野比邸

(のび太の家)

関連作品:ドラえもん(1979/テレビ朝日版アニメ・1期)

 

 

 

 

小学館 ぼくドラえもん02

 

「ぼくドラえもん」は、この時期刊行されていた月2回刊のドラえもん専門雑誌。

毎号複数の付録が封入されており、ここで紹介するのび太の家のペーパークラフトは

創刊2号に付属。 シリーズを通して特に豪華な付録だったと思います。

 

2004年3月20日発売/定価:650円(税込)

 

 

 

 

外周

 

基本デザインは1969年にスタートした原作コミックに準じた感じのテレ朝版・野比邸。

見ての通り木造2階建てですが、のび太の祖母亡き後はドラえもんが来るまでの間

家族3人暮らしという事でのび太の母・玉子にとっては少々持て余し気味だったかも?

 

因みにモデルの外形寸法は約13.5cm×約15.8cmになります。

 

 

 

 

俯瞰で

 

モデルはペーパークラフトなので平面感が強いものの組み立てて見ると家屋の立体感は

中々のもの。 ブロック塀の途中に設けられた玄関口や勝手口に切り込みを入れる等の

チョットした演出が見る者に‘あぁ、住んでいるんだ'という体温を感じさせます。

 

玄関口から左奥に入ると見える一寸した庭には物干し、ぬれ縁、それに洋間のテラスに

あるパーゴラが立体化されておりこれがまた良い感じ。 パーゴラがあるって結構お洒落

な家ですが劇中での存在感はイマイチで、残念ながら途中で描かれなくなったそうです。

 

 

本モデルで個人的に少し違和感を覚えたのが裏手にある物置。 イメージにある物置は

人の背丈より高さがあり、実際コミック等でも確認出来るんですが後にコンテナ式に

変わったらしく、モデルの方も画像右下の様に小型のものが採用されています。

 

 

 

 

屋内の間取りも再現!

 

モデルの屋根を取外すと劇中に倣って再現された間取りを見る事が可能です。 平面では

ありますが両面カラー印刷されているので全ての部屋の様子がカラーで楽しめるという

これは実に嬉しいギミック! 画像左下にある様に屋根の内側も再現されています。

 

 

 

 

家屋内部を南側(仮)から

 

玄関先の廊下の右側にはトイレ、洗面所、浴室が。 よく見るとトイレと洗面所のドアは

逆開きになるんですね。 廊下の突き当たりにある広く張り出したスペースには玉子の

主戦場の1つであるダイニングキッチンが。 磯野家との時代の差をここに感じますね。

 

玄関に戻って左手には滅多に描かれる事の無い8畳程の洋間が。 一応客間なんですが

劇中ではその隣の居間に通されるケースが殆どでした。 居間は様々なドラマが

展開される部屋で、その先の階段を挟みのび助&玉子夫妻の寝室と並びます。

 

 

物干しがある面を南側と仮定して西側の壁の様子を見てみる。

居間と寝室などは結構凝った造りになっていますね。

 

 

 

 

北側(仮)から

 

上の画像は北側と東側の壁の様子を写したもので、居間にはのび太がよく見るTVも。

実際に家具類を立体化するとグッと狭く感じるんでしょうね。 床面のイラストを見ると

南側から見る事を前提としているのが解るんですが、これはまぁ仕方が無いですね。

 

 

 

 

改めて西側(仮)&東側(仮)から

 

作中によると現在の野比邸は祖母存命時の頃のものから改築(全面建替えか?)された

ものであり、ダイニングキッチンの張り出しはその際に生じたものだろうと推察されます。

借家という設定もあったかと思いますが…その辺の設定は結構流動的なのかも?

のび太の父も当初は「のび助」でなく「のび三」だったりしたし…。

 

また、のび太が幼少の頃には庭に砂場と柿の木があったところをみると、借家にせよ

何にせよ野比家の生活水準って所謂‘中の上'だったんだなぁと感じたり。

そう言えばのび助の父(のび太の祖父)って地元の盟主っぽい風体でしたね。

 

 

 

 

階段を上がって2階へ!

