MACステーション
(MAC基地)

マックステーション/マック基地/MACアジア本部基地

登場作品:ウルトラマンレオ(1974/TV特撮)

 

組織名:MAC( Monster Attacking Crew

所在地:日本上空400km/全長:143m/全高:118m/隊員数:100

(劇中設定より)

 

 

 

 

タカトク(マツシロ)製 プラトイ

ホビックシリーズ マック基地

 

(以下より便宜上‘MAC基地’と表記していきます)

 

パッケージサイズ/縦:約25.5cm×横:約35cm×高:約21.5cm

 

前作「タロウ」同様に複数のメーカーから玩具&模型が展開された「レオ」ですが

メインは「レオ」で合金玩具の展開を開始したタカトクと言えそう。 合金以外にも

大型プラトイシリーズ‘ホビック’が展開されDXなMAC基地も発売されました。

 

モデルは勿論単体でも遊べますが別売のホビック版マッキー1号が合体可能なので持って

いると更にプレイバリューが広がります…というか、結構高額な商品を2つ揃える事が

前提という強気な設計はポピーを追い始めたタカトクの意気込みの表れだったのかも?

 

因みに製造はマツシロによるものとなっています。

 

1974年発売/定価:3300円?

 

 

 

 

基地本体部全景

全長:約31cm/全高:約22cm(全高基準で約1/536スケール)

 

前作のZAT基地は半分宇宙ステーションの様なデザインでしたが本作のMAC基地は

初めから宇宙ステーションにするという割り切ったデザインで、独楽の様な逆円錐形の

不安定なシルエットは当時の宇宙に対するイメージに符合させたものかもしれません。

 

単純な円錐形とせず上部に突き出た発進口や小型の外付けオブジェ等を巧みに配置して

キャラ性を出した当基地をモデルは玩具として更に昇華した形で立体化。 玩具としての

アレンジはあれど、華美さは抑えリアルさを強調した様な造りになっています。

 

 

どの方向から見ても何かしらアクセントを効かせたホビック版の造型は中々に良好。

唯一の弱点とも言える‘自立不可’に対しては金属製の脚を3本取り付ける事で対応、

この部分は他のMAC基地商品でも様々なアイデアが見られるポイントです。

 

例えば…

タカトク合金版:本体とは別にディスプレイ台を用意。

永大グリップキャラクター版:底部四方のトラス部が展開して脚になる。 等々

 

 

 

 

ACTION

 

クリアパーツを使用する事で平時でも内部が覗ける左右の格納庫は前方のツマミを押すと

スプリングで格納庫が迫り出します。 格納庫の内部には付属のマッキー2号&3号が

各1機ずつとコメッターロケット(と言う名のミサイル)が計6発収納されています。

 

付属のマッキー2&3号→

 

両機は同じホビックシリーズのマッキー1号に付属するものと同じで、

全長はマッキー2号(左):約5.9cm/マッキー3号(右):約6cm になります。

 

 

 

 

各機、出撃準備!

 

クリアレッドで成型されたカバーを開けて内部に装備されたカタパルトに各機をセット。

発進口のカバーが何故クリア成型なのかは当基地の目玉ギミックに由縁します。

カバーを閉じれば出撃準備完了、因みにカタパルトはゴム動力でした。

 

 

 

 

アストロスパークシューター!

 

目玉ギミックだけあって上記のネーミングも当時のキャッチーな感じが微笑ましい感じ。

 

発進口の左側にあるツマミは内蔵ゼンマイのリューズで、

これを巻いてカタパルトの発進ボタンを半押しすると発火ギミックが発動! 

ゼンマイをフルで巻くと思った以上に長い時間、火花が出ます。

 

 

周りを暗くすると…おォ、かっちょええ! 発進ボタンを強めに押すとカタパルトの

ロックが外れ戦闘機を射出可能。 初めからグッと押して火花抜きの即射出も可ですが、

ここはやはり目一杯火花を散らした後に発進!…といきたいですね。

 

 

 

 

円盤生物を迎撃せよ!

 

基地の下層部にあるシャッターを左右に開くとコメッターロケットの発射口が現れます。

格納庫にあった弾体を装填後に裏側のスイッチで4発を個別に発射させる事が可能、

単調になりがちな基地の外周其々に役割を持たせた当時の設計者には関心至極です。

 

 

 

 

 

シースルー作戦司令室

 

…と、名付けられたエリアを最下層に設置。

クリアパーツで覆われた内部に見える隊員の姿に微笑ましさを感じます。

展望レストランみたいな旋回機能があると更に面白かったんですけどね。

 

 

 

 

マッキー1号、ドッキング準備!

 

別売であるマッキー1号との合体機能は発火ギミックに次ぐ当基地の目玉ギミック。

上部にあるハンドルを右に回せばハッチが開くと同時に発着場がせり上がります。

発着場の突起部をマッキー1号の底部に挿し込んで固定すれば格納準備完了となります。

 

 

 

 

 

マッキー1号、格納!

 

1号の機首にある翼を内側へ折り畳んだ後に先述のハンドルを左に回せば

発着場が降下すると同時にハッチが閉じてドッキング完了となります。

 

 

 

 

MAC基地、完全体

 

2つの商品を揃える事で漸くTV等でよく見るMAC基地のスタイルに。

1号は‘頭隠して尻隠さず’なスタイルですが思ったよりシックリくる感じで、

基地全体が大きな宇宙船の様にも見えるという…この辺はデザイナーの妙技かな?

 

尚、当基地は設定だと緊急時の際は大気圏内も飛行可能だそうですよ。

イマイ製プラモの箱画みたいな感じになるのかな?

 

 

 

 

SIDE & TOP VIEW

全長:約39cm

 

改めて見るとやはり1号あってのデザインだナ…前作のZAT基地同様、やや変化球な

基地ですが商品にした時の纏まり具合はZAT基地よりレベルアップした感じですね。

 

アメリカ、ヨーロッパ、アフリカの各本部でも運用しているハズのMAC基地、

40話でシルバーブルーメに食べられちゃって「MAC全滅」なんて言われましたが

食べられたのってアジア本部だけッスよね? 「全滅」なんで他の本部もなんかな?

 

 

 

 

勿論、1号発進ごっこも

 

先述の手順を逆行して1号の発進シークエンスを再現するのもまた楽し!

ハンドル操作でハッチオープン&リフトアップ、機首のボタンで翼を広げてテイクオフ…

ん〜かっちょええな、やっぱ基地玩具に必要なのはこういう事だと思う訳ですよ。

 

 

 

 

第2期ウルトラ基地商品の集大成!

 

本モデルの競合相手となったタケミ製の大型プラトイが1号(や他の諸々)と

セットだった事を考えるとホビック版は値段的にも相当冒険した内容だったと思いますが

それで獲得したギミックの楽しさやスタイルの良さは冒したリスクに見合ったものかと。

 

因みにタカトクの合金版MAC基地はプラ製の1号がセットされているので単品商品で

ある合金版1号との合体はナシでしたが、永大製のミニ合金・グリップキャラクター版は

ホビック版と同様に基地と1号を分売、合体可能という方式を採っていました。

 

前作までウルトラ玩具のメインストリームにあったブルマァクはこの時期まだ健在で、

MACメカの玩具も出していたんですが「帰マン」「A」「タロウ」と第2期ウルトラマン

の基地商品を出し続けていただけにブルマァク製MAC基地がソフビのみってのは…

 

 

各MACメカの展示室はコチラから↓

画像をクリックすると展示室へ入れます。

 

 

 

 

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