さくら邸

(まる子の家)

所在地:静岡県清水市

関連作品:ちびまる子ちゃん(1990/アニメ・1期)

 

 

 

 

タカラ製 まるちゃんのおうち

 

1986年から雑誌りぼんで連載された同作は19901992年にかけてTVアニメ化(1期)。

その後1995年から2期がスタートし2017年現在まで続く長寿番組となる訳ですが、

ここで紹介するハウス玩具は1期放送時にタカラから発売されたものになります。

 

展示モデルは残念ながら付属品が多々欠品していたり目立つ傷もあったりする中古物件。

因みにパッケージで言えば新品だと画像左の状態に帯が付きます。

 

1990年発売?/定価:?

 

 

 

 

全景

 

本宅は比較的安価なハウス玩具によく見られるバッグタイプで持ち運び用ハンドルも装備、

バッグを開くと屋内の様子が展開されます。 本モデルでは開いた面積の半分を家屋、

もう半分で近所の様子を再現。 豊富に付属する小物や人形で遊ぶ事が出来ます。

 

展開状態の寸法は約31cm×54.5cm。 尚、このタイプのハウス玩具は

家屋の壁をボール紙で表現する場合が多いんですが、本宅はしっかりとしたプラ製で

各部屋の間仕切りは片付け時に便利な取外し式という仕様となっています。

 

 

それでは各部屋を順にご紹介!

 

 

 

 

玄関〜台所

 

本宅の扉は全てドア式なので本来引き戸である玄関も画像左上の様な感じに。

土間を上がって左手にあるのがまる子の母・すみれの居城である台所。

勝手口もあり開閉可能なんですが玄関のすぐ隣ってのが一寸面白かったり。

 

付属の小物からシンクと冷蔵庫をソレっぽく配置してみましたが何処に置いても壁の

イラストが隠れちゃうのが難点。 冷蔵庫は開閉可能なので中に牛乳を入れてみました。

ダイニングテーブルっぽいものも付属するんですが少々窮屈になるのでここでは割愛。

 

 

 

 

 

居間

 

台所の奥には居間が。 作中では昭和40年代なので火鉢もまだまだ現役だったり。

画像では炬燵と座椅子にTVを配置、炬燵はテーブルと分離可能で、本来であれば

炬燵布団も付属した様ですが残念ながらシーズンオフ仕様って事で。

 

家族が集まる居間は食事の場でもあるので付属の料理を並べてみる。

デカイ料理が部屋の狭さを強調してるかな? 6人家族にゃ少々ツライ仕様です。

 

 

 

 

 

客間

 

居間の襖の向こう、玄関の奥にある洋間は客間としてのものだと思うんですが正直余り

印象が無いですね。 暖炉まであるお洒落な洋間にはソファとテーブルを置きました。

洋間の上には物干し台が配置されており、本来は階段と物干し竿が付属する様です。

 

 

 

 

 

風呂場

 

居間と共に客間に隣接するのが風呂場で浴槽と石鹸置き、すのこを配置してみましたが

これ以外にも洗面器がある模様。 客間を通らないと風呂場に行けない構造に若干の戸惑

いもありますが…まぁ仕方ないですね。 画像下・右はマクドナルドのトイになります。

 

 

 

 

 

子供部屋

 

玄関を上がって右側にあるのがまる子と姉・さきこの部屋で、見立て6畳程ですが

子供2人なら充分といったところ。 2人分の勉強机と布団が付属するので当然ここに

配置してみたんですが…やっぱ椅子も欲しいですね、座椅子で代用するかな。

 

 

 

 

 

トイレ

 

トイレは玄関の右脇に設置。 今や珍しい和式便器ですがこの頃はまだ一般的でした。

玩具なんで諸々仕方ない部分はあるものの、両親や祖父母の部屋が居間しか無かったり

水場を3つの角に離しちゃう設計はもう少しどうにかして欲しかったような…

 

因みにアニメでは2期制作時に於いて間取りを変更したそうです。

 

 

 

 

近所

 

家の前には公園などがあり屋外用の部品としてシーソーや花壇、駄菓子屋・みつやが

用意されており、これらを配置すれば屋外でも楽しく遊ぶ事が可能になります。

また家族以外にもたまちゃん、丸尾くん、花輪くんの人形が付属するのも嬉しいところ。

 

 

 

 

 

みつや

 

まる子達の社交場である駄菓子屋・みつやも付属。

魅惑の商品群は主にシールで表現されているのですが、開閉可能なアイスクリーム用

冷凍庫の中には部品化されたアイス類が収納されています。 ただ店主の姿が何処にも…

 

 

 

 

ここでちょっと補足

 

台所の項で割愛したダイニングテーブルを置いてみる。

コンロや冷蔵庫で遊ぼうと思うとやっぱ少々窮屈に感じるかな?

シーソーと自転車は画像右の様に人形を取り付ける事が可能ですが性質上‘立ち乗り'に。

 

 

 

 

さくら家の人々&まる子のクラスメイト

 

画像上

左から父・ひろし、母・すみれ、まる子、姉・さきえ、祖母・こたけ、祖父・友蔵。

 

画像下

左から穂波たまえ、花輪和彦、丸尾末男で、まる子の身長は約4.4cmになります。

 

 

人形は背面もモールドされており見た目は中々ソックリなんですが、横から見ると何故か

ペッタンコという特異な造型となっています。 その方が似せ易かったんですかね?

付属の人形で彩色済みなのはまる子だけというのも淋しい感じがします。

 

因みにアニメ2期時にもタカラから新造型の人形とハウス玩具が発売されており

まる子の家、まる子の部屋、小学校とハウス玩具が3種類。 それに絡める人形も布製の

服を着たDXな物が10種類程度出ていたんですが、やはりペッタンコな造型でした。

 

 

 

 

♪楽しい事なら一杯、夢見ることなら目一杯

 

「ちびまる子ちゃん」は昭和40年代(の静岡県清水市)が舞台という事で、

そこで描かれる家屋を始めとする風景や人物から発せられる言葉、まる子の心情等の

1つ1つがノボにとって懐かしく身近に感じる作品でした。(特に原作と1期の前半)

 

紹介したモデルは諸々限られた状況の中に於いてもみつやまで盛り込んだ佳作玩具ですが

どうも本モデルはキキララの玩具「がーでんぱーてぃはうす」の焼き直しだった様です。

尚、本モデルはアニメ2期時の1995年頃にも一部仕様変更して再販されていました。

 

 

 

 

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