科学特捜隊基地
(科特隊基地)

国際科学警察機構・科学特捜隊 日本支部

所在地:東京近郊

登場作品:ウルトラマン(1966/TV特撮)

 

 

 

 

バンダイ製 プラトイ

ウルトラバトルゾーン 科特隊基地

パッケージサイズ/縦:約16.5cm×横:約30.5cm×厚:約14.5cm

 

80」後のウルトラシーンと言えば雑誌媒体を主とした「アンドロメロス」やSD人気に

乗っかって玩具以外の分野も模索した「ウルトラマン倶楽部」(や同グラフィティ)等で

80年代を乗り切り90年代に入ると海外発信で「G」「パワード」が始まるという流れに。

 

玩具的にはキングザウルスを受け継いだソフビシリーズ「ウルトラ怪獣」を定番化。

「パワード」時に積極的に採用したライト&サウンドギミックをウルトラ怪獣にも適用、

怪獣の鳴声等を取り入れたパノラマ玩具「ウルトラバトルゾーン」を展開しました。

 

科特隊基地はウルトラバトルゾーンの一環として発売されたものでマスプロ商品としては

初の立体化だったと思います。(これ以前だと…ゼネプロのペーパークラフトくらい?)

 

1995年発売/定価:3980円(税別)

 

 

 

 

全景

全長:約28.5cm/全高:約15.5cm/全幅:約12.3cm

 

高層階になるほど床面積が広がるという2棟のビルが何ともSF的で格好良しの当基地。

基地玩具としてはやや変則的な性格を持った本モデルですが外観の再現に関しては

割と真面目な感じで造型されており、サイズ感も相まって好印象な感じです。

 

モデルはベース部に3つの建物と壁を差し込むシンプルなブロック構造なんですが、

ベース部へのジョイント具合には若干の緩さを感じるのでプレイ中に倒壊する恐れも?

 

 

 

 

 

A棟

 

A棟(説明図表記では本部ビルA)の裏側には電池ボックスを装備。

単3電池×2本をセットし屋上のスイッチONにした後、劇中ではサブビートルが

格納されている画像右の部位を押すと宇宙線アンテナが音と共に発光します。

 

 

 

 

B棟

 

B棟をパカッと開くと4階建ての格納庫となっており、同時期に展開していたPVC製の

「ウルトラメカセレクション」のメカを4機格納出来るんですが、なぁんかこぉ…求めて

いるものとは違うんですよねぇ。 そういう性格のモデルなのは解っているんですが。

 

因みにウルトラメカセレクションは看板を変えながら「メビウス」の頃までシリーズを

重ねていたんですが如何せん出来がイマイチ、初期のものは防衛隊のマークも入らない

という体たらくで正直それ以前に発売されているガチャポンHGの方が良造型だったり。

 

…なので、画像右では最上段のジェットビートル以外、HGで纏めてみました。

 

 

 

 

ビートル、発進!

 

当物件には件のウルトラメカセレクションと同一のジェットビートルが1機付属。

劇中で赤い八角形のトラス状格納庫はモデルだとカタパルトになっておりビートルを

射出可能、主翼が薄すぎてフニャってしまうビートルの全長は約8.2cmになります。

 

劇中ベースで考えると付属のビートルはデカ過ぎるんでHGのジェットビートル

(全長:約5.1cm)を用意してみましたが此方は小さ過ぎたかな?

何れにしても格納ギミックが無いのは残念無念です。

 

 

 

 

バンダイ製 プラトイ

サウンドウルトラシティ02

パッケージサイズ/縦:約19.2cm×横:約24cm×厚:約7.2cm

 

「ウルトラバトルゾーン」から16年後の2011年、バンダイは同コンセプトを進化させた

「サウンドウルトラシティ」を展開。 「バトル〜」よりもコンパクトな構成にしつつも

ストラクチャーに拡張性を持たせるアイデアで新時代のパノラマ遊びを提唱しました。

 

で、画像の科学特捜隊基地(お、今回は正式名称だ)はフェニックスネスト(メビウス)

に次ぐシリーズアイテムで、改めて今日まで初代が持ち続ける商品力を実感します。

因みにこの後、ダイブハンガー(ティガ)もラインナップされました。

 

2011年発売/定価:3000円(税別)

 

 

 

 

FRONT & REAR VIEW

全長:約15cm×全高:約9.1cm×全幅:約9.4cm

 

先のバトルゾーン版よりもコンパクトで記号化された感じ。 リアルさを要求された

モデルではありませんがA棟とB棟の接合部に関してはバトルゾーン版以上の拘りが。

 

 

 

 

ACTION

 

A棟屋上の定位置に付属のジェットビートル(全長:約3.4cm)を置いて提灯の様な

宇宙線アンテナを押すと壁面が開いてスロープとなり、ビートルが滑り降ります。

何となくサブビートルの発進を想起しますがサブビートルは付属せず…(泣)

 

また、ジェットビートルの格納庫にはエレベーターを装備。

レバー操作でアップダウンしますが残念ながら完全格納&射出は不可となっています。

 

 

 

 

拡張性のあるウルトラシティビル

 

本物件にはウルトラシティビル・ウォームグレーとビル倒壊パーツが4個ずつ付属。

ビル同士は上下左右・前後に設けられたジョイントで連結可能となっています。

 

 

 

 

フォッフォッフォッ(破壊せよ)

 

階段状の倒壊パーツにビルをセット、浮いた状態となる反対側の部位(道路状のモールド

有)をウルトラ怪獣に踏ませると乗せているだけのビルが倒壊…という趣向なんですが

本来想定しているウルトラ怪獣が無かったんで食玩で代用、倒壊パーツは連結も可です。

 

尚、この倒壊ギミックを阻害しない為にビルの連結は固定不可となっています。

(つまりユルユルのグラグラ)

 

 

 

 

マップシート

 

モデルにはパノラマ遊びをサポートするA4サイズのマップシートが2枚付属、

プリントされた絵柄は融通が利くので組合せを変えて遊ぶ事も可能です

 

 

 

 

サウンドウルトラシティ展開!

 

更に付属する赤いサウンドユニットは本シリーズの要、単4電池×2本をセットすれば

手前にある4つのボタンからウルトラマンの変身音や掛け声、怪獣の鳴き声や足音、

ビルの倒壊音など10種類以上のサウンドがカラータイマーを光らせながら鳴ります。

 

また、マップシートの裏側はウルトラの国っぽいデザインでプリントされています。

余談ですがウルトラ怪獣だとデカ過ぎるんで今回使用した食玩ソフビくらいが適当かと。

 

バトルゾーン版と→ 

 

ウルトラシティ版は可愛く纏まっていますね。

存在感のバトルゾーン版、プレイバリューのウルトラシティ版…どちらが良いか(悩)

 

 

 

 

きたぞ、われらのウルトラマン!

 

ウルトラバトルゾーンの怪獣大決戦場に付属するウルトラマンらを加えて記念写真。

 

ウルトラ基地の出発点である科特隊基地は建築物として大変興味深いデザインなので

バトルゾーン版、ウルトラシティ版共にイレギュラー気味な立体化だったのが少々残念。

いつか純粋な基地玩具として玩具化される事を祈り続ける次第です。

 

 

↓科特隊メカの展示室はコチラから↓

画像をクリックすると展示室へ入れます。

 

 

 

 

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