関連作品：ママは小学４年生（1992／アニメ）
タカラ製 みらいちゃんハウス
未来から来た自分の子供を世話するＳＦチックな女児向けアニメ「ママは小学４年生」。
スポンサーは女玩に強いタカラで、画像にある豪華なハウス玩具が発売されました。
人形遊び以外にもユーザー自身で遊べるアイテムが付属するというＤＸぶりです。
1992年発売／定価：5980円（税別）
全景
ハウス玩具によくあるバッグタイプの本宅。 上部のキャリーハンドルを立ち上げれば
楽に持ち運ぶ事が可能となります。 本体の前後左右には家に準じたイラストが
施されているのでバッグ状態で飾ってもサマになるのが嬉しいところ。
尚、収納状態でのサイズは約２０．５×２６．５×１９ｃｍと中々の大邸宅。
展開！
前方パネルと左右ブロックを開き、屋根を後方に起こせば展開完了！
前方パネルはマグネットで、左右ブロックは上部のロックで固定されています。
この後、付属する家具類を任意に配置すればプレイ準備完了に。
展開状態にすると左右の差し渡しが約６６ｃｍと更に大邸宅に。
モデルは付属のシールを貼った状態になります。
水木家の住人たち
画像は本モデルに付属する人形で、左からみらい（未来から来たなつみの子供）、
水木なつみ（主人公）、島村いずみ（なつみの叔母）、ボビー（なつみの愛犬）の４体。
身長はなつみで約４．９ｃｍ、背面も塗装されていますが造型は正直イマイチかな？
玄関先
前面パネルを開いた裏側は玄関先の庭になっています。
外枠には複数のジョイント穴が設けられており、付属する門扉や花（２種・計４個）、
人形を乗せて遊べるブランコを任意の穴に取り付ける事が可能となっています。
他にもパッケージ上部のベラ部分に描かれている樹木を切り抜き、付属の幹パーツに
差し込めば先述のジョイント穴に取り付ける事が出来るんですが今回はパスしました。
庭で遊んでみる
本モデルにはテニスコートが付属、画像左上の様にして遊べます。
更に画像右にあるみらい用のペダルカー（か？）も付属するので、
先のブランコと合わせると庭だけでも結構遊べる感じになっています。
因みに先述のブランコにいずみは乗れず、ペダルカーにはボビーが乗れません。
リビング
１階中央にドンと構えるリビング。 付属品は豊富なんですがリビングに使えるのは
案外少なめな感じで、その賑やかさはイラストに依るところが大きいかな？
ＴＶでは「ママ４」が放映中、そう言えばみらいはＴＶから現れましたっけ。
◆パッケージだとここはダイニングとなっていますが便宜上リビングとしました◆
リビングから右に
正面から見てリビング右側には３つの部屋が配置されています。
床や壁に施されたイラストが作中の雰囲気を醸し出していて良い感じ！
但し手前側の壁のイラストは外側のみで内側は成型色のピンクのみなのが少々残念。
プレイルーム
なつみの両親がロンドンに移ってしまった為に生まれた余剰部屋？で、本宅では
リビングとの境は無く、モデルではなつみとみらいの部屋として想定している様です。
画像では付属品の中から机と本棚、本とバッグを配置してみました。
いずみの部屋
プレイルーム手前隣にはいずみ叔母さんの部屋が。 叔母さんと言ってもまだ20歳で、
漫画家を目指すも家賃滞納でアパートを追い出され水木家に居候する事に。 当初は色々
あったものの、1人残された小学生のなつみにとっては有り難い存在と言えそうですね。
プレイルームから繋がるドアは開閉可能。 壁面のイラストが楽しいですね。
部屋は狭めでベッドを置いたらもう一杯なんですが居候の身にはこれで充分？
ベッドの上にあるのは電話になります。
ボビーの部屋
プレイルームの奥隣には愛犬ボビーの部屋が。
こんな豪華な部屋があるなら玄関先の犬小屋は要らないかも（笑）
因みにボビーの犬種はアイリッシュ・セッター（♂）だそうです。
エレベーターで２階へ
２階建ての水木邸はプレイルームの隅にエレベーターを完備。
上部のハンドル操作で上下します。
なつみ＆みらいの寝室
本モデルに於いて２階はなつみ＆みらいの寝室という事に。
みらいにとってはプレイルームと変わりませんが、いずみ叔母さんとの
プライバシーを確保したいというなつみの判断…と、想像してみたり。
「みらいちゃんハウス」ってくらいなんでベビーベッドやおまる等の専用小物が付属。
なつみが使うみらいのお世話グッズも付属し、その中の‘ごきげんフルート'は
なつみ人形に装着可能、因みにおまるの隣にあるのは付属品の１つであるオムツ。
屋根裏部屋は小物入れ
最上部にある赤い屋根は小物入れに。 収納時の様に屋根を手前に戻せば開閉可能となり
内部に小物を収納可能なんですが、全ての家具類を収納するほど広くはないので下で紹介
する人形遊びとは切り離した‘ユーザー用お世話グッズ'の収納場所といった感じです。
ユーザー用お世話グッズ３種
お世話グッズは全部で３種類、画像左上・左からひみつのコンパクト、ごきげんフルート
お世話バッグで其々にギミック有り。 手前にある小さいのが人形遊び用になります。
コンパクトは開閉可能で、中の板を動かす事により鏡がみらいの表情へと変わります。
劇中ではみらいのピンチをなつみに知らせ、時間を止める事も可能です。
フルートは吹けば実際に音が鳴ります。
劇中ではみらいが泣いている時だけ音が出せ、みらいの機嫌を取り戻します。
星型のバッグは裏側のツマミを回すと窓に４種類のメッセージ＆イラストが現れます。
劇中では言葉を話せないみらいの気持ちをなつみに伝えてくれます。
１階に戻ってリビング左へ
正面向かってリビング左側にはダイニングキッチン、バス、トイレと水場３部屋が。
こちらも壁と床のイラストが楽しいんですが、中央にある間仕切りのイラストは
ダイニングキッチン側のみでバス＆トイレ側はナシというのが少々残念だったり。
因みにリビング右側同様にダイニングキッチンの外壁内側もイラストがありません。
コスト削減かもしれませんが‘楽しむ方向' がある程度限定されているんですね。
ダイニングキッチン
この手のハウス玩具の中では割と広めに採られたダイニングキッチン。
シンク＆コンロ、冷蔵庫、棚、テーブル、イスを置いてもユッタリ感がありますね。
豊富な小物類の中には料理も。 皿、料理に加えスプーンまで一体成型されています。
また、冷蔵庫はドアが開閉可能。 ２ドアが一体化していますが無問題ですね。
画像下・右のシンク内にあるのは判り難いですがキャベツです。
トイレ
付属する他の小物類と比べると案外ヌルイ造型の便器ですが、ホルダー付きのトイレット
ペーパーを部品化しているのが芸コマ。 リビングとの境には床面のイラストに従い
洗濯機を配置。 洗濯機の蓋は開閉可能と、こちらでも芸コマぶりを見せてくれます。
お風呂
トイレの奥にあるドアを開ければバスルームに。
付属するバスタブの位置と向きは任意ですが画像右が１番シックリくる…かな？
遊び甲斐のある優良物件です
本宅は70年代に「パティ＆ジミー」、80年代に「トッピー＆クッピー」（共にサンリオ）
の家として販売されていた物を仕様変更した商品なので当然劇中との差異はあるんですが
ハウス玩具としての設計は大変優秀、ユーザーに対して充分な満足感を与えてくれます。
「ママ４」は話も良かったッスね。