&ダッシュバード2号
登場作品:ウルトラマンマックス(2005)
バンダイ製 ダッシュマシンシリーズ
ダッシュバードは「マックス」の防衛組織‘DASH'が誇る戦闘機。
その1号・2号がダッシュマシンシリーズのナンバー1・2としてリリースされました。
ポピニカとしても発売(3号を加えた3機セット)されたのですが、
主力商品は飽くまでダッシュマシンシリーズだった様です。
2005年発売/定価:各1800円
ダッシュバード1号(通常モード)
全長:18m/全幅:19m/最高速度:マッハ5(成層圏内)・マッハ7(成層圏外)
(劇中設定より)
ダッシュバード2号(通常モード)
全長:15m/全幅:15m/最高速度:マッハ3(成層圏内)・マッハ5(成層圏外)
(劇中設定より)
以下、2機のモデルを並べてご紹介!
SIDE VIEW
↑1号◆全長:約16cm (約1/113スケール)
↓2号◆全長:約14cm (約1/107スケール)
2号は1号の兄弟機という設定だそうで両機のシルエットは似通ったものに。
1号をデザインしたプレックスの阿部氏曰く「『マックス』では合体をやめて、1個1個の
商品の面白さを追求してみようと。単品の魅力を打ち出していくという事ですね。」
(ミリオン出版 平成ウルトラマン ライドメカTOY大全より)…だ、そうです。
TOP & BOTTOM VIEW
両機共にシューティングゲームのマイキャラの様なスタイル。
そういったアプローチも悪くないのかもしれませんが特撮作品である「ウルトラマン」で
やるには少々冒険が過ぎた感がしますね。 前作にあたるクロムチェスターの様に
玩具として割り切った方向ならば良かったと思うのですが…
FRONT & REAR VIEW
劇中でのCGモデリングにも対応が容易と思われる平面構成。
モデルはキャノピーのフレームが塗装されていないのが残念なところ。
シルバーもプロップの様に輝度を抑えた色調の方が良かったかも?
リアはディティールの甘さが目立ちますね。 プロップでも割とシンプルな造型を見せて
いるので玩具の方は手抜きと見られぬ様にもう少し気合を入れて欲しかったです。
飛行機としての意匠はあるのでソレっぽくも見え、また格好良く感じる事も可能ですが
玩具的には後述のギミックも含めてウルトラ戦闘機としての力不足感が否めません。
続いて2号
2号は1号から主翼と垂直尾翼を取った格好なので飛行機っぽさは希薄。
パッケージによるとコクピット後方上部にあるユニットが尾翼だそうですが…。
リアのディティール不足感に関しては1号以上です。
1号同様にプロポーション的には然程問題無いのですが
キャノピーをクリアパーツにする等、もっと造型的に密度を高めて欲しかったですね。
やはり特撮番組のメカには見えないというのが致命的なマイナスポイントか。
飛行機ってよりお洒落なUFOって感じもしたり。
ゲームキャラとしてなら良く出来ていると思うのですが…う〜ん。
ACTION
1号は両翼と尾翼を折り畳む事で、2号は機首を折り畳む事で格納モードに変形可能。
両機共にコクピット後方のボタンを押すとスプリングにより元の位置に展開します。
必殺モードに変形!
1号は機首を左右に展開する事で、2号は両翼&尾翼を展開する事で必殺モードに変形。
巨大な刃となった翼で怪獣を切りつけます。 モデルは両機共に刃の部分にメッキを
使用しており質感の拘りを見せていますが両機の格納モード・必殺モードを比べるに
機首と両翼の役目を入れ換えただけの感も…2号のパッケージ文にある「1号の兄弟機」
っていうのを苦しい逃げ口上と論ずるのは少々意地が悪いか。
3モードになれるけれど…
飛行機が武器になるというコンセプトの下でデザインされたダッシュバード。
「ネクサス」放送短縮の煽りを受けて準備期間が「ティガ」以上に短かったそうですが
シンプルなのは良しとしても練り込み方の足りなさ感は否めません。
デザインのパワー不足を造型でカバー出来れば良かったと思うんですけどね。
ギミック面に於いてもプチ変形&ダッシュマザーへの格納だけでは…
3号も加えてパチリ
1・2・3のカラーを赤・青・黄とするのはゲットマシン以来の伝統か?
ダッシュバード3号は空想科学潜水艦博物館の方で展示しています。