加納邸

所在地:東京某所

関連作品:とんでモン・ペ(1982/アニメ)

 

 

 

 

ポピー製 ペーくんのゆかいなおうち

 

東京ムービー新社による少女向けアニメ「とんでモン・ペ」を玩具面でスポンサードした

ポピーから画像の様なハウス玩具が発売されていました。 同年には「ミンキーモモ」や

「あさりちゃん」「ときめきトゥナイト」等々、印象深い少女向け作品が多かったですね。

 

しかしながら殊、ハウス玩具となると女玩の定番でありながらこの時期の作品では

余り企画されず…この「モン・ペ」で商品化されたのは勿怪の幸いだったんですが

実は「キャンディ・キャンディ」商品の焼き直しアイテムだったりします。

 

1982年発売/定価:3980

 

 

 

 

全景

 

間口:約16.5cm 奥行き:約25cm 高さ:約22.5cm

 

洋風建築の2階建て物件、外観は色味的に少々寂しいもののモールドで間延びを防止。

本宅は人気デザイナー加納麻紀の家であり主人公・モンペはお手伝いさんという設定。

画像下・右はパッケージにあるイラスト。 一応、東京が物語の舞台らしいのですが…

 

 

本宅は劇中の物件に則した専用設計ではありませんが雰囲気は似ているかな?

余談ですが花村モンペの愛称モンちゃんペーくん'で「とんでモン・ペ」表記と

なるんですが、花村モンペ単独だと「モンペ」表記となり少々混乱しちゃいますね。

 

 

 

 

付属の人形(ソフビ製)

 

左から主人公でデザイナー志望の鹿児島娘・花村モンペ、加納麻紀の長男で超能力ベビー

・ペーくん(ペーちゃん表記多し。 女児と認識されているケースもある様です)、

そしてペーくんの超能力によって命を得たぬいぐるみ・ナンダ郎、同じくチリチリ。

因みに身長はモンペで約5.1cmになります。

 

 

モンペとペーくんは頭部が回転、付属の乳母車で遊ぶ事も可能ですがパッケージ写真の

モンペは試作品なのか眼がアニメ調。 画像右はパッケージのイラストで、製品版は

これに倣った様ですね。 漫画担当だったいまいかおるの画風はどうだったけかな?

 

 

 

 

展開!

 

玄関下のスイッチを押すとロックが外れ、家が左右に展開します。

180度展開後に左右の床面も展開、家具類を任意で配置すればプレイ準備完了です。

 

 

 

 

 

付属のシール

 

一部を除いて貼る場所が指定されているんですが、この辺も任意という事で。

何しろパッケージ写真も指定と異なっていたりします。 展示モデルも

一部のシールは貼り所に悩んだんで敢えて貼らずにおきました。

 

 

 

 

それでは1階から順にご紹介

 

1階の床面は多少広めのプレイフィールド。

向かって左側にはブランコがあり人形で遊ぶ事が出来ます。

 

 

 

 

キッチン&バスルーム

 

1階、向かって左側の部屋はキッチンで、壁には調理器具のモールドもあります。

付属のシンクと冷蔵庫を配置しますが、パッケージ写真だと右開きの冷蔵庫をシンクの

左に配置しているのがどうにも不自然に見えたんでモデルでは逆にしています。

 

 

 

 

中2階〜2階へ

 

1階中央の階段を上ると正面奥に中2階部屋が。

奥まっていて少々遊び難いんですがこの部屋には秘密のギミックが…!(後述)

そこから左右に分かれる階段を更に上ると其々に1部屋ずつ2階部屋があります。

 

 

 

 

2階はペーくん&モンペの部屋

 

向かって左側の2階部屋はペーくんの部屋で、クローゼットとベランダ(出窓?)が備え

付けられています。 付属するベッドの枕部分には頭部を乗せる事を考慮した凹みも。

 

向かって右側にあるモンペの部屋にはコーナーテーブルが備え付けられています。

ペーくんのベッド同様、ここにはセオリー通り丸テーブルを配置。

 

 

 

 

エレベータールーム

 

先述の中2階はエレベーターとなっており、リフトアップさせる事が可能。

その下に現れる6つ目の部屋の奥にはソファが備え付けられていますが(画像下・左)

やっぱ子供の手でないと遊び難いッスな(笑)

 

 

 

 

 

くるくるコースターを設置

 

本宅には絶叫必至のアクティビティ・くるくるコースターが付属。

屋根と1階にある降り場を結ぶ折れ曲がった針金にマグネット付のゴンドラをセット、

ゴンドラに人形を乗せると高速回転しながら降り場まで下っていきます。

 

ゴンドラは2基付属。 中々面白いギミックなんですが慎重に扱わないと

直ぐにゴンドラが落下したり途中で止まったりと結構デリケートだったり。

あとコースター一式は屋内への収納不可ってのも残念ポイントですね。

 

 

 

 

 

他にも

 

無塗装の鳥人形が付属、屋根の穴に付けられます。(但しユルユル)

また階段は独立しており、ひっくり返して遊ぶ事も出来るんですが滑り台ではないので

その意味合いは少々薄かったり。

 

 

 

 

ペーくんにとって家は遊び場

 

主人公・モンペの声はオバQを演じる前の天地総子。 前番組「おはよう!スパンク」と

後番組「レディジョージィ」に挟まれた本作はどうも印象薄いなぁと思って調べてみたら

先述の「あさりちゃん」「ときめきトゥナイト」の他にも「コロコロポロン」「パタリロ」

等の強力なライバル達が同期に。 一寸割を喰っちゃった感じの作品だったのかな?

 

本宅は男玩でいう処の基地玩具的な楽しさを持たせたスタイルなのでハウス玩具として

見た場合、飯事的な魅力は少々薄めですがポニーのおうち(キャンディ・キャンディ)の

単なる焼き直しでは終わらせぬ新ギミックのアイデアは評価出来る、そんな物件です。

 

 

 

 

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