BLOCK BOAT
トミー製 プラトイ ブロックボート
確かな技術とアイデアで良質な玩具を発売してきたトミーによる恐らく1970年代に
発売されたであろう1品で、本物の船を建造する時みたく複数に分かれた船体ブロックと
キャビンを始めとする部品類を多彩に組み換えて遊べる楽しいモデルとなっています。
?年発売/定価:2000円?(貼ってあった値札による)
商品内容
船首・船尾を合わせ合計5つのブロックから成る船体パーツと3種のキャビン、
それに6点の小物類で構成。 3種のキャビンは説明書表記によると青がポンポン船、
オレンジが汽船(小)、白が汽船(大)となっています。
建造開始、まずは2ブロック船から
各船体ブロックは後方のブロックを前方のブロックの上方から嵌め込む方式で、
船首と船尾ブロックの底部には転がし走行用の車輪が装備されています。
船首と船尾から成る2ブロック船は全長:約17.6cm
甲板等に複数ある穴にキャビンや小物類を自由に差し込みますが2ブロック船での
キャビンは画像の位置のみとなります。 キャビンは画像右上がポンポン船で右下が
汽船(小)、汽船(大)はサイズの問題で2ブロック船には使用不可なんで後述します。
3、4、5ブロック船の建造例
3ブロック船(画像上・左右)の全長:約24.2cm
4ブロック船(画像中・左右)の全長:約30.8cm
5ブロック船(画像下・左右)の全長:約37.3cm
基本的にポンポン船は漁船、汽船(小)はタンカー・貨物船といった感じですね。
故にポンポン船は4ブロック以上の大型船になると‘らしさ’が無くなるかも?
あと、小物類の数と種類が限られているので組み換えの自由度は案外低めかな。
汽船(大)の建造例
汽船(大)のキャビンは大型客船チックなスタイルで、そのサイズから2ブロック船では
使用不可。 3ブロックや4ブロックで様になってきますが5ブロックになると間延びが
激しくなりますね…付属の小物類が客船には不向きなものが多いのも原因だったりです。
キャビンを追加してみる→
汽船(大)を客船らしく最前部に配置して最後部に汽船(小)を設置してみる。
お、少しは良い感じになってきたかな? 汽船(大)がもっと前後に長けりゃなぁ…
汽船(大)の配置場所を1つ後方へズラしてみる…ん、この辺がベストバランスか。
一応、キャビン全載せもやってみたけど形状的に画像下・右な感じで何ともかんとも…
汽船(大)とポンポン船はどうにも相性が悪いんで個人的にはパスな方向かな。
やっぱ汽船(大)に合う小物類も付けて欲しかったナ…拡張セットも無かった様だし。
思うに本モデルのコンセプトって軍艦にすれば活きて来る気がしますね。 大砲や機銃、
艦橋、煙突、アンテナ、クレーン、飛行甲板等を自由に配置可能…なんてどうッスか?
電源確認!
船尾ブロックの甲板にある蓋を開けると中には単3電池×2を使用する電池ボックスが。
電池をセットして後方に見えるスイッチを入れると底部のスクリューが回転し水上航行が
可能となります。 また、同時にタンタンタン…と音が鳴るというお洒落な演出も装備。
因みに各船体ブロックには浸水時対応用の水抜き穴も設けるという安心設計だったり。
玩具を通して世界を感じるッ!
パッケージには本船で遊ぶ外国の子供達の姿が。 昔の玩具(例えばミクロマンとか)で
チョイチョイ見られる外国人モデルからは世界の広さや、その玩具が持つ非日常的魅力を
感じられたりして楽しかったもんです。 実際は海外販売を考慮したもの…なのかな?