サンダーバード4号

 

登場作品:サンダーバード

全長:9.14m

速度:250km(水上)

   140km(水中)

 

1965年に日本で放映された「サンダーバード」は40年を経た現在もなお

繰り返し再放送され、ブームが起こり、新商品が発売される…といった

海外TV特撮作品としては大変稀な作品で、ITC作品(アンダーソン作品)の中でも

最高傑作としてこの先も新たなファンを生み続ける事でしょう。

 

 

 

 

そのデザイン

 

*  英国産のイエローサブマリン!

「サンダーバード」は言わずと知れたイギリス製のTV特撮シリーズで

その設定にも所々にエスプリを効かせていて面白いです。

4号は【ロールスロイス社】製の「ネプチューン水流ジェットエンジン」を2機装備。

船首にはマジックハンドやレーザートーチ、ミサイルなどを内蔵して

水中に於ける救助活動に挑みます。

 

それにしても小型の潜水艇って、どうしてこうも黄色が似合うのでしょうか?

 

*    4番コンテナは専用ドック

サンダーバード2号が4番コンテナを装備したらサンダーバード4号の出番です。

4号はその巨大な4番コンテナを1機で独占しています。4番コンテナは4号の点検・整備

その他運用の全てを賄う専用ドックとして4号をサポートし、

空中から投下されるなどの見せ場も用意されています。

 

ITCメカの魅力はそのデザインも然る事ながら発進シーンを見せ場のひとつとして

取り入れた事で、その演出と技法のパイオニアといえます。

 

*  専属操縦士、ゴードントレーシー

ゴードンはトレーシー家の四男で、元バタフライのオリンピック金メダリスト。

またWASP(スティングレイ参照)で訓練を受けた…という設定で

前作「スティングレイ」と微妙に作品世界が繋がっています。

 

自分が子供の頃は次男バージル、三男ジョンだったのですが最近の設定では

次男ジョン、三男バージルに入れ替わっていてビックリしました。

 

 

 

 

…で、玩具

 

タイトー製 プライズ品

登場してから現在に至るまでの40年の間には実に様々な4号の商品が発売されました。

ここで紹介するタイトー製は数年前にリリースされたもので、

4号単体としては恐らく最大のものだと思われます。

ゲームの景品なので一応非売品ですが専門店等で割りと安価で入手可能だったりします。

スタイルもディティールも良く、何より「大きい事はいい事だ」…です。

 

左舷

全長約25cm(探照灯含まず)

流石に最近のものだけあって最重要シルエットである舷側は完璧に4号していますが

全体的に施されたモールドが幅も太くて少々ウルサイ。

 

大き目の垂直尾翼により直角三角形のシルエットを持つ。

↑タカラ製 1144 TB2 PODと付属の4号。(トップ画像も)

 

上部

直線的かつ平面的な構成で両舷に推進器があるのが判る。

スリットが入ったインテークから後部のノズルにかけての流れは

サンダーバード2号のソレを彷彿させます。

 

キャノピーは左右180度と直上の視界を確保で実に開放的。

作劇上の都合でしょうがコレ以外にありえないってくらいイイ感じです。

 

前部および後部

劇中では艇首の穴からマジックハンドやレーザートーチ等の装備が出てくる。

曲面で構成されたキャノピーの内部も再現されているのだが…見えるかな?

 

後部から見るとシルエットは正三角形だ。

こうして見ると実に良く練り込まれたデザインである事が解ります。

 

 

コクピットも再現!

劇中の雰囲気を良く捉えている。

それなりに色も塗られていてポイント高し!

 

もちろんコンソールパネルも再現。(画像右)

操縦桿が少々アレだがゲームセンターの景品に多くを求めてはイケナイ。

むしろ本当に良くここまで再現してくれたと拍手を送りたい気分だ。

これでゴードンが座っていてくれたら…。

 

コナミ製 食玩

SFムービーセレクションの一つ。

全長約8cmなのにコクピットにはゴードンの人形が。

しかも隊員服ではなく潜水服というマニアックぶり。

 

大きさを比較

親子ほどの差が。

実はタイトー版は先発のコナミ版を拡大したのでは?…という噂アリ。

それならゴードンの人形も付けて欲しかった〜。

 

 

 

 

先述にもありますが2号同様に4号もまた

合金玩具やプラトイ、プラモデル等の商品が

現在までの間に多数発売されており、

その全てを収集するのは殆ど不可能です。

40年という長い時を経ても、そしてこの先も

その商品価値が失われる事は無いでしょう。

この優れたデザインとこの優れた作品に乾杯!

 

タカラの1144シリーズは‘サンダーバードの魅力’が爆発だ!

 

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