サンダーバード 3号

登場作品:サンダーバード(1965

 

全長:84.48m/最大直径:24.38m/本機重量:562

(劇中設定より)

 

 

 

 

タイトー製 プライズ/VIVID製 プラトイ

画像左はゲームセンター用のプライズ品で都合6種類をリリース。

程好いプロポーションとそこそこのディティールが嬉しいモデルですが

何より結構デカイというのが大きな魅力となっています。

 

画像右はVIVID製の海外プラトイで音声ギミックが楽しめる「サウンドテック・シリーズ」

の1つ。人形を絡めたプレイセット仕様となっており1号&2号も発売されていました。

これらVIVID製の玩具は有り難い事に日本でもタカラから輸入販売されており、

パッケージ表記や商品が発するセリフを日本語に変更するという力の入ったものでした。

画像はその日本版パッケージになります。

 

2004年登場/定価:非売品(タイトー版)

1999年発売?/定価:2980円(VIVID版)

 

 

以下2つの3号を比較形式でご紹介!

基本的に画像上がタイトー版、画像下がVIVID版になります。

 

SIDE VIEW

全長:約22.2cm(タイトー)/約37.5cm(VIVID

単段式の宇宙往還機であるサンダーバード3号。基本的にはロケット然とした

円筒形ボディですが3基の原子力エンジンが外付けとなっている点が面白いところ。

軌道上にある5号への人員・物資輸送が主だった任務ですが宇宙空間での航行能力も

結構なもので救助活動の為に短時間で太陽の近くまで行った事も。

実際のサイズ比→

手前の小さなモデルはコナミ製の食玩で全長:約9.9cm。(約1/853スケール)

中央のタイトー版は約1/380、奥のVIVID版は約1/225スケールといったところ。

 

 

TOP & BOTTOM VIEW

上・底部それぞれ左側がタイトー版、右側がVIVID版。

基地内で待機している時は画像の様な直立状態に。

エンジン上部と本体を繋ぐロッド状の部分は燃料供給用のパイプなのかな?

VIVID版は玩具故にディフォルメを効かせた造形ではありますが元がシンプルな

デザインという事もあってそれ程悪いイメージはありません。

 

 

FRONT VIEW

1号同様、正面(直上)から見るとサマにならない3号ですが外付けされたエンジンに

よって辛うじてメリハリを付けている感じです。タイトー版を手に取って見ていると

ロケットとしては中々カッコ良い部類なんじゃないかな?と思えてきます。

VIVID版は機首を右に向けると本体後部の「3」が逆さになってしまうのが残念なところ。

また大サイズの玩具ではありますが安全対策として先端部は樹脂製となっています。

 

 

REAR VIEW

プロポーションやディティール等の再現に気を配られた造形となっているタイトー版ですが

やはり限界はある様でエンジンのノズルが塗装処理だったり、タイヤのスポークの様に

見える後部のモールドが凸モールドだったり、搭乗口であるその中央部が開口もモールドも

されていなかったり、本体の放熱フィン?がブ厚かったり、その後端の黄色の面積が

広過ぎたりetc. この辺、設計者のセンスに依る処も大きいかと思うのですが…。

VIVID版の本体後部にある中途半端な位置にある穴は電池ボックス用のビス穴。

また3基のエンジンの内1つにある赤いボッチは後述のギミック用のものになります。

 

 

ACTION

VIVID

本体部に2ヶ所設けたパネルが開閉可能。

本体内部には劇中をイメージしたギミックが盛り込まれています。

最上部にはコクピットがあり、取り外し可能な座席には本品に付属するビミョーな顔の

アラン人形を座らせて遊べます。尚、劇中での3号も玩具と同じ様に

内部から外壁に向かって操縦席が配置されています。

 

 

ソファ・エレベーター可動!

画像左にある本体部のダイアルを回せば内部のエレベーターが上下に可動。

劇中のイメージを再現しています。

 

 

電源セット

底部のビスを外して単4電池×3をセット。

画像右上・本体後部「3」の横にあるスイッチを押せばセリフを喋ります。

画像右下・3基あるエンジンの1つにもスイッチが設けてあり、(赤い部分)

床面に立たせた状態から本体を持ち上げる事によってエンジン音が流れます。

 

 

パッケージより

セリフは画像にある以外にも「はい、パパ」、「ようし、大気圏を出たぞ」があります。

本モデルは日本版なので日本語で喋りますがオリジナルは当然、英語となります。

それにしてもパッケージの外国人の子供、いい顔してますね〜。

 

 

メインメカとしては力不足だったのか…?

過去の商品を振り返ってみても玩具的には魅力の薄いデザインである3号に各メーカーとも

商品化の際に相当な苦心をした模様ですがVIVID版の方向性は理想的と言えそうです。

一方、プロポーションやディティール面に拘る方向性もあるのですが

こちらに於いても3号は敬遠されがちで一般商品で納得のいく物は中々出てきません。

タイトー版のサイズでディティールに拘りまくった一般商品を待ち望んでいます。

 

 

だがしかし、3号には素敵な相方が!

単体では商品的魅力の薄い3号ですが劇中では5号とのドッキングという発進シーンに

続く見せ場を用意してくれていました。商品面に於いても日本での初放映当時から

既にイマイのプラモでドッキングギミックが取り入れられていましたっけ。

ギミックの無いタイトー版3号ですが別アイテムである5号を用いれば

ドッキングを楽しむ事が出来ます。(画像の3号&5号は共にコナミ製の食玩)

 

 

 

 

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