ミンキーモモ ハウス

関連作品:魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて(1991/アニメ)

 

 

 

 

ユタカ製 ミンキーモモハウス

 

1982年のヒットアニメ「魔法のプリンセス ミンキーモモ」の続編となる本作は

38話から‘夢を抱きしめて'の副題が付き、通称「海モモ」として呼ばれる事に。

 

商品を展開したのはバンダイ関連キャラの低価格商品を販売する事が多かった系列会社の

ユタカから。 ユタカのイメージに似合わぬ大型商品なんですが、バンダイの都合なのか

バブルの残り香か、同社はこの頃「ゲッターロボ號」でも大型商品を展開していました。

 

1991年発売?/定価:3980円(税別)

 

 

 

 

全景

 

典型的バッグタイプである収納形態はそれ自体が家の形を採っており、前後に洒落た

イラストも入っているのでこの状態でも充分鑑賞に耐え得るデザインとなっています。

尚、収納状態でのサイズは約29.5×33×8.5cmと結構大型。

 

 

 

 

展開!

 

上部左右のロックを外し、前面パネルを展開して家具類を配置すれば準備完了。

前面パネルが1階の床となる平面+2階建ての立体構成という遊び甲斐のあるパターン。

因みに本体部はバンダイ製「きんぎょ注意報」の製品から流用したものとなっています。

 

 

キャリーハンドルを倒して取付ける中央の屋根には風見鶏も付属…と、これまたお洒落!

尚、本モデルは中古物件で購入したもので、付属するシールの全てが貼られてはおらず

貼られていないシールは欠品していたものの致命的な問題は無かったんで助かりました。

 

 

 

 

モモ家の人々+α

 

左から地上世界に於けるパパとママ、夢と魔法の国・マリンナーサ国王(モモの実父)、

モモ本人、モモのお供であるチャーモ&クックブック&ルピピで、この内パパとママの

人形は紙製。 他は塗装済みのプラ製ですが背面の無いペッタンコ造型となっています。

背中はこんな→

身長はモモで約7.9cm(台座含まず)

んー、まだまだこの時期は普通の人形にフル塗装ではコスト的にキビシかったのかなぁ…

本作の前後に当たる「きんぎょ注意報」や「みかん絵日記」でも同じ仕様でした。

 

また、同時期にタカラから出ていた「ちびまる子ちゃん」のハウス玩具に付属する人形も

背中はあるけどペッタンコ造型(しかも塗装済みはまる子だけだったし)だったり

したんですよねぇ…もしかしてこの時期、ペッタンコ造型が流行だったんかな?

 

 

 

 

玄関

 

では、開閉可能な玄関ドアを開けて家の中に入りましょう。

画像右は家本体の外側に描かれたイラストで、本モデルとのイメージ差は然程無い感じ。

 

 

 

 

ダイニングキッチン

 

出窓も備えたダイニングキッチンは玄関入って左側。 L字一体型のシンク&コンロに

冷蔵庫、テーブル&椅子に小物類…と、標準的と言える付属品。 ワゴンが不思議な

お洒落空気を醸し出しているのは良いとして他に置き場の無い洗濯機が雰囲気を…

 

シンクや冷蔵庫、洗濯機にギミックが無かったり調理器具や料理が付属しないのが

(欠品してましたが一部シールで補填されています)少々残念な点と言えますが、

この辺は割り切って他の商品から持ってくると良いかもです。

 

 

 

 

リビング

 

キッチンから繋がる玄関入って右側の広いリビングにはソファやステレオを始めとして

ピアノや暖炉(背景イラストですが)といったお金持ちの象徴が眩しいその反面、TVが

無いという不思議ぶりも。 家具類は外箱の写真に囚われず自由に配置して楽しむが◎。

 

 

リビング奥のドアを開けた先にはバス&トイレが。 先程の暖炉も含めてこういった

洋風家屋って70年代辺りに憧れたもんですが、洋風のバスタブやトイレと一体っていう

合理主義には付いて行けなかったなぁ…ハウス玩具はユニット式が多いんですよね。

 

←便座カバーは開閉可能。

 

 

 

 

ホームパーティーを!

 

リビングが広いと余裕を持って遊べますね。

 

 

 

 

2階へ

 

さて、次は階段を上って2階を拝見! 階段の場所も任意で変えられます。

 

 

 

 

個室が2部屋

 

階段を上った正面右側の部屋はパッケージによればベッドルームですが、

パパとママの部屋と捉えて良さげかな? 付属の小物類からパッケージに倣って

ベッド、洗面台付きのドレッサーに電話、テーブル、掃除機を配置してみる。

 

ドアの向こう、正面向かって左側はモモの部屋と設定。 ここには小型のドレッサーに

プリンセス仕様のベッドを配置。 スペースを有効活用する為にベッドを立て向きに配置

したのですが脚が少々空中に…立体型のハウス玩具は床が狭くなりがちなのが難点です。

 

 

 

 

裏庭もイラストで

 

玄関側と並んで楽しめる裏手側のイラスト。

こういった演出は嬉しいですね。

 

 

 

 

本作は「夢」がテーマでした

 

ハウス玩具は飯事辺りを祖とする女児玩具の定番だけに不滅のジャンル。 キャラ物に

関して言えば往往にして劇中とは別デザイン、或いは家自体が直接関係無い場合が

多いんですが、どんな場合であっても女児は家の中に夢を見出すものらしいですね。

 

本宅は「きんぎょ注意報」の流用品ですが遊ぶ分には何の問題も無い夢のある玩具に

纏まっています。 因みにこの後、家具や小物の一部は続く作品「みかん絵日記」の

バンダイ製ハウス玩具へ流用される事に。 これらの部品の大元は何だったんスかね?

 

 

 

 

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