登場作品;ウルトラマン
全長;9m
全幅;2.4m
重量;40t
速度;20ノット(水中)
乗員;5名
日本の特撮といえば「ウルトラマン」を最初に思い浮かべる人は多いでしょう。
特殊潜航艇S号はその「ウルトラマン」の第1話にいきなり登場、
主人公ハヤタ隊員が操縦しているので憶えている人が多いかも。
ウルトラマンの初放映は1966年7月17日。
当時の子供の潜水艦に対する認識度からみればこのS号はかなり斬新だったと思います。
平面的な外観にスポーツカーの様なロングノーズ…「ウルトラマン」のメカデザインは
ジェットビートルを始めとしてかなりのハイセンスです。機能的かどうかは問題ではありません。(笑)
S号の操縦は少し変わっています。
セイル部(本体から上に出ている台形の部分)が操縦室になっていて、
ビデオカメラの映像を見ながら操縦します。車や飛行機の様に窓ガラス越しに目視で操縦する…と云うのが
当時の一般的な子供の感覚なので実に空想科学的な魅力があります。
艇内の様子は24話に少し描かれています。
艇内に於ける操縦室のレイアウトや外観では確認出来ない丸窓が
右舷側にあったりでなかなか興味深いです。何よりこの話ではフジ隊員が操縦しているのがポイント高し!
因みにナンバリングは1話に登場するのがS16、10話がS21、24話がS25となっています。
さて玩具ですが、左図の真ん中にあるのがトップも飾った
ガチャポンHGウルトラマンにあった物です。
全長僅か6センチですが艇番号や流星マークが印刷されて
いて3つの中では最も出来が良いです。科特隊専用車と
セットで¥200(発売当時)は安過ぎる!
その上は95年発売の「出撃!!ウルトラメカセレクション」
の中の1つ。約9センチありますが、艇番号も流星マーク
も無くプロポーションもダメダメ…。「出撃〜」には12種
のメカがセットされていますが、どれもこれもこんな感じ
なんでメカマニアとしてはHGがあるならイラネってとこですか、値段も高いし。(¥2980)
右側にあるのは96年にユタカから発売されたプラトイ「サウンドファイター ジェットビートル」のオマケ
に付いている物で約5センチ。この商品最大の特徴はこのオマケのS号を劇中同様ビートルに懸架させる事が
出来る事です!これで1話の再現が可能だ!3つの中では最も玩具的意味合いを持ったS号です。(¥580)
ここで紹介した以外にも放映当時にマルサン商店からモーターライズのプラモデルが発売されており、リモコン
による地上走行の他、水中モーターで水上走行も可能というスーパーモデルなのですが、残念ながらまだ所蔵出
来ていません。スゴいプレ値だし…。