DOMO ( Demolition Object Moving Operator )
登場作品:サンダーバード(1965)
THUNDERBIRDS
デアゴスティーニ製
週刊サンダーバード2号&救助メカ
2016年1月より全国販売を開始したデアゴスティーニの週刊電動サンダーバード2号。
刊行1年を越えた第55〜57号で吸着ハンド車が完成します。
2017年2月発売/定価:各1750円(税抜)
SIDE VIEW
全長:約8.8cm(アーム先端まで)
ボディは基本的に鉄の爪タンクと共用なのでシルエットは似た様な感じの本機。
前方に3本の吸着ハンドを装備しており、劇中ではこれで建物の壁を支えていました。
足周りは例によってジェットモグラ等と共通のデザインとなっています。
TOP & BOTTOM VIEW
モデルの方も鉄の爪タンクと基本設計を共有している部分があるので、その弊害として
鉄の爪タンクで残念ポイントだった塗装処理のキャノピーをそのまま受け継ぐ形に。
この辺、是が非でもバージョンアップして欲しかったところなんですが…。
底部はこんな感じ→
例によって樹脂製クローラーは気持ち良く回転、転がし走行を楽しめます。
FRONT & REAR VIEW
本モデル最大の残念ポイントは本機の特徴である3本のアームが不可動である事。
造型そのものは問題無いだけに、ここはせめて基部だけでも可動化して欲しかったです。
っつーか、フロントのラジエター周りの部品が歪んじゃってる事に今気付いた…。
基本、鉄の爪タンクと共用とはいえ細部のディティールには差異があり
モデルの方もその辺を再現、後部のアンテナには金属線が使用されています。
鉄の爪タンクと
大きなところではサイドスカートの有無、小さなところではデコレーションパーツと、
メイン装備以外でも結構異なる2台。 劇中でのミニチュア流用はコスト削減や納期の
短縮が目的だったかもしれませんが結果的にリアルさを演出する事に成功していますね。
ただの流用メカと言うなかれ!(その2)
アーム不可動と塗装キャノピー以外は納得の出来であるデアゴ版の吸着ハンド車。
吸着ハンド車はレーザー切断車と同様に過去に於いて立体化に恵まれておらず、デアゴ版
が出るまではコナミ製のジオラマ仕立て食玩とバンダイ製のキャラウィールくらいかな?
1/144という国際スケールで、他の救助メカや2号とも絡められるデアゴ版は
これから当分の間、貴重なモデルとなりそうです。