97式改 パイソン
(パトレイバー)

MPL-97S PYTHON (PATLABOR)

登場作品:機動警察 パトレイバー(TV/1989

 

全高:7.80m/全幅:4.60m/本体重量:7.25t(フル装備時:7.85t)/乗員:1名

(劇中設定より)

 

 

 

 

バンダイ製 1/60スケール クロスギア2

 

劇中で第1小隊が使用した旧型パトレイバー・パイソンがクロスギアにラインナップ。

イングラムで使用した金属フレームを流用する形でのお手軽な商品化でしたが、当時

プラモ化されなかったパイソンが玩具として発売されたのは一寸したサプライズでした。

 

対象年齢7歳以上、イングラム同様フレーム以外は殆どプラモな内容ですがシンプルな

構成の為かイングラムより定価が500円安いというのが+αな魅力だったりします。

 

1990年発売/定価:2000

 

 

 

 

ダイキャスト製メカフレーム

 

クロスギア第1弾のイングラムと共通の金属製フレームは画像の通り各関節が可動。

イングラムの展示室でも触れましたが外装を装着すると可動範囲が著しく制限されるのが

何とも残念。 このまま手首と足首を付けてフレーム状態で遊ぶってのもアリかな?

 

 

画像の様にフレームへパーツを装着、画像の工程後に頭部を付ければ完成。

イングラム同様にほぼ色分けされているのが有難いところです。

因みにイングラムの脱着式パーツは84

 

 

 

 

FRONT,SIDE & REAR VIEW

全高:約12.6cm

 

機動隊っぽい質実剛健さで旧型という役処を演出、そのシンプルなデザインが新型である

イングラムとの対比を強調します。 モデルの基本造型はイングラム同様、玩具としては

過不足の無いものとなっていますが成型色の強めな青に少々違和感も…玩具的配慮かな?

 

因みに付属のシールで1号機と2号機の両方を再現可能、モデルは特車2課 第1小隊・

五味丘巡査部長の駆る1号機としました。 本当は尻にもナンバープレートのシールを

貼るんですが設計ミスなのか貼るスペースが小さ過ぎたので悩んだ末、貼らず仕舞いに。

 

 

 

 

ところで…

 

胸部と腰部の前面にあるライトのシールは(K)が大、(J)が小で説明図を見ると胸がK

腰がJなんですが該当箇所のパーツを見るとKJが逆なんでないかと…実際パッケージの

写真も胸にJ、腰にKを貼っている様ですが気付かず説明図通りに貼ってしまいました。

 

 

 

 

頭部

 

その無表情フェイスは如何にも仕事に没頭する公務員というイメージが。

イングラムと違いバイザー部にはパクリアパーツが使用されており雰囲気よし!

 

首の左右旋回範囲は画像左から2番目な感じで、フェイスプレートは上げ下げが可能。

イングラム同様に旭日賞にはメッキ、パトランプにはクリアパーツが使用されています。

(バイザー、旭日賞、パトランプは予備を含め2個ずつ付属)

 

 

 

 

腕部

 

腕部の左右への開きと肘の曲げ角は画像にある感じで、1軸で回転可能な手首は

イングラムだとポリ素材だったのがパイソンではプラ製となっています。

 

 

 

 

腰・脚部

 

外装デザインの関係で腰の捻り角、足首の左右捻り角、脚部の開脚度はイングラムより

高めで太腿の曲げ角は同等なんですが、膝の曲げ角に関してはイングラム以下に…と

言っても其々微々たる差なんですけどね。 尚、イングラムと同じく足裏モールド有。

 

 

 

 

ACTION

 

本モデルにはイングラムとは異なるオートマチック式ハンドガンとシールドが付属。

シールド裏にある取っ手は縦横2ヶ所に設置していますが、プラ製手首との相性が悪く

非常に持たせ難いというのが大きなストレスポイントです。 (小さ過ぎる銃も同様)

 

 

イングラムもそうですが関節可動に関してはある程度仕方ないにしても

付属品に関しては銃器のサイズや手首のグリップ等、もう少し配慮が欲しかったですね。

 

あとスタンスティックが付属しないのも残念ポイントかな。 そんな訳でイングラム付属

のスタンスティックを用いてみましたが(画像下・中右)やっぱマトモに持てない…

 

 

 

 

 

栄光の97式改

 

たった1年で旧式扱いにされつつも第1小隊のエリートぶりも手伝って

2000年(劇中年)に AV-0 ピースメーカーが配備されるまで運用が続いたパイソン。

 

クロスギア版パイソンでその勇姿に思いを馳せるのもオツな感じですが、それならば

やはり隣に2号機も欲しいところ…って、イングラムと合わせて4つも必要か(汗)

 

ホビー事業部ではプラモ化されなかったパイソンですが食玩「スーパーパトレイバー」で

ミニプラモ化されていました。 あとガチャのミニプラモもあった様な…(うろ覚え)

 

 

 

 

夢の融合! 篠原重工×マナベ重工

 

各部のジョイントが共通という事で画像の様に各部を付け替える事も可能。

ボディを中心に頭・腕・脚のみならず部位によってはパーツ単位で換装する事も出来ない

訳ではないんですが、それで劇的な効果が得られるかというと…まぁお遊び程度に。

 

関節の緩み等もチョイと気になるクロスギアですが、当時はHCMが展開終了していた

事もあってパイソン以降のラインナップを大いに期待していたんですよね…フレームの

都合やら諸々事情もあったでしょうが零式やヘルダイバー等も欲しかったなぁ〜。

 

 

 

 

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