サンダーバード1号

登場作品:劇場版 サンダーバード(2004

 

全長:24m/全幅:9m/重量:140t/最高速度:約マッハ20

(劇中設定より)

 

 

 

 

バンダイ製 プラトイ

程好いサイズと価格で展開された「レスキューメカニックシリーズ」の1品で

1号、2号、4号、FAB1の4種類がラインナップされています。

 

2004年発売/定価:1500

 

 

SIDE VIEW

全長:約15.1cm (約1/160スケール)

 

2004年の劇場版に於いてデザインが一新されたサンダーバードメカにファンとしては

戸惑いを隠せませんでしたが個人的にはこの1号と4号は好意的に受け留めています。

オリジナル1号を踏まえつつ後方のエンジン部を中心に大きく現代風にアレンジした機影は

アニメメカっぽくもありますがオリジナル1号の不備をフォローしている様でもあります。

 

 

TOP & BOTTOM VIEW

画像左が底部、中が上部で右はギミックの1つである主翼を展開したところ。

オリジナル1号以上に飛行機色を強めたのが良く判りますが主翼の収納時と展開時の

後退角にそれほど差が無いのはオリジナル1号と異なりシルエットの変化が楽しめない

という意味でチョイとマイナスかな?という気がします。

 

モデルは側面以上の情報量を持つ上・底部が丁寧に造形されており、

これに鮮やかなカラーリングが加わって見せ場の1つとなっています。

 

 

FRONT & REAR VIEW

オリジナル1号同様に画になり難いデザインの前・後部ですがV字尾翼を備えた

後部補助エンジンにアレンジを加える事によって多少メリハリが付いた様です。

ただ後方から見るメインエンジンのトホホな造形具合は本モデル最大の欠点と言えそう。

ふむ、結構カッコ良く纏めたデザインですね。この辺モデルの方も良く再現しています。

安全対策でしょうがV字尾翼は樹脂製パーツに塗料をのっけたものとなっているので

恒例の歪み問題が付いて回るのが難点ですね。先述のメインエンジンの造形と相まって

格好良く決まる筈のバックショットが格好良く決まらないんですよねぇ…残念至極!

 

 

ACTION

先述の主翼展開以外にも底部3ヶ所に装備されたランディングギアが展開可能。

後部のランディングギアはカバーを手動で開き、左右の補助エンジンを上方に

90度回転させると連動して主脚が出てくるという凝ったものとなっています。

モデルのギミックもさながら補助エンジンを垂直離着陸時にも活用可能としたデザイン的

アイデアに一寸関心。この辺オリジナル1号から正当進化した様で好感が持てます。

3点での支え方がオリジナル1号と逆なのも面白いですね。

無理が無くなって良い感じです。

 

 

コクピット部展開!

ノーズコーンを前方に引っ張るとコクピットブロックが下方に展開。

パーツには座席も再現するという芸コマぶりを見せます。

また上部のキャノピー?も上方に展開可能となっています。

 

 

ディスプレイ台&FAB1が付属

発射台を模したディスプレイ台と同スケールっぽい(か?)FAB1が付属。

やや不安定となりますが画像中の様に飛行状態でのディスプレイも可能となっています。

FAB1は全長:約3.7cmの一発成型ですがオマケとしては頑張った造形&塗装が◎。

 

 

惜しい…実に惜しい

1号は公開当時バンダイより1/200スケールのプラモやミニフィギュア等が色々と

発売されていましたが、惜しい点はあれども個人的には本モデルがベストモデルかと。

 

大した爪跡を残せなかった2004年版サンダーバードでしたが、

この1号を始めとしてキラリと光るものが無かった訳ではないだけに、

それらをこのまま埋もれさせてしまうというのは何とも勿体無い気がします。

 

 

 

 

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