マット基地

帰ってきたウルトラマン(1971

 

組織名:MAT( Monster Attack Team

所在地:東京湾海底

 

 

 

 

ブルマァク製 プラモデル

秘密マットB基地

マルサン倒産後、当時のマルサン社員を中心に然程間を空けず起業されたブルマァク。

やがてやって来る第2次怪獣ブームの起爆剤となった「帰ってきたウルトラマン」に

於いてはマルサン時代から続くスタンダードサイズのソフビ人形を始め、プラトイや

プラモデルを元気良く展開。本キットもそんな中の1品で既に確固たる地位を築いていた

秘密基地ジャンルに同作品を当て嵌めてみたものの、劇中に登場する基地そのままでは

商品的魅力を持たせられないとみたかA〜Dの全4種に分け合体可能とするメーカー

オリジナルのアレンジが施されており、このB基地は司令部っぽい部位を構成します。

サンダーバード以来、秘密基地といえば島や山だったりするケースが主流で本キットも

山ベースの基地となっています。劇中に倣えば差し詰め海底の岩山といった処でしょうか。

 

1972年発売/定価:800

 

 

組立説明書より1

パッケージには「秘密マットB基地」とあるのに…パーツは案外アッサリ気味ですが

1つ1つのパーツをソレッぽい名称で表記しているのが良いですね。

 

 

組立説明書より2

冒頭、バリ取りやメッキ部品はメッキを剥がして接着…など教育的な項目もあったり。

付属のゼンマイは土台中央のターンテーブルを回転させる為のもので、

ボタン操作により回転&ストップをコントロール可能です。

 

 

組立説明書より3

ターンテーブル上にはコンピューター等のパーツを配置。

これを透明のドームで覆うスタイルでイメージ的には司令部といった感じでしょうか。

岩山の上には観測ドームと鉄塔を設置して土台に接着すれば完成。観測ドームと鉄塔が

あるって事は海底の岩山ではなさそう…更なる脳内補完が必要ですね(笑)

ジョイントパーツで同シリーズを何点でも連結可能となっていて説明書では同じB基地を

連結していますね。お金が掛かりますがこういうのもアリだと思います。

 

 

パッケージにはA基地の画も

マットアロー1号が発進するA基地、2号のC基地、マットジャイロのD基地の全4種。

各基地の連結には画像下の様に割と自由度があるので組み換えて楽しむ事も可能です。

 

 

ノンテロップ箱画

奇しくも同じ1972年にバンダイからサンダーバードとウルトラセブンのホーク基地が発売。

しかもどちらもメーカーオリジナル風味を加えた全4種で連結可能(尤もホーク基地の

連結は企画倒れでしたが)という競合ぶりで何とも賑やかな時代だったんですね。

 

B基地はその後レッドバロンの基地として転生。他の基地も80年代に他メーカーから

金型を一部改修、オリジナル設定となって再販されていました。

 

 

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