登場作品:トリプルファイター(1972)
パッケージ
ブルマァク製 プラトイ & ブルペット
画像左のプラトイはゼンマイ動力によるノンホール走行が可能なモデル。
画像右はトミカサイズの合金製ミニカー。中古車なので状態がイマイチです…
サットカーのプラトイはもっと大型のゼンマイ版、リモコン版があるのですが
サイズ的にもプロポーション的にもギミック的にも画像のモデルが好きなので
こちらをコレクションしておりました。
1972年発売/定価:700円(プラトイ):350円(ブルペット)
以下プラトイ版とブルペット版を比較。
画像上がプラトイ、下がブルペットになります。
SIDE VIEW
全長:約12.3cm(プラトイ)/約7.5cm(ブルペット)
車高が低く全体的にアールを効かせた滑らかなフォルムのプラトイ版。
対して車高が高くエッジを立たせたシャープなフォルムのブルペット版。
アプローチの仕方が異なる2台ですが、実はどちらも実車とは似ていません。
先述の大型プラトイ版の方が実車に似ているのですが、アレンジを効かせた
この2台の方が実車よりカッコイイと思います。
TOP & BOTTOM VIEW
モデルの縦横比が異なるのでブルペット版の方が大きく見えますね。
何気に左右非対称なデザインなのがクールな感じです。
ボンネットのSATマークはブルペット版の様にグリル上部にあるのが正解。
プラトイ版の底部にある第5の車輪はギミックの肝。故に転がし走行は不可。
対してブルペット版はセオリー通り、転がし走行が可能となっています。
FRONT VIEW
プラトイ版は右サイドにのみ装備しているミラーも再現。
どちらも甲乙つけがたいカッコイイモデルとなっています!
ベースはトヨタ・クラウンだそうで、非常にセンスの良い大改造ぶりだと思います。
REAR VIEW
プラトイ版のテールライトはメッキ処理。後輪が沈み過ぎなのが難点ですね。
ブルペット版にはプラトイ版には無いマフラーも再現されています。
リアウィンド周りなどシャープさを求められる箇所に関しては
ブルペット版の造形に軍配が上がりそう。
ACTION(プラトイ)
前輪部がテーブル等から飛び出すとフロントが沈み中央の車輪が接地し、
車体を右方向へ旋回させます。また両サイドのガルウィングドアも開閉可能です。
ACTION(ブルペット)
こちらも同様に左右のガルウィングドアが開閉可能。
目立ちませんがフロントグリルの造形も頑張っています。
ブルマァク製 1/16プラモデル
画像は4種類発売されていたサットカーのプラモ中最大のもので1/16スケールの
表示があり、パッケージ寸法も29×44.5×7.5cmとかなり大型。
モーター動力にて走行可能なデラックスモデルです。
キットはサットカーとしてだけではなく1個のキャラクタープラモとして見ても
当時のみならず現在の目で見ても信じられないくらいのクォリティを内包しており、
キャラクターカー人気No.1であろうポインターですらこの様なキットは
発売されていません。以下に説明書を使ってご紹介!
1972年発売/定価:1200円
組み立て説明書より
モーター動力キットですが流石1/16だけあって車内インテリアも細かに再現。
実車とは少々異なりますが大きな問題ではありませんね。
↓このキット最大のポイント!
動力源であるRE-14モーターは何とエンジンパーツの内部にセットする仕様で
ファンベルトなども別パーツで再現されています。
フロントにマウントされるエンジン。その周辺もパーツでデコレートされています。
しかも!
所謂ドライブシャフトを介して後輪に動力を伝える本物同様のシステムを搭載!
キャラクターキットに何らかの動力を搭載するのは当時の半ば常識でしたが
モーター動力でここまで拘ったキャラクターキットは他に思い当たりません。
←夢の詰まったパーツ群
クリアパーツはオレンジ色…と、玩具的な成型色なのでボディを塗装しても
玩具っぽい完成品になるとは思いますが、そのサイズも手伝ってか箱を開けた時の
ワクワク感は当時のキットの中でもトップクラスです!(当人比)
ポインターにも負けてません!
キャラクターカーとしてはそれほど戦闘的なイメージではないサットカーですが
クールな未来感覚が溢れるナイスなデザインだと思います。
展示したプラトイとブルペットは実車の持つフォルムの魅力を更に昇華した
感じのするモデルで個人的にも非常に気に入っています。