはあんみつ姫の部屋に行きましょう。
あんみつ姫の部屋
部屋の前にある襖は左右に開閉可能。
付属の小物類はパッケージ等に囚われる事無くユーザーの任意で配置すればＯＫです。
因みに画像右で机の上にあるのは作風全開の和風パソコンだったりします。
炊事場
先程通り過ぎた炊事場には釜戸、蓋の取れるおかま、薪の束、ジューサーを配置。
勿論、おかまは釜戸から取り出す事も出来ます。
厠
炊事場から城門の左へ進むと突き当たりには厠が、壁を回転させると便器が現れます。
厠から奥の廊下を進むと放送室へ繋がります。
放送室
結構なスペースが割かれた放送室。 本物件にはユーザー自らが使用して人形世界に介入
するアイテムとしてメガホンと望遠鏡が付属します。 メガホンの紐の先端にある部品を
放送機器にある穴へ挿し込んで声を掛ければ城内への放送気分を味わう事が可能に。
因みに望遠鏡に本物のレンズは入っていません。 パッケージには「あまから城の
隠し絵を望遠鏡で探しちゃおう」とあるんですが、何処にどんな絵が隠されているか…
厠に続き放送ブース内の壁にもどんでん返しギミックを搭載。
壁を回せば化粧室へと変わります。
城主の部屋（仮）
放送室の隣にある部屋は用途が特定されていないので、ここでは城主・あわのだんごの守
の部屋としたんですが先述の化粧室を含んだ構造なんで少々う〜んな感じも？ ここでは
座椅子・肘掛・箪笥・湯飲み茶碗・盆栽等を配置、ソレっぽい雰囲気が良いですね。
天守へ！
天守は見た目４階建て。 １階の中央部分を開くと「たいこ橋が出てくるの」と
パッケージ表記にあるんですが、開けた状態がたいこ橋なのかどうかその辺の詳細は
不明。 商品名に「かくれんぼ〜」とあるので隠れ場所の１つとみて良さげかな？
２階以上は前面の壁を廃し透視図の様な形態を採用する事で人形遊びに対応。
尚、２階と３階の床には先述した付属する厚紙製の畳を予め敷いておきます。
２階にはテレビを配置してみましたが狭いんで余り物が置けません。
背が高いカステラ夫人は天井の低い３階と離れには入れないのが残念。
因みに天守は厚紙製の背景（本体）に固定済みという安心設計です。
中庭
最後に改めて中庭をご紹介。 中央にある池に付属の太鼓橋を、任意の場所に灯篭を
配置します。 渡り廊下は４本から成り、これも任意に配置する事が出来るんですが
（パッケージでも推奨）シックリくる様な位置は自ずと限られてきそうです。
記念撮影
風情のある感じでパチリ！ 平面と垂直面を合わせた立体構造というのはハウス玩具の
パターンの１つ。 ともすれば構成が淡白になったり外形が厚紙だと強度的な不安が
生じるスタイルですが、本物件は城という形態を上手く纏めた良物件だと思います。
あ、あんみつ姫 見っけ！