 

勿論、作中最も描かれる事の多いのび太(とドラえもん)の部屋がある2階も再現。

のび太の部屋は和室6畳+押入れ+αで、お馴染みの机は立体で再現されています。

 

廊下を挟んだ向かい側の洋室は1階の客室と共に滅多に描かれる事の無い部屋。

床に描かれたベッドに新鮮さを感じますが、これはシンエイ動画が80年代後半に作った

(改装)野比家の美術設定書に依るもので本モデル全体のベースとなっているそうです。

 

 

様々なドラマの出発点である場合の多いのび太の部屋ですが、そこにある家具は机と本棚

のみなんですね。 やや殺風景な気もしますが小学生の部屋ならそんなもんなのかな?

ま、それだけにドラえもんの存在が際立つとも言えそうですが。

 

 

 

 

野比家の人々

 

モデルには野比家の住人が付属。 紙人形ですが家屋同様の両面印刷により背中も再現、

家屋内に配置して楽しむ事が可能です。 立ちポーズののび太&ドラえもんが無いという

のは何とも残念ですが、その反面おばあちゃんが付属するという嬉しいサプライズも。

 

 

 

 

のォび太ァ、野球やるから空き地に来い!

 

間取りに関しては作中から図面を引くと色々矛盾が生じるらしいのですが、本モデルは

その矛盾を感じさせない見事な仕事っぷりを見せます。 ペーパークラフト…というと

少々クセの強さを感じたりもしますが、それを差し引いても逸品であると断言出来ます!

 

タテはめ板の外壁に瓦棒葺き屋根、間取りも含めて嘗ての標準的戸建て住宅である野比邸。

現在ではややノスタルジーさも感じる「ドラえもん」ですが下手に近代化したりせず、

作品が生まれた頃の時代の空気を持ち続けて欲しいと個人的には思ったりです。

 

 

お、のび太に野球のお誘いが。

ついでに彼らの遊び場である近所の空き地も覗いてみますか。

 

 

 

 

小学館 ぼくドラえもん08

 

同誌第8号の付録には同じペーパークラフトで「みんなの空き地」が付属。

主に子供達のドラマが展開される場として作品上重要なポイントである空き地を

先述したのび太の家同様に丁寧なデザインで商品化しています。

 

2004年6月20日発売/定価:650円(税込)

 

 

 

 

ジャイアンズの練習風景を見学

 

子供達が空き地で野球をする姿もまた今となってはノスタルジーな風景と言えそう。

立て板の塀に囲まれた敷地に置かれた土管やドラム缶が更に郷愁を誘います。

 

モデルは先の野比邸と同様に両面カラー印刷されており人形も付属。 お、のび太の

ピッチャーは珍しいかも? いつものメンバーに加え出来杉君やレアキャラとも言える

名無しの友達が3名も付属する等、中々に賑やか。 勿論、背中も印刷されています。

 

 

 

 

 

隣接する神成邸

 

空き地の隣に住む神成氏は野球開催時の流れ球によく悩まされている様で、庭の盆栽や

窓ガラス等に被害を受ける事多し。 モデルはそんな神成氏の様子も再現されて

いるのですが、神成邸に関しては誠に残念ながらほぼ書き割り状態となっています。

 

 

 

 

 

時に野外コンサートも

 

空き地で行われる野球以外の催しと言えば我らがジャイアンによるコンサート。 モデル

は野球バージョンの他にコンサートバージョンの紙人形も付属。 ん?どうやら出来杉君

は上手く逃げた様ですね。 画像下右は以前発売されていたトレーディングフィギュア。

 

 

思えばジャイアンって歌に野球に料理に暴力…と結構多趣味なんですよね。

その上、妹思いで確か成人後は実家の店から独立してスーパーを経営していた様な…

あれ、一寸尊敬しちゃうかも?

 

 

 

 

同号には半強制の招待状も付属

 

みんなの空き地と共に封入されている同号4大ふろくの中には画像のチケットも。

個人的にはコンサートではなく‘リサイタル'として欲しかったかな?

因みに残りの2つはコミックス形式の未収録作品集8とトレーディングカード。

 

 

 

 

そこには古き良き時代の風景が

 

正式には‘ヒューム管'と呼ばれる土管は所謂水道管である事から、この空き地は水道局の

管理地なのかもしれませんね。 立入禁止の札が無い事もあって子供達には良い遊び場と

なっていました。 因みに土管ですがアニメ放映時には既に使われなくなっていた様です。

 

モデルは土管、ドラム缶に加え物置も立体化されており良い感じ。 土管とドラム缶は

地面に固定していないのでユーザーの好みで配置する事が可能となっています。

野比邸ほど凝ってはいませんがファンであれば是非揃えておきたい物件です!

 

 

 

 

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