BRABHAM BT45
アルプス商事製 プラトイ
‘スモーキングF-1'と銘打たれた大型電動走行モデルシリーズで、
この時期に活躍したF-1マシンが数種類ラインナップされています。
画像は英語表記がメインとなった海外版とも言うべきパッケージ仕様で、
デザインが多少異なった日本語版パッケージも存在します。
パッケージには態々ブリジストンのシールが貼られているのですが…何故?
1976年発売?/定価:?円
SIDE VIEW
全長:約31.3cm
マルティニのロゴも眩しいBT45は1976年の第1戦ブラジルGPより参戦。
ゴードン・マーレイによる独創的なデザインが個人的に大変好みだったんですが
マシンの出来は思わしくなかった様で成績の方は今ひとつで終わっちゃいました。
モデルはブリジストンのタイヤを履いていますが実車はグッドイヤーとなっています。
TOP & BOTTOM VIEW
子供向け玩具ではありますが割りと丁寧な造型である事が解る上部。
カウルで覆われたエンジンはアルファロメオ製の12気筒。
カーナンバー8という事でコクピットに居るのはホセ・カルロス・パーチェかな?
フラットな底部中央には電池ボックスカバーがあり、単2電池×2本をセットします。
FRONT & REAR VIEW
興味深いのはフロントウィングのマーキング部にブリキ板が使用されている点。
ブリキならではの綺麗なプリントが嬉しいのですが…何故ここだけ?
リアの造型は少々アッサリしていますがギミックの都合もあるので致し方なしか。
展示のモデルは中古車なのでミラーが欠品していました(泣)
後輪前にある特徴的な左右のインダクションポッドを見るに第8戦フランスGP仕様かな?
タイヤはプラ成型なのが残念。造型の雰囲気は良いんですけどね。
タイヤ表面に入る小さなスリットが凸モールドというお茶目っぷりも。
レース毎に仕様が変わるのがF-1マシンの常で本車も1978年までにBT45B〜BT45Cと
進化していくのですが、やはり本モデルの基となったこの仕様が1番好きだなァ。
ACTION
画像のスイッチを入れると走行開始。 約30秒間隔で走行・停止を繰り返します。
停止中には後部から白煙が上がるという凄いギミックを搭載! 画像下・右がその様子
なんですが判り難いですね…パラフィン使用なのかな? 昔の玩具にはちょくちょく
見受けられるギミックで‘スモーキングF-1'の所以となっています。
ステアリング可動
前輪は左右2段階にステア可能。 走りの幅が広がります。
お仲間の1つ
この時期のF-1界のスーパースター・タイレルP34も当然の様にラインナップ。
他にもマクラーレンM23を確認していますがフェラーリは無かった様な…
カッコイイは正義だ!
BT45は他にもニッコーからラジコンが出ていたと思うのですが当時のF-1玩具を
見回してみると余り商品に恵まれていなかった様に記憶しています。
この後に登場するBT46はトミカにもなっていたんですけどね。
個人的にはお尻に扇風機を付けた空前絶後の一発屋マシン・BT46Bと並んでブラバムを
代表するマシンだと思うBT45…出来れば永大のグリップテクニカで欲しかったです。