トレードフェデレーション クルーザー
‘インヴィジブル・ハンド’

TRADE FEDERATION CRUISER INVISIBLE HAND

登場作品:スターウォーズ epV シスの復讐(2005

STAR WARS  EPISODE V  REVENGE OF THE SITH

 

プロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤー

全長:1088m/全幅:198m/全高:347

最高速度:時速2000km(大気中)/操艦要員:600名(ドロイド)

(劇中設定より)

 

 

 

 

ハズブロ製 プラトイ

新3部作の最終作である「シスの復讐」冒頭に登場する分離主義勢力の旗艦が

付属のミニフィギュアで遊べるプレイセット仕様で玩具化されました。

元が大型艦船故にレギュラーサイズのアクションフィギュアに対応した玩具という訳には

いきませんでしたが、ともすればスルーされがちなメカを納得のいくサイズで

モデル化してくれたのには有難い限りです。

日本国内でもトミーダイレクトより輸入販売されていました。

 

タイトルにある‘インヴィジブル・ハンド’は劇中には無い設定上の艦名だそうです。

 

2005年発売/定価:2100円?(国内版)

 

 

SIDE VIEW

全長:約31.5cm (約1/3454スケール)

 

本艦は分離主義勢力の中核である通商連合の旗艦でプロヴィデンス級の改造艦という設定。

劇中ではドゥークー伯爵とグリーヴァス将軍の乗艦でもあり、コルサント上空で大艦隊戦

を繰り広げる冒頭のシーンが最大にして唯一の見せ場でした。

 

モデルはサイズの割にアバウト造型なのが少々難な感じもしますが雰囲気は◎。

本来は船体後方下部にも上部の様な突起物があります。

 

画像左の黄丸部分がブリッジ。劇中では前面ガラス張りのデザインでした。

画像右の赤丸部分は格納している上陸用メカや戦闘艇等の発着口。

本来、機関部だったものを改装したという設定だそうです。

 

 

TOP & BOTTOM VIEW

劇中を見ると主に艦前方が戦闘ブロック、後方がカーゴ&機関ブロックといった感じ。

通商連合は機械化が進んでいるので平面主体のイメージなのかと思いきや意外と曲面構成の

メカが多いんですよね。反対に共和国は平面が多いイメージです。(特に戦艦類)

モデルは性格上、細かなディティールは割愛されていますが然程印象は悪くない感じです。

 

 

FRONT VIEW

クチバシ状の艦首が特徴的な前部。上部に設けられた艦橋は劇中でもフィーチャーされた

部位ですがシールドに護られているとはいえ乗組員的には一寸おっかない感じがしますね。

両舷の中央ラインに沿って砲床があり劇中で共和国の艦船と至近距離で撃ち合っていたの

ですが両軍とも旧世代っぽいデザインの大砲なので帆船時代に於ける海賊船の撃ち合い

みたいでした。 尤もこれは制作者サイドの意図に則したものだったそうですが。

ふむ…本モデルはプロポーションモデルではないのですが、こうして見ると中々格好良い

ですね。劇中では前部上甲板等にアンテナっぽい突起物が幾つか垂直に伸びていました。

 

 

REAR VIEW

後部で目立つのはやはり上部に設けられた尖塔ですね。

本来はセンサーポッド等を装備した部位だそうなのでイメージ的には潜水艦なのかな?

本艦インヴィジブル・ハンドの尖塔部先端はグリーヴァス将軍によって改装。最終的には

ドゥークー伯爵の私室となり、劇中ではここに捕らえたパルパティーンを幽閉してました。

船体後部には両舷を貫通したデッキがあり、ここに惑星への降下部隊や戦闘艇等を大量に

格納可能としています。また劇中を見ると脱出ポッドの格納位置も後部両舷っぽいですね。

後部ノズルにはそれぞれ逆噴射用の整流板が付いていて劇中でも使用していたのですが

艦のサイズを考えると整流板も超巨大って事なんですよね。両舷の数ヶ所にはこれまた

超巨大な減速用スタビライザーを装備。コルサントに落下する際に使用していました。

 

 

ACTION

外装をパカッと開くと部分的に再現された艦内が現れ付属の人形で遊べるのですが何とも

残念な事に本モデルは中古品だったので人形は欠品していました(涙) 付属する人形は

アナキン、ドゥークー伯爵、グリーヴァス将軍、ヴァルチャードロイドの4つの様です。

 

 

船体中央部

画像左に見えるダイヤル操作で床にある2ヶ所の円形部が回転。

人形を立たせてダイヤルを動かせば闘っている様子を再現出来ます。

 

 

後部タワー内を再現

艦後部にあるタワーの最上部にはパルパティーン最高議長が捕らえられており、モデルは

オビ=ワンとアナキンがエレベーターに乗って救出に向かう劇中の様子を再現しています。

モデルはエレベーターが上下に可動、最上部には椅子に固定されたパルパティーンも再現。

劇中ではパルパティーンの眼前でドゥークー伯爵とアナキン達が闘います。

先のダイヤルアクション部はタワー最上部での闘いを再現したとみて良さそう。

 

 

右舷側にはカタパルトを装備

カタパルト上のピンに付属のヴァルチャードロイドを挿してカタパルト後部の

レバーを押すとピンが前方に移動。その勢いでドロイドが飛立つ様です。

 

 

左舷側には脱出通路

通路中央にあるディスクに人形を立たせてスライドさせる事により通路移動アクションを

楽しめるのですが、パッケージには「エスケープアクション」とあるのでグリーヴァス将軍

が脱出するシーンの再現なのかもしれません。 通路の先にある銅鑼の様な物は何だろ?

 

 

脱出ポッド射出!

後部のハッチを開けて付属する脱出ポッドをセット。

中央のノズルを強めに押すと弾みでポッドが射出されるという趣向。

因みに劇中では舷側から射出していた様です。

脱出ポッドの造型は劇中に則した感じで、中央で分離する事が可能。

内部に人形を収納出来るものと思われます。

 

 

通商連合の旗艦はシス暗躍の舞台に!

裏で繋がっていたパルパティーンとドゥークー&グリーヴァス。

助けに来たアナキン達を利用して用済みになったドゥークーを始末させ、

同時に若く強いアナキンを新たなるシスとして品定めするパルパティーン。

 

インヴィジブル・ハンドの最期は船体が真っ二つに割れコルサントに落下。

アナキンの操縦で何とか不時着したものの、これを機に物語りは分離主義勢力、元老院、

共和制、そしてジェダイの崩壊が一気に加速していく事に。通商連合自慢の艦も

パルパティーンにとっては舞台の1つであり、タダの捨て駒でしかありませんでした…。

 

 

SWに於ける大型艦船の玩具は鬼門なのか

本モデルは嘗てガルーブやプレイメイツのスタートレック玩具等でよく見られた

外装を展開すると人形で遊べるステージが展開するスタイルのプレイセット。

どうもepVではアクションフリートが消滅したみたいで、レギュラーサイズの人形と

連動したプレイセットで出せなかったメカはこういったパターンで細々と商品化していた

様です。ただですねぇ…これまでに発売された同様の商品に比べれば外観の造型レベルは

上がったと思うのですが内部のプレイセットとしての完成度は今ひとつと言った感じ。

でもまぁ、どんな形であってもこうした大型艦船を発売してくれたのは嬉しい限りです。

 

 

 

 

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