登場作品:スターウルフ(1978)
全長:70m/全幅:20m(最大幅50m)/重量:500t/乗員:5名
(劇中設定より)
ポピー製 ポピニカ
中古機なのでパッケージがありません…。
ポピーの定番合金玩具シリーズでモデル化されたバッカスV世は同期であるリアベ号
(宇宙からのメッセージ 銀河大戦)と比べると玩具的に若干地味目なデザインですが
ウルトラマン以外の円谷メカがポピニカになったのはシーマリン(ファイヤーマン)
以来5年ぶりという事でファン、コレクターの間でも注目の一品と言えそうです。
1978年発売/定価:1500円
SIDE VIEW
全長:約14.1cm
この辺りに制作されたSF作品の作劇や宇宙船のデザインというのは大なり小なり
スターウォーズの影響を受けていると言われていますね。バッカスV世も色・デザイン共
にヒーロー色よりSF色を強めたデザインなのですが玩具として商品化する場合、
メーカーの設計者は中々の苦労を強いられた様子です。
機首が上方に跳ね上がっているのは後述のギミックに関係する設計の不備によるもの。
調整して撮影しようかとも考えたのですがここは敢えてそのままにしてみました。
中古機故の症状、或いは個体差なのかもしれませんが…
TOP & BOTTOM VIEW
後部にある4発のエンジンブロックを主翼に見立てた航空機然としたシルエット。
上部にはシール、底部にはモールドで‘名札’が入っているのですが上部と底部で
文字の位置が逆さになっているのには何処か違和感が。
合金はボディ上部のみで玩具らしく底部の車輪で転がし走行が可能となっています。
FRONT VIEW
モデルは造形よりも先に銀の発色に目が行きます。ラメ入りでもメタリックと言う程でも
なくピカピカのメッキでもないシックな色合いがこの時期のポピニカには大変珍しいかと。
REAR VIEW
エンジンのある後部は本機の最大幅を誇る部位ですが迫力の意味では若干控えめな印象。
前方から見た時に映えるデザインと言えそうです。
ACTION
ボディ上部の赤いスイッチを押せばスプリングにより機首が飛び出します。
機首側の接合部にはノズルのパーツがあり、分離時にはこのノズルパーツが
後方へ押し出されるという演出が興味深いところ。
ボディ上部の左右にあるアンテナは伸縮可能ですが
構造上、伸ばした状態の保持力が弱いのが難点。
両端のエンジンはミサイル発射機となっておりエンジン上部のスイッチで発射可能に。
ミサイルは8本付属していました。
画像の様にエンジン部両端は折り曲げる事が可能です。
スターウルフは燃えている!
何でもポピーのスポンサードは番組途中からだったみたいですね。
もしかしたら大急ぎで商品開発をした結果がモデルに出ているのかもしれません。
本モデル以外にもプルバック走行可能な「ダッシュポピニカ」やプラデラ、
バンダイ模型からはゼンマイ走行可能なプラモデルが発売されていました。