マグナビートル

MAGNA BEETLE

登場作品:未来警察 ウラシマン

 

全長:3220mm/全幅:1543mm/全高:1610mm/重量:850kg/最高速度:時速250km

(劇中設定より)

 

 

 

 

アクアマリン製 ハイパースペック

1/24ダイキャストカーモデル

 

タツノコプロ創立55周年を記念してアクアマリンより「ウラシマン」のマグナビートルが

1/24スケールの完成品としてモデル化されました。 この時点でメカモデルの経験は浅い

メーカーですが、ハイパースペックの名に相応しい拘りを持ったモデルとなっています。

因みに「ウラシマン」的には35周年だったり。

 

2018年5月30日発売/定価:19800円(税抜)

 

 

 

 

パッケージ裏より

 

架空の車ではありますがVW社の許諾を正式に獲得してのモデル化なので本モデルの

ボンネットやホイール等にはVWのエンブレムがこれ見よがしに入っています。

嘗ては権利に対する認識が大らかだったんですが昨今はそうもいかない様ですね。

 

 

 

 

付属の冊子

 

今回のモデル化に当たっては当時の設定を基にしつつも各所を現代風にアレンジ、

付属の冊子にはその様子が描かれています。 (裏面はギミックの説明)

メーカー担当者のマグナビートル愛が窺えますね。

 

 

 

 

SIDE VIEW

全長:約17.5cm

 

マグナビートルは1983年から物語の舞台となる2050年へ主人公リュウと共にタイム

スリップした愛車フォルクス・ワーゲンをリュウ自身が改造したもの。 エアカーが

一般化している2050年に於いて装輪のままとしたのは過去人・リュウの拘り故か。

 

モデルは玩具よりもミニチュアカーとしての方向性を強めたスタイルで、その造型は

アニメ準拠よりも実車があるものと想定してモデリングした感じ。 劇中には無い

ホイール中央のVWエンブレムが許諾済みですぞー!ってな感じで何とも誇らしげです。

 

 

 

 

TOP & BOTTOM VIEW

 

エンブレムはボンネットにも。 本来は覆面パトカーなんで平時はルーフのパトランプを

車内に収納しているんですが、それを再現したモデルは2018年時点に於いて存在せず。

 

底部に見えるシャーシの造型も細かくて良い感じ。 サスペンション関係が赤いパーツと

なっていますが試作段階では黒だったんスよね…この辺どんな心境の変化でしょうか?

 

 

 

 

FRONT & REAR VIEW

 

劇中、改造前はごく普通のビートルだったんですが改造後はバハバグの如くワイルドな

オフロードスタイル。 特にリア周りは新たなアレンジも加わりその迫力は中々のもの。

随所にクリアパーツが使用され良い感じですが左ヘッドライトが歪んで取付けられてる…

 

 

基デザインで少々疑問なのはドアが小さくサイドウインドが無い事。 基がコンバーチ

ブルタイプだった事に由縁するらしいんですが寒い日や雨の日なんかは何とも不便そう。

この辺、劇中ではどうだったっけかな?

 

 

ディティールも増え迫力を増したエンジン周り。 塗装によるマフラーの焼け表現も

リアルな感じですが個人的には劇中の赤いマフラーも好きだったりします。

 

因みに2050年のパトカーにナンバープレートは不要らしいのですが

改造前のワーゲンには【30−67】のナンバーが付いていました。

 

 

モデルの性格もあってフォルム&ディティールは文句の無いほど良好。

アニメならではのディフォルメの効いた作画に倣った造型ってのも捨て難いんスけどね。

 

 

 

 

ACTION

 

ボンネット&左右のドアが開閉可能。

ボンネット内部にあるスペアタイヤを取り外す事も可能となっています。

 

設定だと本車はスーパーチャージャー搭載でボンネットにインテーク(ダクト)も

あるんですが見ての通りのリアエンジンなんでその意味合いは少々ナゾだったり。

大河原センセによるデザイン性を優先したスタイルなんでしょうね。

 

 

 

 

車内インテリアも

 

コンパネ類や小型モニター、シフトレバー(オートマなんスね)等も抜かり無く再現!

劇中でバトルプロテクターになるドライバーズシートも1/24だけに細かな造型を見せ、

ルーフ内部にはプロテクター装着後に車外へ飛び出す演出故と思われるモールドも再現。

 

 

お、バイザーまであるゾ!

 

 

 

 

ステアリング可動

 

ハンドルの動きと連動して前輪が左右にステア可能ですがその範囲は限られたものに。

大スケールのミニカーによく見られるギミックですが可動範囲は決まって狭いんスよね…

 

 

 

 

前・後輪アクション

 

前輪には左右独立したサスペンション機構を搭載。

底部のレバーで左右個別にサスペンションを効かせた状態でロックする事が可能です。

 

また後輪は基部にあるエンジンユニットが上下左右にスイング可能。 名目上、前輪と

合わせ様々な表情を付ける事が出来るんですが後輪(エンジン)の位置が固定出来ない&

左右スイングすると後輪がフェンダーに干渉するなど思った以上に効果は薄めだったり…

 

 

画像下は左前輪をロックしたところ。 後輪をスイングさせても車体の重みでジワ〜っと

正位置に戻っちゃうんスよね…前後輪にアクション機構を持たせるのは劇中を想起出来る

当時のポピニカにも搭載された名ギミック、そのアイデアは素晴らしいんですけどね。

 

 

 

 

 

内箱にはドリームシティ・ネオトキオ

 

…っぽいイラストが。 ここに本体を乗っけて飾るも良しですが、高額商品なんですから

ミニカーらしく固定可能なプラ製の台座やクリアケースなんかも欲しかったトコロです。

 

 

 

 

1/24っぽい人達と

 

ん〜、昭和1ケタの警部殿にSFパトカーは似合わないかな? それ以前に帽子が邪魔で

着座出来ませんでした。 対してルパンさんはバッチリ乗車可能…って、それにしても

リアルな方向性で造型するとマグナビートルって思ったより大型になるんスね。

 

 

使用した銭形とルパンは嘗てリリースされていたバンプレスト製プライズ品になります。

 

 

 

 

君と乗りたいのさ!

 

これまで展示していたポピニカ版&キャラウィール版と3ショットでパチリ。

モデルによって性格が明確に異なっているのが楽しいですね。

ポピニカ版の展示室へはページ下のリンクから入れます。

 

 

 

 

まるで地上に降りた太陽

 

日本のアニメや特撮に登場する車両がハイエイジ向け高額トイになる確率は

それほど高くない状況で今回の商品化となったアクアマリン版マグナビートルは

ファンにとって基デザインの素晴らしさや作品人気が齎した福音そのもの。

 

高額商品故に少々気になる点もあったりしますが1/24のリアルなマグナビートルって

だけで満足度はかなり高め。 何より人気のロボットと違って次に商品化される機会が

何時になるか判らない以上、お布施するのが信者?の勤めなのかもしれません。

 

…て、そう言えば海外メーカーによる1/12ウラシマ・リュウのアクションフィギュア&

マグナビートルってのが2016年春に発売予定っつーアナウンスを見た覚えがあるんスが

アレどうなったのかな? 歩みが鈍いのかキャンセルなのか、期待しているんですが…

 

 

 

 

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