6 WHEEL ALL-TERRAIN VEHICLE
BUDDY L製 プラトイ パワードライバーズ
BUDDY L POWER DRIVERS
個人的には比較的安価なミニカー等を中心に製造しているイメージのBUDDY Lから
こんな素敵なSFビークルのプラトイが発売されていました。 モーター動力で疾走し、
大胆にも他社のフィギュアと絡める事を前提とした遊び甲斐のある設計となっています。
1983年発売/定価:?
SIDE VIEW
全長:約23.7cm
地形を問わず走行可能なATVをSFチックなスタイルでモデル化。
側面のディティールはシールに依るところが大きいんですがソレっぽくて良い感じです。
6つのワイルドなタイヤの側面に入るBUDDY Lの文字も誇らしげだったり。
TOP & BOTTOM VIEW
キャノピー同様にクリアパーツで成型されたルーフ中央のドームがお洒落ポイント。
その後方にある左右非対称のモールドと共にSFっぽさを演出しています。 後部中央の
赤いレバーは後述するギミック用のもので底部のモールドもソレっぽく表現しています。
FRONT & REAR VIEW
車体の形状自体は然程奇を衒った感の無いシンプルデザインですが、フロントに配した
オフロード用のバンパーやリアにモールドされたジェリ缶辺りを見るにお座成り感は無く
リアでもメーカー名を主張しているのを含めて結構良く出来たデザインだと思います。
本モデルで少々気になるのはリアに設けられた牽引ポイント。
商品に牽引するユニットは付属せず、別売りの何かしらに対応する為のものと
思えるんですが径も高さも変えられないんで単なる飾りである可能性も大だったり?
ACTION
本モデルのサイズは3.75インチサイズの関節可動フィギュアに対応…ってパッケージに
表記されており、他社製品であるG.I.ジョーやスター・ウォーズ(の人形)の名も。
当時の状況は解りませんがBUDDY Lってこの辺、実に大らかだったんだなぁ…と。
で、今回はファンコ社のリ・アクションから「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の
マーティ・マクフライ&アインシュタインさんに試乗して頂く事に。 パッケージで
謳うだけあってサイズ感はバッチリ、開閉可能なキャノピーを開けて乗り込みます。
電源をセット!
底部にある電池ボックスに単2×2をセット。 先述したボディ後部の赤いレバーを
前方に倒すと前進、後方へ倒すと後進、中央でフリーホイールとなります。 前後輪の
4輪駆動で中輪にはサスペンション機構を搭載、この辺が‘6WD’としなかった由縁?
走行時にはヘッドライト&コクピット内のコンソールパネルが点灯、
人形を乗車させれば雰囲気はグッと盛り上がります。
余談ですが本モデルは古さ故かモーターにパワーが無く、時折シャフトが空回りも
したりしてパッケージで謳われている様なパワフルな走行は楽しめませんでした(涙)
パワードライバーズは全4種!
他にもシープ、ピックアップトラック、トラクターがあり、何れも4輪駆動仕様。
ジープやピックアップトラックは兎も角、トラクターは一寸欲しいかも…!?
ATVは他社の人形と遊ぶ事を推奨する高プレイバリューのオリジナルSFビークル。
振り返ると本モデルが発売された1983年前後というのは諸々に(主にオタク面で)
パワーを感じた時期で、その勢いは海を越えたアメリカの玩具界でもあったのかな…と。