ロボダッチ

〜サブマリンJR他〜

 

メーカー:イマイ他

 

 

人間だったら友達だけど

ロボットだから‘ロボダッチ’!

その中から水中型をいくつかご紹介〜!

 

 

 

 

イマイ製 サブマリンJR

70年代、今井科学が4点パック300円のミニプラモとして発売したロボダッチは

80年代にサイズを若干ダウンさせて再スタート。

「ロボッ島」をフラッグアイテムにアクションフィギュア&プレイセットの

フォーマットで新たな魅力を開拓しました。

サブマリンJRはそんな80年代最中にリリースされた商品の一つです。

商品タイトルはイマイファンには懐かしいサブマリン707に因んだものでしょうか?

 

定価 500円

 

組立説明書

本体部品@(A)の全長は約13cm

見ての通りのシンプルキットで動力も無しとなっています。

後部のスクリューは手動で回転可能なのですが

よく見るとセイル両横にも小さなスクリューがナゼか‘前向きに’装備されています。

う〜ん、コレは…上下ひっくり返して見ると…

↑前世はコレのようですね(笑)

 

完成品写真

シンプルな外観をコミカルなデザインのシールで彩っています。

尾翼にある‘707’のシールに一寸ニンマリ?

 

キットには画像下にある12種のミニロボダッチの内どれか6種が付属するのだが

ミニロボダッチをサブマリンJRに乗せるといった遊び方は出来ないのが残念。

ロボダッチのプレイセットにはこういったパターンが多く、

脳内でアレコレと補正しながら遊ぶ事が求められます。

 

イマイ製 水中ロボ

全長約14cm

1975年頃、当初4点パックでスタートしたロボダッチでしたが

シリーズが進むと4点パックのものとはサイズの違うものも登場しました。

この水中ロボもその一つで、レギュラーサイズのロボダッチより

一回り大きいサイズとなっています。

 

画像は当時自分で作った完成品で、商品形態は同様に若干サイズの大きい

ロボダッチとの2点セットだったかと記憶しています。

 

四面図

全長約10.5cm

ロボットが水中スクーターに乗っているデザインで、そのスクーター部にも

目玉があったりして擬ロボ化されている。(否、ロボそのものか?)

潜水艇型のロボにしない、一見ムダに見えるこのデザインこそが

初期ロボダッチの大きな魅力の一つだと思います。

 

モデルは底部の車輪で転がし走行可能。

名称を変更したりして何度か再販されており、

プルバックゼンマイ仕様になったりもしていました。

 

トーホー製 プラトイ

70年代にはタカラから合金玩具等が発売されていましたが

80年代に入ると主に幼児向け玩具を発売しているトーホーが

プルバックカー(所謂チョロQ)等のロボダッチ玩具を展開をしていました。

残念ながら正式な商品名と定価は分かりませんでした。

 

四面図

全長約11.5cm

ゼンマイ動力により水上航行が可能。

艦首上甲板にはソフビ製タマゴローがカワユク敬礼をしています。

端っからスケール感は無視されていますが造型の良さと共に

ロボダッチの魅力を演出している様です。

 

上部から見るとやはり‘ムダに’あれこれ装備されていますね(笑)

最上部のレーダーがネジ巻きとなっています。

 

イマイ製 マリンロボ

全長約3.4cm 塩ビ製4点セットの1つ。

しばらく商品展開の無かったロボダッチでしたが1997年に入って

版権元がこれまでのベルヌから創意に変わり突然の復活を果たしました。

 

マリンロボはこの時新たにデザインされたロボダッチで

そのデザインラインは70年代のソレとは大きく違っています。

商品は懐かしの4点パックを想起させるもので全3パック12種類を発売。

それぞれのキャラに電気・火・水・風それにジャンケンの属性を与えて

友達同士でバトル遊びが出来る様に設定されています。

 

新キャラも増えデザインも一新された‘新ロボダッチ’の商品展開でしたが

内容は80年代にイマイが発売したミニロボダッチを塗装済プラモとして復刻

したもので、発売したのはバンダイ系メーカーのユタカからでした。

本家であるイマイはここで紹介する塩ビ製玩具を数種類発売したのみだった様です。

やがて倒産する運命のイマイには嘗て自らが生み出した名オリジナルキャラクター

「ロボダッチ」を再浮上させる力はもう無かったのかもしれません…。

 

尚、現在のロボダッチの版権はサンエスに移っており2006年には

塗装済みプラモ(嘗ての復刻)の2弾を発売しています。

2006年春のホビーショーにて撮影。

 

 

 

 

昭和50年代、アオシマの合体シリーズと共に

若年プラモファンに人気だったロボダッチ。

2006年にオリジナルの4点パックサイズが

塗装済みで復刻されたのは嘗てのファンに

とって嬉しい限りのニュースでした。

 

おまけ:トーホー製プラトイの戦艦バージョン

 

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