WHITE HOUSE ( EXECUTIVE RESIDENCE )
所在地:アメリカ/ワシントンD.C. ペンシルベニア大通り1600番地
1792年着工〜1800年竣工〜1814年焼失〜1817年再建
高さ:21m/床面積:5100u/部屋数:134/洗面所:35/階数:地上3・地下3
扉:412/暖炉:28/階段:8/エレベーター:3/シェフ:5人
メーカー不明 貯金箱
PIGGY BANK
何かを模った貯金箱というのは1800年代より銀行の景品として存在したそうで、現在も
景品・市販品共に様々な形状の貯金箱が世に出続けているというコレクタージャンルなん
ですがノボの好きな建築物系貯金箱のマニア向け市場価格は結構高めだったりして…
モデルはオールプラ製で香港製らしいのですが表記は一切なく発売時期等も不明です。
全景
サイズ/横:約17.5cm×高:約12.5cm(旗含む)×奥:約11.1cm
本モデルは中央に半円状のポーチが設けられた南側を正面として作られています。
ポーチ内2階部にあるトルーマン・バルコニーも欲しかった処ですが残念ながら省略に。
窓等はシールで処理されていますが柱は立体造型としているので「見るからに安っぽい」
という状態は回避、建物系は人形以上にディティールを重視したいので有難い感じです。
モデルの裏手は本来の正面玄関である北側を再現、省略せず造型されているのが◎です。
台座部をコインスペースとしているので高台チックなのが少々気になる処ではありますが
これは本モデルに貯金箱以外のプラスアルファが与えられている為なんで目を瞑る事に。
コインの投入口は上部の左端、取出口は底部中央で定番の捻り蓋付きとなっています。
画像右の様に屋根は取外し可能でペン立てっぽく使用する事が可能。
ところで本モデルはどうにも造りが荒っぽくて…取外し式の屋根はガイドと受けが合わず
キチンと本体に被せる事が出来なかったり接着剤がハミ出し捲くっていたり取出口の蓋が
妙に固くて捻り難かったりと詰めが甘々な処をみるに如何にも昔の香港製といった感じ?
FUN-DAMENTAL TOO LTD製 クッキージャー
COOKIE JAR
クッキージャーは読んで字の如くクッキー等の食品を入れておく入れ物なんですが米国等
では本モデルの様に遊び心ある形状の物が結構出ており、ノボの様な好事家の目に止まる
事が多い様です。 尤も食品を湿気から防ぐといった本来の機能は望めそうにないかな?
モデルは中古物件故にホワイトハウスと言うには少々憚られる程の日焼け変色がある
もののギミックを含め破損は無かったのが救いでした。 本来のパッケージは底・側・
背面をカラー印刷されたボール紙で囲うスタイルで本体は剥き出し状態になります。
2002年発売/価格:?
全景
サイズ/横:約27.5cm×高:約12.8cm×奥:約19.5cm
本物件は正面玄関のある北側を正面とし南側はバッサリ省略、こちらも基本プラ製です。
そのデカさ故か形にしている部分の造型は割と細かくて正面の窓の奥にはミラーシール?
も使用されており良い感じ。 ノボ好みの模型色強めなクッキージャーとなっています。
エクゼクティブな気分でクッキーを
予め屋内に入れておいたクッキー等を取る為に屋根を開けるとスイッチが入り
「大統領万歳( Hail to the Chief )」又は「星条旗( The Star Spangled Banner )」の
どちらかが4小節程流れます。 単3×3使用で電池ボックスとスピーカーは裏蓋に設置。
余談ですが最初はサウンドギミックを知らなかったんで開けた瞬間、そのデカい音量に
心臓が止まる程ビックリしたですよ。 パッケージの無い中古物件で購入しましたが
前オーナーが電池を入れたままだったんスな、液漏れ等が無くて良かったです!
ウチ来る!?
アメリカの大統領官邸が大衆的な商品価値を持っているってのは一寸羨ましく思えたり。
日本でも面白い建築物商品が無い訳ではないんですがまだまだ少ない感じです。
展示した2種のホワイトハウスは何れも模型的魅力を備えた日用品という事で
過度にディティールを求めるのは筋違いなんですが、モデルを眺めていると解る造り手に
よる‘それなりの拘り’が建築物ファンとしては楽しかったり嬉しかったりです。