ポリマーグランパス

 

 

 

 

登場作品;破裏拳ポリマー

速度;50ノット(水中)

5000mまで潜行可能

 

 

 

 

 

 

 

前作キャシャーンがスタイリッシュな作品ならば、

破裏拳ポリマーは気持ち良いくらいダイナミックな作品となりました。

明るくコミカルなキャラに、ブルースリー張りの派手なアクションで

キャシャーンとは全く違った魅力を生み出しました。

 

そのデザイン

 

*  転身!

 主人公、鎧武士は「ポリメット」と呼ばれるヘルメットにより破裏拳ポリマーに【転身】し、

更にそこから5つのメカに転身します。

ポリマーグランパスはその中のひとつで、破裏拳ポリマーの水中形態といった感じです。

タイトルの「ポリマー」とは、作中では【重化合物ポリマー】という鋼鉄よりも硬い物質の事で

武士の声でポリメット内の【転身ジェネレーター】が作動。全身を鎧の様にポリマーが覆う…という設定に

なっていて、特撮作品でいう処のメタルヒーローみたいなものですか。

ポリマーのスゴイ所は、その鎧がそこから更に各メカへ【転身】する事です。

 

*  もっともユニークなグランパス

何処かキャシャーンの路線を踏襲した様なシャープな印象を受ける転身メカですが、その中でも

このポリマーグランパスは最も「ポリマーらしい」と言えます。

その船首(と、いうか頭部?)のデザインはポリメットの延長そのものであり、その色合いと相まって

いかにもポリマーが転身しました…といった印象です。

特徴としては船体(と、いうか胴体?)の一部がスクリューになっている事で、ハセルトン案がアイデアの

元でしょうか。『サブマリン707』に登場する小型艇「ジュニア」に似た例はありますが何にせよ潜水艦

としては大変ユニークな機構を持っています。

 

*  中村光毅氏によると

ポリマーメカは割とチグハグな感じが残った…だそうです。(笑)

それでも充分に魅力のある、優れたデザインである事は言うまでもありません。

因みに氏が「あえて苦労した」デザインはポリマーローラー、

「一番印象に残った」のはポリマードリルとの事…で、グランパスは?

 

…で、玩具

 

 

 タカトク製 合金玩具Zキャラクター

 タカトクはこの時期、ウルトラマンレオとの2本立てで合金

 玩具界へ参戦。「Zキャラクター」ブランドを立ち上げる。

 レオにはマックシャーク(サメ)、ポリマーにはグランパス

 (シャチ)という潜水艦の競演状態だったのは興味深い。

 

左舷 全長約12.5cm

 設定よりボディが直線的で船首はウッドペッカーみたい。

残念ながら箱が無い(泣)

 

 

上面

 後部にある黄色いドラム部分がスクリューになっていて手動で

回転させる事が出来る。6枚あるフィンは本来螺旋状に付いて

いるのだが、玩具では成型出来なかったか?

 赤、黄、銀に青…と明るいカラーリングが如何にもアニメメカ

らしい。

 

 

 

 正面 

ポリメットから転身した事がよく解る船首。

 下部にはミサイル発射装置があり、右舷側に飛び出しているの

が発射スイッチでこれを外側に引っ張る事で発射される。

窓(眼?)がクリアーブルーで成型されている処がポイント。

 

 

 

 

 

 

 後部

 有機的な正面に対し、割りと無機的な後部で飛行機や宇宙船の

様でもある。見る角度によって印象が変わるのが面白い。

 

 

 

 

 

 破裏拳ポリマー、ここに参上!

 放映当時、中嶋製作所から発売されていたミニソフビ。

 小さいのにポリメットは着脱可能!

 ミニソフビはタカトクからも発売されていた。

 

 

 

 

 

 

♪転身〜転身〜!

 

♪ポリマーグランパス〜♪

悪を討つ!♪

 

現在判っている範囲では、ここで紹介した

タカトクの合金がポリマーグランパス唯一の

商品で、プラトイやプラモといったものは

発売されませんでした。

永大が展開するミニ合金シリーズ

「グリップキャラクター」に至っては他の4種

は商品化しているのにグランパスだけ除け物…

と、言う訳で貴重な?一品です。

 

 

 

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