サリーの家
関連作品:魔法使いサリー(1989・アニメ2期)
バンダイ製 空とぶサリーオルゴール
「鉄人28号」でお馴染み横山光輝原作の少女マンガが2度目のアニメ化。
一応、前作の続編なので大人になった当時のファンも楽しめる内容で、思えばこの時期
「のらくろ」「おそ松」「アッコ」「バカボン」等の再アニメ化が増えていましたっけ。
スポンサーのバンダイからは劇中に倣ったスタイルでサリーの家を商品化。
但し人形遊びが出来るハウス玩具としてではなく、耳慣れた主題歌のメロディが流れる
オルゴールとしての商品化で、人形遊び用のハウス玩具は別途発売される事に。
1990年発売/定価:2800円(税別)
全景
土台部のサイズ:約23×14.5cm
確か切り株に魔法を掛けて作った本宅。 モデルで感心するのは造りがとても丁寧な点で
全体の形状は元より窓枠等を別パーツとして質感・立体感をアップさせるといった演出が
嬉しいところですが残念ながら本モデルは中古物件な為、屋根のト音記号が1個欠品に…
裏手にはオルゴールを奏でる為のネジが。
因みにパッケージ写真には煙突上部に何やら部品が付いていますが、どうやら製品版では
反映されなかった様です。 なのでこれに関しては欠品ではないという事で。
付属の人形
本モデルには箒に跨ったPVC製サリーちゃん人形が付属。
人形から伸びる金属シャフトを屋根に取り付ければ全体像の完成です。
尚、本モデルはオルゴールなので家本体は小物入れとなっています。
ACTION
裏手のネジを回し、画像の様に向かって右側の小箱を引き出すとスイッチオン。
小林亜星の名曲「魔法使いサリー」のメロディが流れると同時に屋根が回転、家の上空を
サリーちゃんが上下しながら旋回するというお洒落な演出のギミックを搭載しています。
アクロバット飛行も!
サリーは単に家の周りを旋回するだけでなく、正面に来た時にクルッと前方宙返りをする
アクロバット飛行を見せてくれるんですが…‘前方'なので何か違和感があるんですよね。
ここはやはり後方宙返りとした方が自然な感じがして良かったんですが。
モデルは向かって左側にも小箱があり、こちらも小物入れとして使う事が出来ます。
では、引き続き他アイテムで夢野邸周辺の様子を見てみましょう。
バンダイ製 ファンタジーハウス
先述のオルゴールと異なり人形遊びに主眼を置いたハウス玩具も登場。
サリーの住む人間界の町とサリーの故郷である魔法の国が再現されています。
1991年発売/定価:3200円(税抜)
付属の人形
本品にはPVC製の人形が7体付属。
画像左上・左からサリーのパパ、同ママ、サリー、カブ、ポロン、よし子、すみれ。
造型は良好なものの未塗装なのが残念…まぁこの頃は仕方ないですかね。
身長はサリーで約5cm、画像右の様に付属の箒を取り付ける事も可能です。
展開!
本体は基本的に紙製のバッグスタイル。 キャリーハンドル装備で持ち運びもラクチン。
これを展開して小物類を配置すればプレイ準備完了となります。 展開後は向かって
左側が人間界、右側が魔法の国という構成で作品世界を再現しています。
展開状態のサイズは約49×65cm と、紙メインとはいえ結構巨大。
まずは人間界を探索
サリーの家の隣には春日野すみれの父が勤める病院が。
建物類は全てイラストで、ネームの入った門のみが立体化されています。
学校の手前には花村よし子の家があり、その隣には大きな公園が。
公園にはシーソーとメリーゴーランドがあり人形で遊ぶ事が出来るんですが、
スペースの広さに対して遊びの幅は少々狭めなのが残念なところと言えそうです。
魔法の国へ里帰り
人間界から雲で仕切られた右側のスペースに行くと両親の待つ魔法の国が。
人形で遊ぶ為のソファやテーブル、ベッド等が用意されており簡易的ながらも
全体が宮殿、或いは部屋として機能する設計になっています。
モデルには人形が搭乗可能な馬車が付属、書き割りで表現されたお城の上部から
スロープを伝って転がす事も可能です。
再び人間界へ!
両親に一旦、別れを告げ再び人間界へ。
魔法の国の女王となるまで暫らくの間、サリーは人間との友情を深める事に。
因みにここで紹介した夢野邸はオルゴールでしたが、「マジカルハウス」という
人形遊びをメインにした純粋なハウス玩具も発売されています。