登場作品:怪獣総進撃(1968)
全長:46.7m/全幅:32m/全高:31m
(劇中設定より)
バンダイ製 特撮メカコレクション
東宝マシンクロニクル
コンビニ等で販売された中身の選べない所謂トレーディングフィギュア。
緯度0大作戦のα号&黒鮫号等、それまで中々立体化に恵まれなかったメカも
ラインナップされたメカファン注目のシリーズでした。
2003年発売/定価:350円
SIDE VIEW
全長:約10.9cm(約1/428スケール)
この時期に登場した宇宙船としては非常に複雑なデザインと言えるSY-3。
大気圏内での行動も可能とする航空機然としたスタイルが良い感じです。
劇中冒頭の打ち上げシーンや月からの帰還シーンには機体後部に巨大なブースターが装備
されるのですが東京上空でラドンに追われた際、ブースター無しで成層圏まで上昇して
いたのでブースターは打ち上げ用ではなく月までの往還用という事なのかもしれません。
TOP & BOTTOM VIEW
前後に備えた可変翼はSY-3最大の特徴。
劇中では底部にハッチがあり、そこから探検車が出動していました。
FRONT & REAR VIEW
小型モデル故に判り辛いですがコクピットは機首上部に配置。主翼部下にある
大気圏内飛行用?エンジンの妙なアールの利かせ方が個人的に気になるところ。
上部と両斜め下部に配置したエンジンブロックとT字状となる機体との組合せが
実に魅力的な後部。3方にあるエンジンノズルの外側にはランディングギアとなる
クローラーが装備されており飛行時にはユニット内に収納されます。モデルは
クローラー部も再現されているのですが小さい上に収納具合も中途半端なものに。
ACTION
大気圏内を飛行する際に展開する4枚の翼はモデルでも展開可能。差し換えでないのが
嬉しいですね。劇中では画像の様な垂直状態で翼を展開するシーンは無いのですが
後にこれを元ネタとしたナディアに登場するNノーチラスのイメージでパチリ。
因みにSY-3の着陸状態は画像左の様な感じで垂直に降り立ちます。
翼を広げ雄々しく飛行するSY-3の図。モデルの造形も◎で実に格好良いですね。
後部エンジンや主翼周りを見るとサンダーバード1号を想起します。
付属のディスプレイ台
他のラインナップと共用なのか、どうも座りが悪いです…
東宝メカの中でも屈指の名デザインであるムーンライトSY-3ですが商品となると
公開当時にプラモデルが出ていたくらいで決して恵まれた状況ではなかったのですが
本モデルは小さいながらも大変出来の良いものとなっているのでファンには必携かもです。
ファイヤードラゴン出現!
キラアク星人の奥の手‘ファイヤードラゴン’にはキングギドラを倒したゴジラ達も為す
術が無い…劇中クライマックス、人類は科学の力・SY-3でキラアクとの最終決戦に挑む!
イワクラ製 食玩 ゴジラ特撮大百科ver.1.5
この時期ファンにはお馴染みだったイワクラのガム付きオーナメント・シリーズで前年に
発売されたシリーズに手直しを加えて再販売したもの。ここで紹介するファイヤードラゴン
と共にムーンライトSY-3もラッキーアイテムとしてラインナップされていました。
2004年発売/定価:350円
冷凍弾、発射!
ファイヤードラゴンの正体はキラアク星人の円盤だった!
低温に弱いキラアクは円盤も低温に弱かった…
モデルはファイヤードラゴン内部にキラアク円盤を収納しているナイス造形!
付属の台座は円盤状態でもディスプレイ可能です。
科学の力でゴジラ達を怪獣ランドに押し込める人間と、怪獣の行動をコントロール可能な
人類を超えた科学を持つキラアク。そのキラアクの科学を逆に利用し怪獣を見方に付ける
人類、そして科学と科学の最終決戦…映画「怪獣総進撃」はまるで人類と宇宙人の
道具としか映らないゴジラ達が少し淋しげに思える、個人的にはそんな映画でした。