登場作品:ポケットモンスター
1997年4月1日よりスタートしたTVアニメ「ポケットモンスター」はたちまち大人気となり、
2006年現在も「アドバンスド・ジェネレーション」として放映中。
取り分けムサシ・コジロウ・ニャースの愉快な悪役‘ロケット団’は主人公を喰う人気ぶりで
アニメ作品としてのポケモンを強力に支えています。
1996年2月27日
TVアニメ「ポケットモンスター」が始まる1年程前のこの日に発売されたゲームボーイソフト、
「ポケットモンスター 赤&緑」。所謂ポケモンブームの全てはここから始まりました。
マリオで手馴れた任天堂の見事な宣伝と口コミによって対象年齢である小学生の間にアッという間に
広がったポケモンブーム。初めからメディアミックス展開を織り込んでいたであろうポケモンは翌年
満を持してTVアニメシリーズを放映開始。子供が触れるあらゆるメディアや物にポケモンが溢れる
状況が誕生しました。この実に綿密に練られた一大戦略商品は誰が最初に思いついたんでしょうか?
こういった‘バカ当り’なケースは滅多に無い稀な事ですが誕生後約10年、高いレベルで商品価値
を維持し続ける戦略を描き(デザインし)、実践してきた企業の力には感服します。
メカコイキング
アニメ版のポケモンはポケモンマスターを目指すサトシを主人公にゲームとは少し違った方向性で展開
した結果、ゲームを手にする前の年齢層やゲームには興味の無い層をも取り込む事に成功します。
それに大きく貢献したであろうものの中に主人公の持つポケモン(ことにピカチュウ)を付け狙う
‘ロケット団’の存在が挙げられます。ロケット団の下っ端構成員ムサシ&コジロウに人語をしゃべる
ポケモン、ニャースのトリオが織り成す「際立ったキャラ達が創り出す世界」は作品に深みを持たせ、
ピカチュウ人気とは別の次元でポケモン人気を支えていたと言えるでしょう。
ここで紹介するメカコイキングはロケット団の連中が使用したポケモン型潜水艦で、当初用意されてい
た151種のポケモンの1つ‘コイキング’がデザインの元になっています。
下っ端構成員の悲しさか与えられる予算は少なく、補助動力に(か?)足漕ぎを採用。
必死に漕ぐ彼らの姿を見ると応援せずにはいられません(笑)
何だかんだと聞かれたら!
答えてあげるが世の情け!
トミー製 ポケモンブロック
河田のダイヤブロックを利用した玩具だが発売はトミーから。
専用ブロックを使用する事によりメカコイキングになる訳ですが
モチロン自由に組み替えて遊べます。(画像のくみかえ例参照)
敵であるロケット団が独立した商品として発売されたのは
キャラクターを確立させる事に成功したアニメ版ポケモンの功績だ!
定価 ¥1200
世界の破壊を防ぐ為!
世界の平和を守る為!
左舷および上部
全長約14cm
ブロック玩具なのでアニメ版と同じスタイル…という訳にはいきませんが、
専用に作られたブロックがメカコイキングらしさを上手に醸し出しています。
底部には車輪があり転がし走行が可能、胸ビレも可動します。
愛と真実の悪を貫く!
ラブリー・チャーミーな敵役!
前部および後部
口の中にあるピンクの舌がチャームポイント!
ムサシ!(右) コジロウ!(左)
銀河を駆けるロケット団の2人には!
ホワイトホール、白い明日が待ってるぜ!
付属のピンナップ
約16.5cm×22.5cm
こういったオマケは嬉しいですね。
ニャ〜ンて ニャ!
更に付属するニャースのフィギュア。人語を話す事でキャラ立ちまくり(笑)
1番好きなポケモンです。
上にあるムサシ&コジロウのフィギュアはユージン製のカプセル玩具。
ユージンは‘SR’というブランドを立上げバンダイのHGに対抗、
勇者王ガオガイガーがその第1弾商品でしたが、それが発売されるほんの少し前に
このポケモンのガチャガチャを発売していた。
ムサシ&コジロウ、初の立体化だったと思います。
特別出演、‘波乗りピカチュウ’
人気食玩「ポケモンキッズ」の1つです。
ポケモンの登場以降、第2・第3のポケモンを
生み出そうという試みがありましたが、
偶にスマッシュヒットはあってもホームラン級の
当りはそうそう出るものではありません。
もうしばらくの間、
各企業はポケモンの世話になりそうな感じです。
♪オイラ独りで‘哲学’するのニャ〜♪