登場作品:ハロー! サンディベル(1981)
ポピー製 ダイキャストカー
本来であればポピニカとして出るべく商品仕様なのですが純粋な女児キャラクター故か
ポピニカの名は冠せず単発での発売となりました。商品名に「ミニ」とあるのは
ドールで遊べる大型のプラトイも発売されていた為と思われます。
尚、中古車での購入だった為にパッケージは画像の様に退色が激しく
また付属の人形も欠品していました。
1981年発売/定価:1500円
SIDE VIEW
全長:約10cm
サンディベルカーはサンディベルが勤務するロンウッドニュース社の取材用特装車なの
ですが取材用とはいえ女の子故か可愛らしいキャンピングカースタイルとなっています。
モデルはハート型の窓こそシール処理ですが派手なカラーリングはほぼ塗装処理と
なっており、造形的には女玩というより完全にミニカーとしての態を採っています。
本来であればスライドドア近辺に窓とは別のサンディベルの顔が描かれたハート型シールが
貼られているのですが中古車故か欠品。でもここは無い方が見た感じが良いかもです。
TOP & BOTTOM VIEW
プラ製の装飾パーツのみならず合金製のボディにも割と細かなディティールが。
底部にもそれなりのモールドが施されプラ製のタイヤは転がし走行が可能です。
フロントウィンドにはワイパー、車内にはハンドルやシートも再現されています。
FRONT & REAR VIEW
装飾パーツによって左右非対称となっている本車。
ヘッドライトも別パーツでメッキ処理とする等、モデルはかなり丁寧に造型されています。
フロントのスペアタイヤケース?にあるサンディベルの顔は玩具的アレンジで、
パッケージにあるアニメイラストを見ると本来は花の絵が描かれている様です。
因みにそのイラストから伺える劇中での本車と本モデルとの他の相違点としては
側面のハート型窓がバブル状、サイドドアとの間にもう一つ四角い窓…等がありました。
ACTION
画像の様にボディ左側面が開閉可能。
造型されたソファやテーブル以外にもシールを使用して楽しく内装が再現されています。
本来はサンディベルとオリバー(犬)の人形が付属するのですが無常にも欠品でした(涙)
取材取材でヨーロッパを巡るよ!
「ハロー!サンディベル」はポピー的に相当力を入れた作品だったらしいのですが
メインの客層は同時期にスポンサードした「ドクタースランプ」に流れたみたいです。
当初の力の入れ様とポピニカを下敷きにした高い技術力によって女玩の枠では納まらない
完成度を誇る本モデル。人形遊びに特化した大型プラトイ版も良いですが程好いサイズ、
程好い精密感、そして程好い定価の本モデルは隠れた逸品と言えそうです。