所在地:エドロポリス
登場作品:キャッ党忍伝 てやんでえ(1990/TVアニメ)
Samurai Pizza Cats
バンダイ製 プラトイ
パッケージサイズ/縦:約25cm×横:約25cm×厚:約18.3cm
タツノコプロによる「てやんでえ」は自我を持つディフォルメ体形の動物型ロボット達に
よるギャグアニメ。 ピザキャットは普段、主人公達が働くピザのチェーン店ですが
幕府の転覆を企むコーン守に対抗する秘密忍者隊ニャンキーの基地でもあります。
スポンサーを務めたバンダイはこのピザキャットを商品化、女児も取込める作風と見たか
基地玩具としてよりも女玩の領域であるお店遊びや簡易クッキング遊びに重点を置いた
構成であり、他のてやんでえシリーズとも連動しない独立したアイテムとなっています。
1990年発売/定価:3980円(税別)
全景
全高:約27.5cm
敷地面積/横:約17.8cm×奥行き:約24.2cm
ピザ屋ですが時代劇的な作風に合わせ店舗の外観は和風な感じに。
因みに主人公・ヤッ太郎らが勤めている日本橋本店以外にも品川・両国・深川
・佃島に支店があり、戦闘等でピンチになると各支店長がヘルプに来ていました。
展開
店舗の下層部を左右に展開させプレイ準備に取り掛かります。
出来る事なら収納時でもドアが開閉するといったギミックが欲しかった処ですね。
それではピザキャットを彩る付属品群を見てみましょう。
付属品・その1
本物件にはアニマドロイドと呼ばれる主人公達のPVC製人形が4体付属。
画像左の左から店長のおタマ、主人公のヤッ太郎、プルルン、スカシーで、おタマを
除く3体に取付け可能な前掛け・おかもち・ランドセルも(3体分)付属します。
他にも店舗用の椅子が2種で計4脚、テーブルが大小で計2、コクピット、
ニャゴキングカー、狐塚コーン守(きつねづかこーんのかみ)の的、カラ丸の的が付属。
因みに人形の身長はヤッ太郎で約3.7cm、
人形が乗車可能なニャゴキングカーの全長は約8.2cmになります。
付属品・その2
更に粘土・粘土でピザを作る為の型・ヘラ・伸ばし棒・それに皿が付属。
食べる事は不可で人形類ともリンクしませんが簡単なクッキング遊びも可能という仕様。
展示物件は付属のシールを貼った状態ですが、使い処に悩む一部のシールは画像上・右の
様に貼らず仕舞い。 未使用シールの中には使い処に悩んだ以外にもPVC人形へ貼る事
に対する(絶対に剥れるであろうという)抵抗感故に貼らなかったものもあったりです。
店舗側
正面向かって左側はピザキャットの店舗なんで付属のテーブル&椅子を配置します。
カウンターテーブルや壁面のイラストが気分を盛り上げてくれますね。
基地側
対する右側は基地的な雰囲気ですね。 パッケージ写真だとコクピット(説明文ママ)が
店舗側に配置してあって違和感アリアリだったんでコチラ側に配置してみました。
特急便、出ます!
基地側に装備されているゴム動力のカタパルトでニャゴキングカーを射出可能。
因みにニャゴキングカーには人形を2体乗せる事が可能です。
ヤッ太郎、行きまーす!
店舗の上層部にある時計台は劇中に則した感じの拳銃型カタパルトになっています。
文字盤のあるパネルを開いて内部の台座に人形をセット、拳銃型の後部にあるレバーを
引くと人形を置いた台座も下がりロックした後に引き金を引けば射出!…となります。
因みに最上部にあるオブジェにギミックはありません。
本物件は劇中に則した外観が嬉しかったりする反面、玩具としてみると少々物足りなさを
感じてしまうんですよね…粘土の分、もう少しギミック面を詰めて欲しかったッス。
存在自体に意義がある物件の1つです
当時発売されていたソフビとパチリ。
思えば「ワタル」以来、こういったディフォルメ系ロボアニメが量産されましたっけ。
当時は「てやんでえ」と「ムサシロード」とか区別がつかなかったんスよねぇ…(恥)
玩具的にも「ワタル」辺りから組立式が流行りバンダイも元祖SDガンダムで追随、
「てやんでえ」のメインシリーズもそんな感じで巨大ロボ・ニャゴキングまで発売。
そういった流れの中で出たピザキャットは諸々とイレギュラーな商品だったのかも?