怪物屋敷

関連作品:怪物くん(1980/TVアニメ2期)

 

 

 

 

ポピー製 ファミリー向けゲーム

怪物くん とりとりピッタン

パッケージサイズ/縦:約25.5cm×横:約35.5cm×厚:約11cm

 

玩具売場にあるゲームと言えばファミコン登場以前でもLSIゲームやゲームウォッチの

様な電源を使うもの、王道であるボードゲーム、野球盤や「黒ひげ危機一発」に代表される

プレイヤー自身によるアクションゲーム等々、現在に至っても実にバリエーション豊か。

 

TVキャラクターのゲーム化も古くから盛んで「怪物くん」に於いても家族や友達と遊ぶ

画像のアクションゲームを発売。 注目なのはゲームを進行する為の部品として怪物屋敷

のミニチュアが付属している点で、ここではその怪物屋敷に焦点を当ててみました。

 

1981年発売/定価:?円

 

 

 

 

全景

モデルサイズ/全幅:約16.8cm×全高:約18cm×奥行:約10.6cm

 

父・怪物大王の命で人間界へ留学に来た‘怪物くん’こと怪物太郎はアラマ荘に部屋を

借り、隣の部屋に住む少年ヒロシと友人になる。 怪物くんの部屋には冷蔵庫が1つある

だけだが、その冷蔵庫はアラマ荘の隣にある不気味な洋館のキッチンに繋がっていて…

 

怪物大王は怪物くんのお供としてドラキュラ・オオカミ男・フランケンの3人を派遣、

その3人の為に用意されたのが不気味な洋館‘怪物屋敷’で、3人の怪物は

其処を拠点に怪物くんを見守り&お世話をする事となります。

 

アニメ版は原作と異なり第1話でヒロシが野球のボールを取りに屋敷に侵入、ボール探し

を兼ねて屋敷を探険している内に怪物くんと初遭遇するという流れで、怪物くんとの

出会いと同作の基本設定を上手くアレンジして15分の中でテンポ良く紹介してくれます。

 

 

モデルは飽くまでゲームの進行に使用するアイテムなんでディティールを追及する

性格のものではなくシール処理等も目立ちますが、その基本形状は意外にも劇中に

登場するものと比べて遜色は無く、この辺ファンとしては何とも嬉しい感じ。

 

何より驚くのは充分過ぎる程に存在感を発揮しているそのサイズ。

当時の消しゴム人形で遊べるハウス玩具だったら…と思うと口惜しかったりです。

 

 

 

 

ACTION

 

正面向かって左側にある煙突を下方にグッと押すとゼンマイ動力により前面の屋根が

前方に展開し予め収納しておいた‘指示カード’が現れます。 その中で1番手前にある

カードが表面を見せプレイヤーにゲームの指示を出すという流れ。(画像ではフランケン)

 

指示カードの裏面に見えるグーチョキパー&サイコロの目はゲームにバリエーションを

持たせる為のもので基本プレイに直接的な関係はありません。

 

 

 

 

さァ、始まるザマスよ!

いくでガンス! フンガー!

 

プレイヤーは裏側に吸盤の付いたスティック(画像左上)を1本持ち、先の指示カードで

示されたものと同じ柄のプレイカード(画像左下の円い絵札)を取り合うという内容で

カルタをアレンジした感じ? ローカルルールを自由に設定するのも良いかと思います。

 

プレイカードを取ったら屋敷の指示カードを取って脇に置き、屋根を戻してまた煙突を

押すという感じでゲームを進めます。 指示カードは28枚、プレイカードは56枚あるので

屋敷の指示カードが無くなったら脇に置いたカードをシャッフルしてまたセットします。

 

「とりとりピッタン」の名称は手でなくスティックの吸盤で取る辺りからくるものなんで

すね。 獲得したプレイカードを入れる赤いトレイもキャラごとに付属(画像左中)、更に

付属するビニール製プレイマットの楽しい絵柄が雰囲気を盛り上げます。(画像中上)

 

因みに2人〜4人用・5歳以上向けでプレイマットは約69cm四方になります。

 

 

 

 

さて、折角なんで以下に怪物くんのミニフィギュア・シリーズ2種をご紹介!

何れもアニメ2期の版権商品になります。

 

フルタ製 食玩

20世紀漫画家コレクション6

藤子不二雄Ⓐの世界

幅:約15.5cm×高:約12.6cm(画像にある3種合体時)

 

フルタ製菓が展開した食玩シリーズの第6弾は藤子不二雄Ⓐの4作品・全8種+αで、

ラインナップは「怪物くん」3種・「ハットリくん」3種・「笑ゥせえるすまん」1種・

「プロゴルファー猿」1種+シークレット1種(紅蜂)…といった王道の布陣。

 

「怪物くん」3種は合わせると画像の様な1つのジオラマ仕立てになるお洒落な趣向で、

「ハットリくん」も同様の仕様となっていました。 嬉しかったのは人間側の主役である

市川ヒロシが立体化された事ですね。 当時の消しゴムでは姉の歌子も出ていました。

 

2003年9月発売/定価:300

 

 

 

 

エポック社製 カプセル玩具

藤子不二雄Ⓐコレクション

怪物くん 念力集中 くるくる百面相

 

こちらはエポック社によるカプセル玩具・全5種+αで画像のオオカミ男はシークレット

の人間ver.。 5種集めると画像左下の様に台座を合わせ良い感じで飾れる以外にも怪子

ちゃん以外のキャラの顔を怪物くんに付け替える事も可能、怪物くんの腕は2ver.付属。

 

※画像にあるシークレットのオオカミ男の人間顔は付け替え不可です。

 

因みに怪子ちゃんの声を演じたのはモノクロ1期に続き増山江威子、1期でオオカミ男を

演じた兼本新吾は2期では2代目フランケンに。 1期で怪物くんを演じた白石冬美は

2期も演じたがっていたそうですが…はてさて、野沢雅子とどっちが良かったのか…?

 

2003年発売/定価:1回200

 

 

 

 

♪ハァ〜、坊ちゃんの為なら!

 

当時ポピーからは他にも「怪物やしきセット」や「ドッキリ屋敷ゲーム」といった

ソレっぽい商品が出ていたんですが残念ながら何れも‘思てたんとちゃう’内容で、

この「とりとりピッタン」に付属する怪物屋敷は半ば奇跡的な立体化と言えそう?

 

実は怪物屋敷に限らず昔のキャラクターゲームを色々探索してみると通常では玩具化

されない様なアイテムを立体化している事が間々あるんで目が離せなかったりです。

 

 

 

 

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