RESCUE-PAC VEHICLE
登場作品:サンダーバード(1965)
THUNDERBIRDS
全長:3.02m/全幅:2.3m/全高:2.66m
(タカラによる推定値)
デアゴスティーニ製
週刊サンダーバード2号&救助メカ
&
タカラ製 レスキューメカコレクション2
2016年1月より全国販売を開始したデアゴスティーニの週刊電動サンダーバード2号。
同年9月27日に発売された第35号1冊で運送砲車が完成します。
画像右は2004年にタカラより発売された1/144電動フルアクション2号に対応した
同スケールの救助メカセットで「1」、「2」の2種類が発売。
運送砲車は「2」にセットされています。
2016年発売/定価:1750円(デアゴ版・税抜)
2004年発売/定価:2480円(タカラ版・税抜)
それでは同じ1/144として発売された2台の運送砲車を比較形式でご紹介!
基本的に画像左/上がデアゴ版、画像右/下がタカラ版になります。
SIDE VIEW
全長:約2.2cm(デアゴ版:画像左)/約2.5cm(タカラ版:画像右)
デアゴ、タカラ両方から出た1/144救助メカは基本的にタカラ版の方が大型なんですが
運送砲車に関しては殆ど差の無いものとなっています。 両者のスタイリングは大分
異なっているんですが、これは参考にしたプロップが異なる為と思われます。
TOP & BOTTOM VIEW
非常に小さなモデルですが丁寧な造りを見せるデアゴ版に対してやや荒削りなタカラ版。
タカラ版の造型は車高低め、車幅とクローラー幅は広め。 過去に立体化された
モデルを見てもこんな感じのパターンが多かったと記憶しています。
FRONT & REAR VIEW
スタイリングの差は両者を別のメカと思わせる程。
デアゴ版のカッチリ造型とタカラ版のダル造型具合はここでも如実に。
デアゴ版、タカラ版共にウィンドウ部にはクリアパーツ使用で質感良し。
基本的に超小型の自走砲である運送砲車。 劇中では作劇上、実際にマリオネットが
乗り込めるサイズ(つまりある意味1/1スケール)の運送砲車も登場していましたっけ。
ところでTBの救助メカって、どうやって乗り込むのか解らないものが多いですよね。
デザイン時に深く考えてないのかもしれませんがファンとしては何とも気になるところ。
ACTION
デアゴ版は砲身が上下に可動! このサイズにして嬉しいギミックです。
デアゴ版、出動!
運送砲車だけなら2号でなくても運べますね。 他にもレーザー切断車や
風圧クッション車など、国際救助隊って案外小型の救助メカも揃えているんですよね。
ドラマのスケールが小さくなるんで子供にはウケが悪そうな気もしますが…
フルサイズモデルを使った画作りに感動!
多分、デアゴ版はコンテナから出てくる時等に使用した小型の駆動式モデルを、
タカラ版はマリオネットと絡めてドラマを展開した大型モデルを参考に造型したものと
思われます。 そうやって考えると画像の2ショットは一寸興味深かったり?
劇中では雨中、アランが操縦していた運送砲車。 小型で地味故に初期ブーム時から
何かのオマケとして立体化される事が多く、その造型もおざなり気味な場合が多かった
だけに、1/144の小スケールとはいえデアゴ版の存在は今後貴重なものとなりそうです。