ノーチラス号
(1997)

 

 

 

 

 

 

登場作品:海底20000マイル

 

 

 

 

 

 

1997年、J・ベルヌの人気小説「海底2万哩」が再映像化されました。

今回の為に新しくデザインされたノーチラス号で繰り広げられる冒険は

ディズニー版とは違った少しライトな感覚を楽しませてくれます。

 

 

 

そのデザイン

 

*  海底20000マイル

1954年公開のディズニー版と区別する為でしょうかレンタルビデオ店等で見かける本作のソフトには

20000マイル’と表記されています。

原作は同じなのですが今回のリメイク版ではリチャード・クレンナ演じるネモ船長がアロナクス教授の

娘‘ソフィー’に恋をして、モリ打ち‘ネッド’と三角関係のドラマを展開する…という一寸変わった

味付けがなされています。

そのせいもあってかネモ船長がただの異常者の様に描かれてしまっているのが微妙なトコロ。

CGを使った綺麗な映像はサスガ90年代なのですが恋に破れたネモ船長が教授、ソフィー、ネッドの

3人に救命筏を与えて去っていくラストなど、な〜んか中途半端な感じが否めない作品でした。

因みに原題は20000‘リーグ’で、マイルだと大体70000マイル(112000km)になります。

 

*  またまたノーチラス号

…の登場です。

今回のノーチラス号はディズニー版とは違いノッペリとしたクジラ型で、ディズニー版以上に19世紀

という舞台には似つかわしくありませが、下手にディズニー版に近づけるより良かったと思います。

劇中ではやはり大半が艦内でのドラマなので、今回のノーチラス号も艦内の様子が色々な角度で描かれ

ています。作劇の関係からなのか、やたらと広い部屋が幾つかあって美術品等が飾られているのですが

反面、発令所や機関部等はあまり描かれる事はなく潜水艦好きとしてはここでも消化不良感を感じます。

外側の大半はCGなのですが、それでも浮上シーン用に原寸大セットが造られたのは評価に値するでし

ょう(笑)

 

 

 

…で、玩具

 

レベル=モノグラム製 プラモデル

接着剤不要のキットですが、塗料と筆が付属するのが特徴。

※付属しないものもあったそうです。

 

元々真っ黒なのでスクリューだけ塗れば格好はつくかな?

スケールは1/100です。

 

 

パッケージ側面

パッケージは完成品写真を使用して判り易く商品をアピールしています。

画像上でも判る様に左舷中央上部はクリアパーツとなっていて

完成後に再現された内部の部屋を楽しむ事が出来ます。

 

岩山を模したディスプレイ台が付属するのですが、

昔から海外のキットには洒落た台座が付属する事が多かったと思います。

こういった配慮は日本のキットにももっと欲しい処ですね。

 

 

正面&左舷内部

正面から見るとちょっとユーモラス(笑)

画像右は本商品最大のセールスポイントである内部再現なのですが

/100と銘打った割には正直かなりアバウトで、

浮上シーン等を見ると1/100かな?と思うのですが艦内のシーンを見ると

本キットは1/200くらいが適当かと思われます。

 

 

アクセサリーも

画像左は箱裏で、切り取ると飾る時の背景として使います。

低年齢層にも考慮したスナップキットなので画像右の様に本棚やカーペットは

シールを使って簡単に再現する事が可能となっています。

(アクアノーツのシールが面白いですね)

 

 

初めはイマイチ心に引っ掛からないデザイン

だなァと思っていましたが、ジックリ見ていると

割と愛嬌があるヤツに思えてきました(笑)

いつでも続編作れますよ〜という終り方でしたが

再浮上する日は来るのでしょうか…?

 

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