ダイブハンガー

地球平和連合 ( Terrestrial Peaceable  Consortium ) 極東本部

所在地:千葉県房総半島沖

登場作品:ウルトラマンティガ(1996/TV特撮)

 

 

 

 

バンダイ製 プラトイ

DX TPC極東本部基地ダイブハンガー

パッケージサイズ/縦:約20.5cm×横:約46.5cm×奥:約21.5cm

 

所謂‘平成ウルトラマン’の出発点となった「ティガ」は期待通りにスマッシュヒット。

玩具面に於いてはポピニカが10種ほど発売されるという力の入れ様で、ウルトラ玩具

では過去よりメーカーを跨いで恒例となっていた基地も漏れる事無く玩具化されました。

 

バンダイの現行キャラの基地玩具でいうと1991年のソリッドハンガー(ソルブレイン)

以来4年ぶりとなった前年の重甲基地(ビーファイター)に続くもので同級生にはビート

ルベース(ビーファイターカブト)も…と、この頃から基地玩具が復権する流れに。

 

1996年発売/定価:5980円(税別)

◆映画公開に関連してか19992000年頃、ポピニカ数種と共に再販されています◆

 

 

 

 

FRONT & REAR VIEW

モデルサイズ/全高:約23.3cm×全幅:約22cm×奥行:約20.5cm

 

3000人が勤務するダイブハンガーは普段海中にあるという事で‘海底ピラミッド’な感じ

故に前後・横共にシンプルな台形型シルエットとなっていますが、モデルは随所に設けた

メッキ製の構造物と全体に走るモールドでその巨大感を良く再現していると思います。

 

因みに同年発売されたビートルベースも台形型なんだよなぁ…何かあったんスかね?

 

 

 

 

SIDE & TOP VIEW

 

謎の背ビレは面白いアクセント。 上部から見るとやや長方形である事が解りますね。

完全な四角錐としなかったのは個人的に良判断であったと思います。 主材質がABSと

なった事も関係してか諸々思うところもあるんですが、この辺は慣れるしかないですね。

 

 

 

 

付属するGUTSメカ群

 

本物件には金メッキ仕様の戦闘メカ6点に母艦アートデッセイの計7機が付属。

発売時期の関係もあってガッツウイングEX-Jが無いのは少々残念なところです。

 

各戦闘メカの全長は左からガッツウイング1号×2機:約4.2cm

ガッツウイング2号×2機&同ハイパーモード×1機:約5.3cm

ドルファー202:約3.3cm/アートデッセイ:約16.8cm

 

各機の造型は中々良好で、小さなドルファー以外は各機のモールドも頑張った感じ。

戦闘機は只のメッキではなく上から塗装されているのが良ポイントですね。

ギミックを有しているアートデッセイに関しては後述します。

 

 

 

 

ACTION

 

ピラミッド状の外郭は左右に2段階で展開可能、展開後は司令塔を直立させます。

付属の戦闘機は基地内部の格納庫に全機配置可能、配置状態で外郭を開閉する事も

可能ですが固定されている訳ではないので外郭開閉時に内部で暴れちゃいそうです。

 

 

最大展開時の全幅は約45.2cm、背ビレがお洒落な司令塔はタツノオトシゴですね。

GUTSメカは全般的に海棲生物をモチーフとしていたんで基地もそれに倣った感じか?

尚、4本の支柱内には車輪が装備されているのでスムーズな展開が可能となっています。

 

 

 

 

格納庫

 

上層部の格納庫には左右1機ずつ駐機場所(T字の凹み)が設けられています。

下層部の格納庫には3機分の駐機場所があり、その中央部はカタパルトという仕様。

駐機場所にはガッツウイング1号・2号を問わず配置可能ですが固定するのは不可です。

 

 

カタパルトを使用する際は付属する透明のカバーを取り付けます。

これは戦闘機の重量に対してカタパルトの射出力が強い為で、付けないと真っ直ぐ飛ばず

あらぬ方向へ飛んで行く可能性が…時代と共に安全意識が高まっているのを実感します。

 

 

カタパルトのフックを後方へ引いてロックし、カタパルト後部のスイッチで射出!

因みに透明のカバーを装着したまま外郭を閉じる事も可能です。

 

 

 

 

アートデッセイ発進!

 

TPCはダイブハンガー地下133階にあるF4ドックで極秘にアートデッセイ号を建造。

モデルも最下層にドックを装備、付属のアートデッセイ号を格納可能となっています。

前部のハッチを開閉させ発進、内部のドックを前方にスライドさせる事も可能です。

 

 

 

 

付属のアートデッセイ号

設定全長:150m/モデルの全長:約16.8cm(約 1/893スケール)

 

左右の砲塔がシール処理な処に涙を拭えませんが艦首内部には付属のドルファー202を

格納可能。 他にもブリッジ部がせり上がりデラック砲を再現、主翼展開、転がし走行も

可能…と中々な感じ。 本モデルに与えられた性格を考えると充分な出来栄えですね。

 

 

 

 

パッケージ写真と

 

モデルの外郭表面はもう少し立体感が欲しかったけど対象年齢を考えると仕方なしか。

外郭の開閉は劇中だと上層部のみの様ですが…どうだったかな? 写真を見ると

一応玩具に合わせて開閉する事を想定した設計になっている様に見えますね。

 

 

 

 

ピンチな感じで記念写真

クトゥルフ的で面白かった最終敵・ガタノゾーアとパチリ。

 

80」のUGM基地以来の新作ウルトラ基地玩具となったダイブハンガー(※)。

安全性確保の為かABSが主体となり造型のシャープさとギミック面が薄まった感も

ありますが、以前より増した形状の正確さはマニアにとって嬉しい処かも。

 

()前年にバンダイよりウルトラバトルゾーンシリーズの一環として科特隊基地を発売。

 

「ティガ」の作品的・商業的成功はシリーズ化に繋がり、その度に登場する

新作基地の玩具も発売され続けるというファンにとってこの上なく有難い状況に。

そういった意味でダイブハンガーは記念碑的な基地となりました。

 

 

各メカ個別の展示室へはコチラから↓

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